キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)はどんな日?
✅ 現金ゼロの意味で0の日に制定
✅ 年35日ある支払いを見直す日
✅ 日本キャッシュレス化協会が制定
財布の中に小銭がない。レジ前でスマートフォンを探す。クレジットカードを差し出して数秒で支払いが終わる。そんな日常の支払い方を、あらためて見つめ直すきっかけが「キャッシュレスの日」です。
この記念日は、毎月10日・20日・30日の「0」が付く日を対象にしています。キャッシュレスを「現金ゼロ」と重ね、現金を使わない支払い方を広める意味が込められました。2月には30日がないため、1年で数えると合計35日あります。
2018年には、一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定した記念日として発表されました。支払いの速さ、財布を持たない身軽さ、ポイント還元、店舗側の会計作業の軽減など、暮らしと商売の両方に関わるテーマです。2018年当時、日本のキャッシュレス決済比率は20%程度にとどまるとされ、普及への意識を高める狙いがありました。
キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)の由来をわかりやすく紹介
キャッシュレスの日は、「現金を使わない」という意味を、数字の「0」に重ねて生まれた記念日です。
制定したのは、一般社団法人日本キャッシュレス化協会です。2018年9月11日の発表では、毎月0の付く日である10日・20日・30日を「キャッシュレスの日」とし、日本におけるキャッシュレス化をさらに促進する目的が示されました。
日付の決め方は、かなり直感的です。キャッシュレスは、現金を使わずに支払うこと。そこから「現金ゼロ」という言葉が導かれ、「0」が付く日が記念日に選ばれました。
毎月10日・20日・30日という設定には、1年に何度も思い出せる良さがあります。年1回の記念日では、話題になる時期が限られます。けれど、毎月3回あれば、スーパー、コンビニ、飲食店、ネット通販など、生活の支払い場面と結びつけやすくなります。
ただし、2月には30日がありません。そのため、1月から12月まで単純に36日とはならず、年間では35日です。この数字を知ると、キャッシュレスの日が「毎月の小さな見直し日」として作られたことが伝わります。
2018年当時の発表では、キャッシュレス化に積極的な店舗を「キャッシュレス化推進店」として選定・表彰する取り組みも掲げられていました。支払い方法を変えるだけではなく、店舗や事業者の姿勢を社会に知らせる狙いもあったのです。
背景には、日本の支払い文化があります。現金は、目で金額を確認できる安心感があります。小さな商店や地域の市場では、今でも現金払いが自然に使われています。
一方で、2018年頃からスマートフォン決済やQRコード決済が目立ち始めました。PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYなどの名前を店頭で見る機会も増え、レジ横の小さな表示が支払い方の変化を知らせる存在になりました。
キャッシュレスの日は、現金を否定するための日ではありません。10日・20日・30日という身近な区切りを使い、「支払い方を選ぶ時代」に目を向ける日です。
キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)から見る支払い方の変化
キャッシュレスの日を知ると、日本の支払い方が2018年から大きく変わってきたことが見えてきます。
キャッシュレス決済とは、お札や硬貨を直接使わずに支払う方法です。身近な例では、クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード決済などがあります。政府広報オンラインでも、キャッシュレス決済は現金を使用せずに支払う方法として説明されています。
たとえば、朝の駅ナカでSuicaやPASMOを使ってコーヒーを買う。昼休みにコンビニでPayPayを使う。夜にネット通販でクレジットカード決済を選ぶ。1日の中で3回以上、現金を使わずに買い物が終わる人も珍しくありません。
この変化は、便利さだけで広がったわけではありません。支払い履歴が残るため、家計簿アプリと連携しやすくなります。レシートを1枚ずつ入力しなくても、いつ・どこで・いくら使ったかを確認しやすい点は、家計管理の助けになります。
店舗側にも変化があります。現金を数える時間、釣り銭を準備する手間、閉店後のレジ締め作業は、店員にとって負担になりやすい作業です。キャッシュレス決済が増えると、こうした作業の一部を減らせます。
もちろん、注意したい面もあります。スマートフォンの充電が切れると支払えない場合があります。通信障害やシステム障害が起きれば、現金のほうが安心な場面も出てきます。だからこそ、現金とキャッシュレスを対立させるより、場面ごとに使い分ける感覚が現実的です。
2025年の日本のキャッシュレス決済比率は58.0%、金額では162.7兆円と公表されています。内訳は、クレジットカードが82.7%、デビットカードが3.4%、電子マネーが3.7%、コード決済が10.2%です。2018年頃の20%程度という状況から見ると、支払い方は7年ほどで大きく変わりました。
この数字は、キャッシュレスの日の意味をより身近にします。2018年には「広めたい支払い方」だったものが、2025年には日常の半分を超える支払い方になったからです。
毎月0の付く日は、スマートフォン決済を使う日と決める必要はありません。クレジットカードの明細を確認する日、使いすぎたサブスクを見直す日、財布の中の現金と電子マネー残高を整える日。そんな使い方も、キャッシュレスの日らしい過ごし方です。
キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)に関わる団体と社会の動き
キャッシュレスの日と深く関わる団体は、一般社団法人日本キャッシュレス化協会です。
2018年の発表では、所在地は東京都中央区銀座、代表理事は小禄邦彦氏、設立は2017年11月とされています。活動内容として、日本のキャッシュレス化を推進する企業や団体への支援が示されました。
同協会は、キャッシュレス化に取り組む店舗の表彰や、イベントを通じた普及を掲げていました。店頭で「この店はキャッシュレスに対応している」と分かれば、利用者は入りやすくなります。観光客にとっても、支払い手段が分かる安心感は大きな意味を持ちます。
もう1つ欠かせない存在が、経済産業省です。2018年4月に「キャッシュレス・ビジョン」が策定され、2025年までにキャッシュレス決済比率を4割程度へ引き上げる目標が掲げられました。2025年の公表値では58.0%となり、政府目標を上回る水準に達しています。
現在は、さらに先の目標も示されています。経済産業省は、2030年までに65%、将来的には80%という方向を掲げ、関係省庁と連携してキャッシュレス決済の推進に取り組むとしています。
ここで誤解しやすいのは、「キャッシュレス化=現金が不要になる」という見方です。実際には、災害時、停電時、個人間の小さな受け渡し、地域の祭りや朝市など、現金が頼りになる場面は残ります。
日本では、2024年1月の能登半島地震のように、災害への備えも暮らしの前提になります。通信や電力が不安定な場面では、千円札や小銭が役立つことがあります。便利な支払い方が増えても、現金の安心感をゼロにする必要はありません。
キャッシュレスの日の面白さは、「現金ゼロ」という言葉を使いながら、暮らし全体のお金の流れを考えさせてくれる点です。0の付く日を、スマートフォン決済の練習日にしても良い。カード明細の確認日にしても良い。家族で支払いルールを話す日にしても良いのです。
キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)に関するよくある質問
キャッシュレスの日は毎月何日ですか?
キャッシュレスの日は、毎月10日・20日・30日です。数字の「0」が付く日を、現金ゼロの意味に重ねています。
ただし、2月には30日がありません。そのため、1年間では35日になります。1月・3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月は各3日、2月だけ2日です。
毎月0の付く日が来たら、使っている決済アプリやクレジットカード明細を1分だけ確認する。そんな小さな習慣にすると、記念日の意味が生活に残りやすくなります。
キャッシュレスの日は誰が決めたのですか?
キャッシュレスの日は、一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定した記念日です。2018年9月11日の発表では、日本記念日協会認定の記念日として、毎月0の付く日が選ばれたとされています。
制定の目的は、スマートフォン決済やクレジットカード決済などを通じ、現金を使わない支払い方を広めることでした。店舗の表彰やイベントを通じて、キャッシュレス化の意義を知らせる構想も示されました。
なお、日本記念日協会の登録制度では、記念日の名称・日付・由来などを申請し、審査会で合格すると正式な認定記念日になります。
キャッシュレス決済にはどんなメリットと注意点がありますか?
メリットは、支払い時間を短くしやすいこと、財布を軽くできること、利用履歴を確認しやすいことです。ポイント還元がある決済方法なら、同じ1000円の買い物でも次回以降に使える還元が残る場合があります。
店舗側では、釣り銭の準備や現金管理の負担を減らせます。レジでの受け渡しが減れば、混雑する昼のコンビニや駅前の飲食店でも会計の流れがなめらかになります。
注意点は、使いすぎに気づきにくいことです。現金のように財布からお札が減る感覚がないため、1週間後の明細で驚くことがあります。毎月10日・20日・30日に利用履歴を見る習慣を作ると、キャッシュレスの日を実用的に活かせます。
キャッシュレスの日(毎月0の付く日 記念日)は支払いを整える合図
キャッシュレスの日は、毎月10日・20日・30日に設定された、現金を使わない支払い方を考える記念日です。由来は「キャッシュレス=現金ゼロ」という分かりやすい語呂にあります。
2018年に日本キャッシュレス化協会が制定を発表した当時、日本のキャッシュレス決済比率は20%程度とされていました。2025年には58.0%まで伸び、現金以外の支払い方はすでに暮らしの中心に近づいています。
けれど、支払い方に正解は1つだけではありません。スマートフォン決済、クレジットカード、電子マネー、現金。それぞれに向いた場面があります。
毎月0の付く日は、財布とスマートフォンの両方を見直す日。支払い履歴を整え、使いすぎを防ぎ、自分に合うお金の扱い方を選ぶ日として活かせます。
