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国産ロケット初打ち上げの日(9月20日)|日本の宇宙開発の始まりと糸川英夫博士の功績

「国産ロケット初打ち上げの日」は日本の宇宙開発の歴史的な日で、糸川英夫博士が関わった初のロケット打ち上げを記念する日です。
目次

国産ロケット初打ち上げの日(9月20日)はどんな日?

✅ 日本初の国産ロケットが秋田県道川海岸で打ち上げられ、宇宙線観測に成功した日。
✅ ロケットはカッパー4C型1号機で、高度4万5000mに到達し、宇宙線の観測を実施。
✅ 糸川英夫博士と東京大学生産技術研究所が中心となり実験を行った。


9月20日、これが日本の宇宙開発の歴史における大きな転換点となった日だということをご存じでしょうか?

1957年9月20日、秋田県道川海岸のロケットセンターから、日本初の国産ロケットが打ち上げられました。

この日を「国産ロケット初打ち上げの日」として記憶し、振り返ることは、私たち日本人にとって非常に意義深いことです。

それでは、当時の状況と、この偉業に至るまでの背景を一緒に見ていきましょう。

日本の宇宙開発の始まり

1950年代、日本は戦後復興の真っ只中にあり、技術力も限られ、世界の宇宙開発の先進国に遅れを取っている状況でした。

しかし、そんな状況下でも、夢を抱き、情熱を持った一人の科学者がいました。その人物こそ、糸川英夫博士です。

糸川博士は、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」とも称される人物で、ペンシルロケットを開発したことでも知られています。

このペンシルロケットの成功は、後の大きな飛躍に繋がる重要な一歩でした。

カッパー4C型1号機 ― ロケットの姿

9月20日、秋田県のロケットセンターで打ち上げられたロケットは、観測用ロケットのカッパー4C型1号機

全長は約5.93メートル、重さは378キログラムと、今でこそ小型に見えるかもしれませんが、当時としては画期的な技術を駆使したロケットでした。

このロケットの役割は、宇宙線の観測でした。

ロケットにはガイガーカウンターが搭載され、宇宙線の観測を目的としていたのです。

ロケットは、約4万5000メートルの高さまで上昇し、無事に目的の観測を達成しました。

この高度は、当時の技術で非常に大きな成果を意味していました。

糸川博士の情熱と挑戦

糸川博士は、ペンシルロケットの開発に取り組んでいた頃から、日本のロケット開発に強い情熱を注いできました。

日本は戦後、物資も乏しく、技術力も限られていましたが、糸川博士とその研究チームは、どんな困難にも屈せず、粘り強く技術を磨き続けました。

彼は「日本の宇宙開発を進めたい」と心から思い、そのために自らの知識と情熱を捧げたのです。

このカッパー4C型1号機の打ち上げ成功は、糸川博士をはじめとするチームの努力の賜物であり、日本が宇宙開発において確かな足跡を刻んだ瞬間でした。

日本の宇宙開発が進む道

この成功により、日本の宇宙開発は新たなステージに進みました。

糸川博士が目指した「日本のロケット技術の独立」は、後にJAXA(宇宙航空研究開発機構)などの政府機関の設立に繋がり、日本は宇宙開発の世界的なプレイヤーへと成長していったのです。

今では、日本のロケット技術は世界でも高く評価されています。

H-IIAロケットや、H3ロケットなどの成功は、糸川博士が果たした業績の延長線上にあります。

現在、私たちが目にする宇宙関連の技術や研究は、彼の夢と努力があってこその成果だといえるでしょう。

未来へと続く道

このように、9月20日は日本の宇宙開発にとって非常に大きな意義を持つ日です。

私たちの身近な生活でも、宇宙関連の技術や成果を感じることができるようになっています。

衛星通信、GPS、気象予報、さらには宇宙探査など、私たちの生活には宇宙開発の成果が密接に関わっています。

今後も日本の宇宙開発は進化し続け、月面探査や火星探査など、未来の宇宙開発に大きな期待が寄せられています。

私たち一人ひとりが、この偉業を称え、未来に向けた新たな挑戦を応援することが、より良い社会を築くための一歩となることでしょう。

国産ロケット初打ち上げの日まとめ

9月20日という日が、どれほど日本の宇宙開発において重要な意味を持つ日であるか、改めて感じていただけたでしょうか。

この日を振り返り、糸川英夫博士とその仲間たちが成し遂げたことに思いを馳せ、私たちも宇宙開発の未来に思いを馳せてみてください。

日本の宇宙開発はまだまだ進化の途中です。これから先、どのような奇跡が起こるのか、私たちもその一部として見守り、応援していきましょう。

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