カラスの日(9月6日 記念日)はどんな日?
✅ 「9(ク)」と「6(ロー)」の語呂合わせで、英語でカラスを意味する「CROW(クロウ)」にちなんで制定された記念日。
✅ カラス好きの有志によるクラウドファンディングで、日本初のカラス専門雑誌『CROW’S』が誕生し、その出版と同時に記念日も登録された。
✅ 記念日を制定したのは、全国のカラスファンが結集した「カラス友の会」と、日本記念日協会。
黒い羽の哲学者?カラスを見直す日があってもいい。
朝、ゴミ出しに出ると、あの黒い影が音もなく近づいてくる。
鋭い目つき、鋭利なクチバシ、大きな鳴き声。
なんとなく「怖い」「不気味」と思われがちな存在――それがカラス。
けれど、あなたは知っていますか?
彼らは「世界で最も賢い鳥」のひとつとされ、道具を使い、社会性があり、人間の顔すら覚えると言われています。
そして今、そんなカラスに恋をした人々が全国に存在し、彼らが中心となって創られた記念日があります。
その名も「カラスの日」。
9月6日、語呂合わせで「クロー(CROW)」と読めるこの日。
実は、日本初のカラス専門雑誌『CROW’S』の発行をきっかけに、全国のカラスファンが立ち上がり、クラウドファンディングで支援し、日本記念日協会に正式登録された「リアルに愛が詰まった」記念日なのです。
この記事では、そんな「カラスの日」の背景、制定の秘密、カラスの奥深さ、記念日に関わった人々の想いを、たっぷりご紹介します。
読めばきっと、あなたの中のカラスのイメージが、ほんの少し変わるかもしれません。
カラスの日(9月6日 記念日)の由来は?──ただの語呂合わせじゃない、”愛”の記念日
9月6日。
いわゆる「ク(9)ロー(6)」の語呂合わせで、「CROW=カラス」にちなんだこの日。
一見するとシンプルなネーミングに思えますが、実はこの記念日、全国の“カラス愛好家”による大きな情熱と努力の結晶でもあります。
この記念日を制定したのは、「カラス友の会」という全国のカラス好きの有志団体。
彼らは、ただのファンクラブではありません。
「カラスって面白い!」「嫌われ者扱いされがちだけど、もっと知ってもらいたい!」という気持ちを持ち寄り、日本初のカラス専門雑誌『CROW’S』を立ち上げました。
この雑誌制作をきっかけに、「せっかくだから“カラスの日”を作ろう!」と声が上がり、本気でクラウドファンディングをスタート。
そして見事、一般社団法人・日本記念日協会による正式認定を勝ち取ります。
つまり、「カラスの日」は、カラスを愛する人々が自分たちの手で創り上げた、想いのこもった記念日なのです。
語呂合わせは入り口。
その奥には、深い愛情と文化が息づいています。
カラスの日の豆知識:嫌われ者じゃない、知ってほしいカラスの魅力
カラスは実は超頭がいい
カラスは、サルやイルカに匹敵する知能を持つと言われています。
例えば、硬い木の実を道路に落として車にひかせたり、信号の赤を見て回収したりする行動は有名ですね。
海外では道具を自作してエサを取る研究事例もあり、なんと「未来を予測する」力すらあるとか。
この“黒い天才”に、ちょっと興味が湧いてきませんか?
日本には「八咫烏(やたがらす)」という神の使いがいる
サッカー日本代表のエンブレムにもなっている「八咫烏(やたがらす)」は、カラスを神格化した存在。
熊野の神話に登場し、神武天皇を先導した霊鳥として崇められています。
つまり、古来の日本ではカラス=神聖な存在だったのです。
カラスの雑誌『CROW’S』ってどんな内容?
『CROW’S』は、カラスにまつわるあらゆる情報を集めた異色の専門誌。
・読者からのカラス観察日記
・学者によるカラスの行動分析
・「街で出会ったカラスたち」の写真グラビア
・カラスと暮らす人のインタビュー
・民話・迷信特集「カラスと不吉の関係は本当か?」
一見マニアックですが、「読み物」として非常に完成度が高く、カラス初心者でもグイグイ読める内容です。
カラスの日と関わりの深い人物・団体・企業たち
カラス友の会
この記念日を作った張本人ともいえる団体。
もともとはSNSや観察会を通じて集まったカラス好きの集団で、「カラスの偏見をなくしたい!」という熱意のもと活動を展開。
『CROW’S』編集や、イベント開催、観察会のガイドなどを行っています。
一般社団法人・日本記念日協会
日本国内の記念日を正式に登録する団体。
「記念日ビジネス」の第一人者でもあり、企業・個人を問わず様々な記念日登録を受け付けています。
カラスの日も、この協会によって正式に認定されたことで、多くの人に認知されるようになりました。
クラウドファンディング支援者たち
忘れてはならないのが、クラファンに協力したカラスファンたち。
「1日1羽ずつでも見てもらえたら」「嫌いが減って、興味が増えたら」――そんな思いを持って支援した人たちが、この記念日を現実にしました。
カラスの日に関するよくある質問
Q:カラスの日にはどんなイベントがありますか?
A:各地でカラス観察会やフォトコンテスト、トークイベントなどが開催されます。
カラス友の会の公式サイトやSNSで情報が告知されるほか、自然系の博物館や自治体と連携した催しもあります。
Q:カラスの日って法律で定められた記念日ですか?
A:いいえ、「法定記念日」ではありませんが、日本記念日協会による正式な登録記念日です。
認知度や意義は非常に高く、文化的価値もあるとされています。
Q:カラスって実際どれくらい賢いの?
A:カラスは「道具を使う」「学習する」「他者の行動を観察して学ぶ」などの行動を示し、鳥類の中では最上級の知能とされています。
場合によっては人間の3歳児並とも言われます。
カラスの日(9月6日 記念日)まとめ
カラスの日――それは単なる語呂合わせではなく、カラスを見直し、愛する人々の想いが結集した、心のこもった記念日です。
雑誌『CROW’S』という異色の出版物を通じて、黒い羽の哲学者たちに光を当てようとする人たちがいます。
そしてそれを支えたクラウドファンディングという現代的な仕組みは、この記念日を一過性ではない「文化」に昇華させつつあります。
毎年9月6日、空を見上げてみてください。
そこにいる黒い影は、きっとあなたにとって、昨日までとは違う存在になっているはずです。