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禁煙の日(毎月22日 記念日)|「スワンスワン」の由来と意味・誰が決めた日なのか

毎月22日の禁煙の日は「スワンスワン=吸わん吸わん」が由来。禁煙推進学術ネットワークが制定した意味や受動喫煙防止との関係を解説。
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禁煙の日はどんな日?

✅ 毎月22日は吸わん吸わんの語呂合わせ
✅ 22は寄り添う2羽の白鳥を表現
✅ 禁煙推進学術ネットワークが制定

「禁煙の日」は、毎月22日に設けられている記念日です。制定したのは、一般社団法人・禁煙推進学術ネットワーク。2010年2月22日から始まり、日本記念日協会にも登録されました。

毎月22日という日付には、思わず覚えたくなる工夫があります。数字の「2」を白鳥の姿に見立て、「スワン=吸わん」と表現。「22」で「スワンスワン=吸わん吸わん」としたのが由来です。

しかも、シンボルになっている2羽の白鳥には意味があります。1羽は禁煙に取り組む喫煙者、もう1羽は支えるパートナーを表しています。禁煙を本人だけの問題にせず、周囲と一緒に取り組む姿を表したデザインです。

禁煙の日が目指しているのは、たばこの害を知らせることだけではありません。受動喫煙を減らし、禁煙治療への理解を広げることも目的です。毎月やってくる22日を、生活を見直すきっかけにしようという記念日なのです。

禁煙の日の由来|なぜ毎月22日なの?

禁煙の日が毎月22日なのは、「22」を2羽の白鳥に見立てたことが始まりです。英語の「swan」を日本語の「吸わん」に重ねました。そこから「スワンスワンで禁煙を」という印象的な言葉が生まれています。

数字の形を見ると、「2」は首を曲げた白鳥のようにも見えます。「22」なら白鳥が2羽並んでいる姿です。この発想を禁煙の「吸わん吸わん」につなげたため、毎月22日が選ばれました。

さらに、記念日のスタート日にも「2」が並びます。禁煙推進学術ネットワークが活動の節目としたのは、2010年2月22日です。和暦では平成22年2月22日となり、「2」が5つ並ぶ日でした。

この2010年2月22日を皮切りに、毎月22日を禁煙の日として啓発する取り組みが始まりました。日本記念日協会への登録も行われています。1年に1度ではなく、12か月にわたって禁煙を考える機会をつくった点が特徴です。

2羽の白鳥には、語呂合わせ以上のメッセージも込められています。公式サイトでは、白鳥を喫煙者と禁煙に協力するパートナーに見立てています。「ひとりで我慢する」という発想とは少し違う記念日です。

禁煙では、食後や休憩時間など、長年続いた習慣も変える必要があります。家族や職場の人が禁煙を理解していれば、その環境づくりを助けられます。2羽の白鳥には、そんな支え合いまで表現されているわけです。

5月31日の世界禁煙デーとは別の記念日

禁煙に関する日としては、5月31日の「世界禁煙デー」も知られています。禁煙の日公式サイトも、この世界禁煙デーに触れています。毎月22日は、それとは別に日本国内で設けられた記念日です。

禁煙推進学術ネットワークは、年1回だけではなく、もっと身近に禁煙を考える機会をつくろうとしました。そこで、毎月巡ってくる22日を活用しています。翌月にも再び機会が来るため、生活を振り返る目印にもなります。

「今月は本数を記録する」「次の22日までに禁煙外来を調べる」といった使い方も考えられます。記念日そのものが治療を行うわけではありません。22日を行動の区切りとして使えるところに、この日の意味があります。

禁煙の日にまつわる興味深い背景|たばこの煙と禁煙を知る

禁煙の日を理解するには、なぜ医療分野の学会が連携しているのかを見ると分かりやすくなります。たばこの影響が、肺だけにとどまらないからです。がんや循環器疾患など、複数の診療分野と関係しています。

たばこの煙には5,000種類以上の化学物質

厚生労働省の健康情報では、たばこの煙には5,000種類以上の化学物質が含まれるとされています。その中には、発がん性があると報告されている物質が約70種類あります。

2016年の厚生労働省報告では、紙巻たばこの主流煙に含まれる化学物質について、粒子成分が約4,300種類、ガス成分が約1,000種類と整理されています。合計すると約5,300種類です。

たばこと聞くと、肺がんだけを思い浮かべるかもしれません。しかし、喫煙との因果関係が認められているがんは肺だけではありません。口腔・咽頭、喉頭、食道、胃、肝臓、膵臓、膀胱なども挙げられています。

さらに、喫煙は心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患とも関係します。慢性閉塞性肺疾患のCOPDなど、呼吸器への影響も確認されています。だからこそ、禁煙推進には内科だけではない幅広い医学分野が関わっています。

禁煙の日は受動喫煙もテーマにしている

禁煙の日の目的には、喫煙者本人の健康だけでなく受動喫煙の防止も含まれます。受動喫煙とは、他人のたばこから出る煙などにさらされることです。改正健康増進法でも、この言葉が定義されています。

紙巻たばこでは、喫煙者が吸い込む煙を「主流煙」と呼びます。火のついた部分から出るのが「副流煙」です。さらに、喫煙者が吐き出す「呼出煙」も周囲の空気に混ざります。

受動喫煙については、肺がんとの因果関係が認められています。日本人を対象にした9件の疫学研究を統合した解析では、受動喫煙がある場合、肺がんリスクが約1.3倍になるとの報告があります。

日本では2018年に健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。2020年4月1日には全面施行され、多数の人が利用する施設では屋内が原則禁煙となっています。受動喫煙防止は、個人のマナーだけに任せる考え方から制度へと移りました。

禁煙の日が2010年に始まったことを考えると、この変化も興味深い部分です。記念日が掲げてきた「受動喫煙防止」というテーマは、その後の日本社会でも大きな課題になりました。

禁煙すると体には少しずつ変化が起こる

禁煙の意味は、将来の病気を避けることだけではありません。厚生労働省の健康情報では、禁煙後24時間で心臓発作のリスク低下が見られるとされています。禁煙直後から体の変化は始まります。

早い人では、禁煙から1か月ほどでせきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。1年ほど経過すると肺機能の改善も見られます。2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約3分の1低下するとされています。

肺がんのリスク低下が見られるのは、禁煙5年後以降です。さらに10~15年が経過すると、さまざまな病気のリスクが非喫煙者の水準へ近づくとされています。長期間吸っていた人にも、禁煙する意味はあります。

「長く吸ったから、今さらやめても同じ」と考える必要はありません。厚生労働省の情報でも、年齢にかかわらず禁煙による健康改善が期待できるとされています。毎月22日は、その最初のきっかけをつくる日にもなります。

禁煙は「意志の強さ」だけに頼らない方法もある

禁煙の日が扱うテーマには、ニコチン依存症や禁煙治療も含まれます。禁煙開始後の離脱症状は、一般に2~3日ごろがピークです。その後10日から2週間ほど続く場合があります。

日本では、ニコチンパッチやニコチンガムという選択肢があります。ニコチンガムと一部のニコチンパッチは薬局や薬店でも購入できます。医療機関では、条件を満たす場合に禁煙治療を受ける方法もあります。

飲み薬のバレニクリンも禁煙治療に使われる薬です。2021年6月から出荷停止が続いていましたが、製造元のファイザーは2025年10月に通常出荷を再開しました。2026年には禁煙外来を再開する医療機関も確認されています。

禁煙治療の内容や薬の使用可否は、体調や既往歴によって異なります。禁煙外来を利用する場合は、医師や薬剤師に相談する形が基本です。毎月22日を「相談する日」と決めるのも、現実的な使い方の1つです。

禁煙の日と関係の深い人物・組織|禁煙推進学術ネットワークとは

禁煙の日と最も深く結びついている組織が、一般社団法人・禁煙推進学術ネットワークです。学会の枠を超えて、喫煙や禁煙に関する情報交換や研究、啓発活動を行っています。

このネットワークの原点は、2003年から2005年にかけて進められた「禁煙ガイドライン」の作成です。日本循環器学会や日本呼吸器学会など、医科・歯科の9学会が協力しました。2005年12月にガイドラインが発表されています。

参加した9学会は、日本口腔衛生学会、日本口腔外科学会、日本公衆衛生学会、日本呼吸器学会などです。日本産科婦人科学会、日本循環器学会、日本小児科学会、日本心臓病学会、日本肺癌学会も加わりました。専門分野の幅広さからも、喫煙が全身に関係する問題だと分かります。

ガイドライン作成後も学会同士のつながりを残し、たばこ対策を進めることになりました。その結果、2006年1月に禁煙推進学術ネットワークが発足します。日本心臓財団の助成を受け、活動が継続されました。

その後、日本癌学会が2006年6月、日本歯周病学会が同年10月に参加しました。2008年8月には日本麻酔科学会も加わっています。分野を越えた連携は、その後さらに広がりました。

以前の資料では「19学会」と紹介されることもあります。しかし、禁煙推進学術ネットワークの公式サイトでは、2022年4月時点で32学会が参加していると記載されています。「19学会」は活動拡大の途中段階を示す情報と考えるのが適切です。

公式サイトの役員名簿では、2025年9月16日現在の代表理事は朔啓二郎氏です。朔氏は福岡大学名誉学長で、2024年の理事会で藤原久義氏の後任に選ばれました。藤原氏はネットワークの名誉理事長を務めています。

事務局についても、古い案内とは所在地が変わっています。公式サイトに掲載されている所在地は、東京都千代田区内神田1丁目18-13です。日本循環器学会の事務局内に置かれています。

禁煙推進学術ネットワークは、記念日を登録しただけの団体ではありません。禁煙治療の手順書や教材を作り、受動喫煙対策に関する声明や要望も発表してきました。2024年には「禁煙の日」オフィシャルブックレット第8版も公開されています。

禁煙の日の活動は、行政や学校、病院、企業にも広がっています。公式サイトでは2026年の活動として、足利市によるSNSでの啓発も紹介されています。広島県立広島産業会館では、2026年4月1日から敷地内全面禁煙とする取り組みも掲載されています。

毎月22日という覚えやすい日付だからこそ、施設や企業も継続的な啓発に利用しやすくなります。記念日が、医療の世界から職場や地域へ広がっている例といえます。

禁煙の日に関するよくある質問

Q. 禁煙の日はなぜ毎月22日なのですか?

毎月22日なのは、「22」を2羽の白鳥に見立てたためです。「白鳥=スワン」と「吸わん」を掛け合わせ、「スワンスワン=吸わん吸わん」という言葉が生まれました。

2羽の白鳥は、禁煙する人とそれを支えるパートナーも表しています。記念日のシンボルには、禁煙を周囲と一緒に進めるという考え方も込められています。

Q. 禁煙の日は誰が制定し、いつ始まったのですか?

禁煙の日を制定したのは、禁煙推進学術ネットワークです。2010年2月22日をスタートとして、毎月22日を禁煙の日としました。日本記念日協会にも登録されています。

禁煙推進学術ネットワーク自体は、2006年1月に発足しました。前身となった活動では、日本循環器学会や日本呼吸器学会など9学会が禁煙ガイドラインを共同で作成しています。

Q. 禁煙の日と5月31日の世界禁煙デーは同じですか?

同じ日ではありません。世界禁煙デーは毎年5月31日で、禁煙の日は日本で毎月22日に設けられています。禁煙の日公式サイトでも、2つは別の取り組みとして説明されています。

毎月22日にした理由は、年1回だけで終わらせず、身近な周期で禁煙を考えてもらうためです。1年では12回の機会が訪れます。禁煙を始める日だけでなく、継続を振り返る日としても使えます。

禁煙の日は毎月22日に健康と周囲の環境を見直すきっかけ

禁煙の日は、数字の「22」を2羽の白鳥に見立てた「スワンスワン=吸わん吸わん」から生まれました。2010年2月22日に始まり、禁煙推進学術ネットワークによって毎月続けられている記念日です。

背景には、喫煙による本人への健康影響だけでなく、受動喫煙を減らしたいという目的があります。たばこの煙には5,000種類以上の化学物質が含まれ、約70種類には発がん性が報告されています。禁煙は本人だけに関係する話ではありません。

2羽の白鳥が表しているのは、禁煙する人と支える人です。毎月22日に吸った本数を振り返る、家族と話す、禁煙外来を調べる。そんな小さな行動を始める日と考えると、「吸わん吸わん」という言葉も少し違って見えてきます。

毎月22日の禁煙の日は「スワンスワン=吸わん吸わん」が由来。禁煙推進学術ネットワークが制定した意味や受動喫煙防止との関係を解説。

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