「グミの日(9月3日)」はどんな日?
✅ 「グ(9)ミ(3)」の語呂合わせからUHA味覚糖が制定した記念日。
✅ グミはドイツ生まれの健康志向のお菓子として誕生した。
✅ 「シゲキックス」などを手がけるUHA味覚糖株式会社が制定した。
思い出が詰まった“あの味”を、今も。――「グミの日」が教えてくれること
子どもの頃、カバンの中にこっそり入れていたお菓子。
放課後の友だちとの時間を彩ってくれた、甘酸っぱい思い出。
その“主役”だったお菓子、あなたにとっては何でしたか?
多くの人にとって、その答えが「グミ」だったのではないでしょうか。
カラフルでかわいくて、噛みごたえがあって、一粒で笑顔になれる。
そんな“小さな幸せ”をぎゅっと詰め込んだのが、グミです。
そして、そんなグミの魅力を再発見するための日が、毎年9月3日。
それが「グミの日」です。
語呂合わせだけじゃない、グミに込められたストーリーや文化。
この記事では、「グミの日」の由来や背景、豆知識に加え、
あの人気商品「シゲキックス」や「ぷっちょグミ」の裏話までたっぷりご紹介します。
あなたの記憶にもきっとある“あの味”に、もう一度出会ってみませんか?
グミの日(9月3日)の由来と背景にある思い
「グミの日」は、毎年9月3日に制定されています。
この日付の由来はとてもシンプルで、「グ(9)ミ(3)」という語呂合わせから。
ですが、それだけではありません。
この記念日を制定したのは、大阪府大阪市中央区に本社を構える UHA味覚糖株式会社。
「シゲキックス」や「ぷっちょグミ」などで知られるグミの名門企業です。
この記念日は、単に商品の販促を目的としたものではなく、「グミの美味しさ、素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい」という企業の真摯な思いから生まれました。
そしてこの記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により公式に認定・登録されています。
UHA味覚糖は毎年この日を中心に、「グミを噛んで元気生活!」をテーマにしたキャンペーンを展開。
SNSなどでも、グミに関する投稿が急増し、近年では若者たちの間でちょっとした“祭り”のような盛り上がりを見せています。
グミの日にまつわる意外な豆知識
グミは今でこそ定番のお菓子ですが、そのルーツを辿ると実はとても“硬派”なお菓子だということをご存じでしょうか?
グミの起源は1920年、ドイツ・ボン
グミの発祥地はドイツ。
1920年、ドイツの都市ボンで初めて製品化されました。
当時のドイツでは、子どもたちの歯の健康が問題となっており、「噛む力を育てるお菓子」として硬めに作られたのが、グミの始まりです。
つまりグミは、健康を意識した“機能性おやつ”だったのです。
名前の由来も健康と関係が?
「グミ(Gummi)」という言葉は、ドイツ語で「ゴム」を意味する言葉から来ています。
英語でも「gummy(ガミィ)」と表記され、「ゴム質のもの」という意味があります。
つまり、あの独特の噛みごたえは、名前からも分かるように計算された特徴なのです。
日本初のグミは「コーラアップ」
日本にグミが登場したのは1980年(昭和55年)、明治製菓(現・株式会社 明治)から発売された「コーラアップ」が最初。
当時は子ども向けのお菓子という位置づけでした。
しかし1988年に同じく明治から登場した「果汁グミ」が女子中高生を中心に大ヒット。
そこからグミ市場は一気に拡大し、大人も楽しむ“噛むスイーツ”として進化していきます。
グミの日と深く関わるUHA味覚糖の名作たち
シゲキックス:酸っぱさがクセになる、挑戦系グミの元祖
1992年に登場した「シゲキックス」。
その特徴はなんといっても強烈な酸味。
「これを一気に5個食べられたら勝ち!」なんて遊びが、全国の小中学校で流行しました。
あの酸っぱさには、実は味覚の刺激で脳を活性化させるという狙いもあったとか。
実際、「眠気覚ましになる」と学生や社会人にも人気があり、今でも愛され続けています。
ぷっちょグミ:噛むほどにハマる新食感
「ぷっちょグミ」は、UHA味覚糖の代表作「ぷっちょ」から派生した商品。
グミなのにぷにぷに。
そして、中に“あのぷっちょキャンディ”が入っていることも。
食感のコントラストを楽しめるユニークな商品で、若者を中心に大ヒットしました。
そのほかの人気商品たち
- さけるグミ:思わず裂きたくなる、ユニークな形状が話題
- コロロ:果実そのもののような食感で“進化系グミ”として注目
- Cケア:ビタミンCを補給できる、機能性グミ
- 忍者めし:ハードな噛みごたえで、ダイエット中の間食にも最適
これらのバリエーションの豊かさが、日本のグミ文化をますます多彩にしています。
グミの日に関するよくある質問
Q1:グミの日って、誰が決めたの?
A1:大阪府のUHA味覚糖株式会社が制定しました。
日本記念日協会に認定・登録されており、公式な記念日として祝われています。
Q2:グミって、健康に悪くないの?
A2:食べすぎなければ問題ありません。
むしろ最近では、ビタミン配合やコラーゲン入りなど、健康志向のグミも登場しています。
ダイエット中の間食としてもおすすめです。
Q3:グミって何からできているの?
A3:主な原料はゼラチン、砂糖、果汁などです。
ゼラチンは動物性たんぱく質で、コラーゲンの供給源にもなります。
ビーガンやベジタリアン向けには、植物性ゼラチンを使ったグミも増えています。
グミの日(9月3日)に関するまとめ
「グミの日(9月3日)」は、語呂合わせ以上の意味を持った記念日です。
UHA味覚糖の「噛むことで元気になれる」「お菓子で笑顔になれる」という理念が詰まった日。
グミは、ドイツ生まれの健康志向なお菓子として始まり、日本では昭和から令和にかけて文化として根づいてきました。
毎年9月3日には、ぜひお気に入りのグミを片手に、
昔を思い出したり、新しい味に挑戦したり、
“噛むこと”で自分の中の元気を引き出してみてください。
そしてその楽しさを、家族や友だちともシェアしてみてください。
一粒のグミが、たくさんの笑顔を生む――
そんな一日になるはずです。
