今日は何の日(8月11日は何の日)
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8月11日は何の日?8月11日の主な記念日をご紹介!
8月11日は、自然への感謝と、人を励ます声、身近な食べ物の歴史が重なる日です。
国民の祝日である「山の日」が広く知られる一方、ベルリンオリンピックの名実況に由来する「ガンバレの日」もあります。さらに、明治の人気菓子を祝う「きのこの山の日」、日本の栽培史を伝える「マッシュルームの日」、家庭の飲み物を変えた「インスタント・コーヒーの日」も並びます。
音楽、パン、めん、落語、短歌にまつわる日まで含めると、8月11日の表情は実に豊かです。祝日として休むだけでなく、山の緑に目を向けたり、家族へ応援の言葉を届けたり、1杯のコーヒーで昭和の暮らしを想像したりできます。
13の記念日を知ると、夏の1日が少し立体的に見えてきます。
同じ8月11日でも、国が定めた祝日、企業や団体が育てる記念日、人物の命日をしのぶ文学忌では成り立ちが異なります。由来の違いまで確かめると、名称だけを眺めるよりも、その日を作った人の願いや時代の空気が伝わります。
山の日
8月11日を代表する記念日は、国民の祝日「山の日」です。
祝日法では、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日と定められています。2014年の法改正によって設けられ、2016年から施行されました。年間16ある国民の祝日の中では、最も新しく加わった祝日です。
日本では、山が暮らしのすぐそばにあります。山林は雨水を蓄え、川へと送り、田畑や水道を支えます。木材、山菜、きのこ、景観、観光など、山から受け取る恵みも1つではありません。登山をしない人にとっても、山は食卓や住まい、水の流れを通して日常につながっています。
8月11日という時期には、夏休みやお盆前後に、大人も子どもも山へ親しみやすいという考えがあります。祝日法が示す中心の趣旨は、山を身近に感じ、その恩恵へ感謝することです。
過ごし方は、本格的な登山に限りません。近くの里山を散歩する、森林公園で木陰を楽しむ、山から流れる水について調べるといった方法もあります。気温が高い8月は、熱中症や急な天候変化への備えが欠かせません。標高、コース、装備、帰宅予定を家族と共有すると安心です。
遠出が難しい場合は、国土地理院の地図で故郷の山を探すのも面白い時間になります。食卓に山菜やきのこ料理を1品加えるだけでも、山の恵みを身近に感じられます。
山の日は、自然の大きさを見上げると同時に、毎日の水や食べ物がどこから届くのかを考えるきっかけです。
ガンバレの日
8月11日の「ガンバレの日」は、1つの応援が国中の記憶になった出来事に由来します。
1936年8月11日、ベルリンオリンピックの競泳女子200メートル平泳ぎ決勝で、前畑秀子選手が金メダルを獲得しました。日本人女性として初めてのオリンピック金メダルです。ラジオ中継を担当したNHKの河西三省アナウンサーは、接戦の終盤で「前畑がんばれ」を繰り返しました。
当時はテレビ中継のない時代です。日本の人々は、ベルリンから届く音声を頼りにレースを思い描きました。プールの水しぶきも、選手の表情も見えません。それでも、切迫した実況と応援の声が、遠く離れた日本の家庭を競技会場のような緊張感で包みました。
前畑選手は、1932年のロサンゼルスオリンピックで銀メダルを獲得しています。金メダルとの差は0.1秒でした。その悔しさを抱え、1日2万メートルを目標に練習を重ね、4年後のベルリンで頂点に立ちます。この歩みを知ると、「ガンバレ」という言葉が軽い掛け声ではなくなります。
応援は、結果を保証する言葉ではありません。それでも、挑戦する人が孤独ではないと伝えられます。受験、試合、仕事、治療、新しい生活など、誰かが踏ん張っている場面は日常にあります。8月11日は、相手を追い立てるのではなく、気持ちに寄り添う応援を考える日に向いています。
「無理をしないで」「ここまで続けたことを知っているよ」「困ったら手伝うよ」。こうした言葉も立派なガンバレです。声の大きさより、相手が受け取りやすい形を選ぶことが、あたたかな支えにつながります。
前畑秀子選手の泳ぎと河西三省アナウンサーの実況は、スポーツ史と放送史の両方に残りました。8月11日は、努力する人へ届ける言葉の力を思い出す日です。
きのこの山の日
8月11日は、株式会社明治のチョコレート菓子「きのこの山の日」でもあります。
「きのこの山」は1975年に発売されました。チョコレートの傘と、サクサクしたクラッカーの軸を組み合わせた形で親しまれています。商品名に「山」が入っていることから、国民の祝日「山の日」と同じ8月11日が記念日になりました。明治は2016年に制定し、日本記念日協会の認定を受けています。
誕生のきっかけは、明治の小粒チョコ「アポロ」の製造設備を生かす試みでした。アイデアが出たのは発売の約5年前にあたる1970年。板チョコやチョコバーが中心だった時代に、立体的なきのこ形のお菓子は珍しい存在でした。試作から商品化まで約5年を要した点にも、当時の挑戦が表れています。
きのこの山の魅力は、見た目だけではありません。チョコレートとクラッカーを分けて味わう人もいれば、一口で食感の違いを楽しむ人もいます。1979年発売の「たけのこの里」と好みを語り合う文化も生まれました。お菓子1箱が家族や友人の会話を始める道具になっているのです。
記念日の過ごし方としては、冷やした「きのこの山」を夏のおやつにする方法があります。パッケージを見ながら、どの部分から食べるかを家族で話すのも小さなイベントです。山の日に合わせ、緑色のクロスや木の器に盛れば、森を思わせるおやつ時間になります。
食品を扱うため、保存温度やアレルギー表示は手元のパッケージで確認しましょう。暑い8月はチョコレートがやわらかくなりやすいため、直射日光を避けることも必要です。
8月11日の「山」は、雄大な自然だけを指しません。長く愛される菓子の名前にも息づき、世代を越えた思い出をつないでいます。
マッシュルームの日
8月11日の「マッシュルームの日」は、日本のきのこ栽培を切り開いた人物の誕生日にちなむ記念日です。
日付の由来となった森本彦三郎は、1886年8月11日生まれです。日本でマッシュルームの栽培に成功し、「キノコ栽培の父」と呼ばれています。その功績を伝え、マッシュルームのおいしさや栄養、料理の幅を知ってもらうため、株式会社ワキュウトレーディングが制定しました。
マッシュルームの和名は「ツクリタケ」です。日本では缶詰から広く知られるようになりましたが、生のマッシュルームには独特の香りと歯ごたえがあります。ホワイト種はやさしい風味、ブラウン種は香りが濃い傾向があり、同じ料理でも仕上がりの印象が変わります。
身近な料理では、カレー、シチュー、グラタン、ピザ、パスタなどに使えます。薄切りにしてバターで炒めると、香りとうまみが立ち上がります。丸ごと焼けば、かさの内側に汁がたまり、素材の味を感じやすくなります。8月の食卓なら、冷たいサラダやマリネに加える方法もあります。
選ぶ際は、かさが締まり、表面に張りがあるものが目安です。ホワイト種は変色や傷を確認し、ブラウン種は肉質の締まりを見ます。購入後は乾燥を防ぎ、商品表示に従って保存します。生食に向くかどうかは商品ごとに異なるため、加熱用の表示がある場合は必ず火を通します。
森本彦三郎の挑戦がなければ、日本の食卓でマッシュルームが身近になる時期は違っていたかもしれません。1人の研究と工夫が、100年を越えて家庭料理につながっていると考えると、いつもの1個にも歴史が感じられます。
山の日ときのこの山の日が並ぶ8月11日に、本物のきのこであるマッシュルームの日も重なるのは印象的です。自然、商品、農業の3つの「きのこ」を一度に楽しめます。
インスタント・コーヒーの日
8月11日の「インスタント・コーヒーの日」は、家庭のコーヒー時間を身近にした国産製品の歩みを振り返る日です。
記念日の由来として広く紹介されているのが、1960年8月11日に森永製菓が国産初のインスタントコーヒーを発売した出来事です。森永製菓の社史でも、1960年に国産第1号を発売し、大きなブームになったことが確認できます。当時の宣伝では「タッタ…5秒でホンモノの味」という言葉が使われました。
昭和30年代の日本では、食生活の洋風化とともに「インスタント」という言葉が広がりました。森永製菓は1959年の創業60周年を前に製造設備の導入を進め、食品研究所で積み重ねた粉末化技術を商品に生かします。お湯を注ぐだけという手軽さは、忙しい家庭や職場に新しい休憩の形を届けました。
インスタントコーヒーの歴史をさらにさかのぼると、日本人科学者の加藤サトリ博士が登場します。1901年、アメリカのパンアメリカン博覧会で「ソリュブル・コーヒー」を発表しました。「溶けるコーヒー」という発想には、日本人の研究者も早い段階から関わっていたのです。
現在は、スプレードライやフリーズドライなどの製法があり、粒の形や香り、溶け方にも違いがあります。ホットだけでなく、少量のお湯で溶かして氷と水を加えればアイスコーヒーにもなります。牛乳に加える、バニラアイスへ少量振りかける、カレーの隠し味に使うなど、飲み物以外の楽しみ方も可能です。
ただし、カフェインへの感じ方には個人差があります。妊娠中、授乳中、服薬中、就寝前などは摂取量や時間帯に配慮が必要です。瓶や袋は湿気を避け、乾いたスプーンを使うと風味を保ちやすくなります。
5秒という手軽さの裏には、長年の研究、設備投資、商品開発がありました。8月11日に1杯を味わうと、普段は見えにくい食品技術の積み重ねまで想像できます。
8月11日その他の記念日
あびばのんのんの日 | スティールパンの日 | ロールちゃんの日 | めんの日 | ダブルソフトの日 | おかあちゃん同盟の日 | 圓朝忌 | 千樫忌
8月11日は何の日 まとめ
8月11日は、「山の日」を中心に、応援、菓子、農業、飲み物、音楽、文学までが集まる日です。
山の恩恵へ感謝する視点は、水や食べ物の源を見つめ直すきっかけになります。「ガンバレの日」は、1936年の前畑秀子選手と河西三省アナウンサーの実況を通して、応援する言葉の力を伝えます。きのこの山、マッシュルーム、インスタントコーヒーには、商品開発や栽培、食品技術を切り開いた人々の工夫が刻まれています。
過ごし方に正解はありません。近所の緑を眺める、挑戦中の人へ短いメッセージを送る、きのこ料理を作る、コーヒーを丁寧に味わう。その中から1つ選ぶだけで、8月11日は記憶に残る1日になります。
カレンダーの記念日は、過去の出来事と現在の暮らしを結ぶ小さな入口です。13の名前から心に残ったものを選び、家族や友人との会話に加えてみてください。


