心を整える勝利をたぐり寄せるための56の習慣

皆さんこんにちは。本日は『心を整える 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』という本を紹介します。

この本は、ドイツで活躍するサッカー選手、長谷部誠さんが2011年に出版し、134万部を超える大ベストセラーとなりました。スポーツ選手の本がミリオンセラーを達成したのは史上初のことです。

今回は、この本の重要な部分を要約してお伝えし、長谷部選手のメンタルコントロール術を共有します。

意識して心を鎮める時間を作る

私たちはリフレッシュというと、何か楽しいことをするイメージを持っているかもしれません。しかし、長谷部選手はリフレッシュのために「あえて何もしない」ことを重視しています。例えば、2010年の南アフリカワールドカップの際、日本代表が泊まるホテルには多くの遊びが用意されていましたが、長谷部選手は毎日部屋で30分、何もしない時間を過ごしていました。

具体的な過ごし方として、部屋に戻ったら電気をつけたままベッドに横たわり、音楽もテレビも消して、目を開けたまま天井を見つめ、息を整えながら全身の力を抜いていくそうです。重要なのは、目や耳からの刺激を減らすことです。これにより、1日の間にざわざわした心を静めることができます。

夜の時間をマネジメントする

長谷部選手は、夜の時間を大切にしています。彼は「寝るときは寝る、起きるときは起きる」というメリハリを完璧につけています。寝る前の1時間は特に重要で、リラクゼーション音楽を流し、温かい特製ドリンクを飲み、アロマオイルを首筋につけ、耳栓をするなどのリラックス方法を実践しています。

長谷部選手は、夜9時にこれらのリラクゼーションを始め、10時には眠りにつくというルーティンを守っています。睡眠時間も非常に重要視しており、ワールドカップ期間中は10時間から11時間の睡眠をとっていたそうです。一般人に換算すると、8時間程度の睡眠が理想的です。

整理整頓は人生の半分

「整理整頓は人生の半分」というドイツのことわざがあります。長谷部選手は、忙しい生活の中でも、整理整頓を重視しています。週に一度はお手伝いさんに任せるものの、日常の掃除や整理整頓は自分で行っています。物を片付けることで心を整えるという姿勢を大切にしているのです。

完璧にこだわりすぎると逆効果になることもあります。そのため、長谷部選手はあえて80点くらいの出来で満足するようにしています。

遅刻が努力を無駄にする

長谷部選手は、子供の頃から自分だけの集合時間を守っていました。必ず集合時間の1時間前に到着する習慣を持ち、練習だけでなく、プライベートの約束でも遅刻しないことを徹底しています。

遅刻は他人に対する尊敬の念が薄い証拠であり、本気で取り組んでいないことを示すと考えています。時間や納期に遅れることは、その約束に対して本気ではなかったことを意味するのです。

結論

長谷部選手の生き方は、一般人にとって非常に参考になる部分が多いです。特に、リフレッシュの方法や夜の時間の過ごし方、整理整頓の重要性、そして時間を守ることの大切さなど、彼の習慣は私たちの日常生活にも応用できるものばかりです。

彼の生き方から学び、心と人生を整えるための方法を実践してみてはいかがでしょうか。