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組踊の日(9月3日 記念日)とは?ユネスコ登録の沖縄伝統芸能と語呂由来・国立劇場おきなわの魅力

沖縄の伝統芸能「組踊」を象徴するカラフルな紙アートとKUMIODORI NO HIの文字
目次

組踊の日(9月3日 記念日)はどんな日?

✅ 語呂合わせ「く(9)み(3)おどり」から浦添市が制定した記念日。
✅ 組踊は琉球王朝由来の演劇と舞踊を融合した無形文化遺産。
✅ 浦添市と国立劇場おきなわ、日本記念日協会が関わっている。


沖縄の青い海を背景に、琉球王朝の雅と笑いが溶け合う舞台――それが「組踊」です。

遠い昔から紡がれてきたその物語は、音楽、演技、踊り、すべてが一体となった“魔法のような時間”を私たちにもたらします。

その魅力を「もっと広めたい」「未来に伝えていきたい」と願い、「く(9)み(3)おどり」の語呂合わせで生まれたのが、沖縄・浦添市制定の記念日、『組踊の日(9月3日)』です。

この日をきっかけに、琉球の風と笑い、歴史と創意の交錯を体験してみませんか?

本記事では、「組踊の日」がどんな記念日か、どのように生まれたのか、そしてその魅力がなぜ心に響くのか、沖縄ならではの視点でたっぷりご案内します。

組踊の日の誕生――語呂合わせに込められた「愛」と「祈り」

「組踊の日」がスタートしたのは、2015年(平成27年)。

ーー語呂合わせ「く(9)み(3)おどり」の響きに託されたのは、

「いつだって気軽に、組踊という文化を思い出してほしい」
「伝統は堅苦しいものではなく、親しみとユーモアから始まる」

という浦添市の想いです。

そして同年、日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。

語呂のかわいらしさと、芸能への深い敬意が出会って生まれたこの日。

毎年9月3日は、沖縄の風と一緒に、「組踊」と呼ばれる舞台の灯が、よりたくましく、未来へと続いていく日になっています。

組踊という伝統芸能――琉球王朝の“宮廷エンタメ”

組踊は、琉球王朝時代に宮廷で生まれたエンターテインメント。

歌と踊り、ドラマが一緒になった総合芸術であり、古典でありながら、観る者を笑わせ、泣かせ、じわりと心に残る力があります。

その美しさは時空を越え、ついに2010年にユネスコ無形文化遺産へ登録。

沖縄に残る伝統芸能の中でも、組踊はとりわけ

  • 宮廷文化の雅やかな音楽
  • 演劇的演技
  • コミカルな演出
  • 衣装や所作の細やかさ

がミックスされた“沖縄のドラマ”とも言える存在なのです。

その独特な魅力が、国内外から高く評価される理由ともなっています。

親しみやすさが光る“沖縄の伝統”としての強み

組踊のすごいところは、伝統でありながら堅苦しくないこと。

例えば、子どもも楽しめる「ももたろう」をベースにした組踊版。

鬼は「キジムナー」(沖縄の妖精)に変身し、きびだんごは香ばしい「サーターアンダギー」、そしてキジは「ヤンバルクイナ」。

笑いあり、ユーモアあり、愛嬌ありの舞台は、「伝統って難しい…」という壁を取り除いてくれる大きな魅力です。

しかも、それが宮廷発祥の芸なのですから、その落差がおもしろいほど。

国立劇場おきなわと浦添市――“組踊の日”の舞台裏

浦添市の取り組みの中心となるのが、「国立劇場おきなわ」。

・客席は約991席、座席は全て傾斜付きで視界がクリア。
・控室から舞台は近く、演者の“息づかい”も伝わる設計。
・年間を通じて組踊が定期上演され、初心者もリピーターも楽しめるプログラムが豊富。
・中には「子ども組踊」「親子で楽しむ組踊」など、世代を超えた体験型企画もあります。

会場入り口には浦添の青い海を描いたポスターがゆらりと揺れ、チケットを手にした瞬間から、“琉球の時間”が始まります。

アクセスも便利で、「那覇空港」からタクシーで約20分、「浦添前田」バス停からは徒歩数分と観光客に優しい設計。

観劇前後は浦添市の伝統工芸館やカフェで、組踊談義に花を咲かせるのもまた楽しみです。

実際に観た!“観劇メモ”から伝えるリアルな魅力

「夏の夕暮れ、涼やかな風を感じながら座席に座ると、舞台の薄明かりの中から三線の調べが心にそっと触れてきました。

演者が普通に話し始めると、軽やかな踊りと歌が自然と流れ、“ここが昔の王宮だろうか”と、夢と現実がゆらりと重なるような体験でした。

ヤンバルクイナが走り、観客から笑い声が上がる……それが予期せぬユーモアで、伝統と笑いがひとつになる瞬間でした。

終演後、会場から出たら、星空とともに海の匂いが漂ってきて、“組踊って、沖縄そのもの”だと強く感じました。」

このようなリアルな体験は、文章を通じてでも、ぜひ多くの人に共感してほしいです。

組踊の日にまつわるよくある質問

Q1:「組踊」と「琉球舞踊」はどう違う?
→ 組踊は歌・演技・踊りが融合した“ドラマチック演劇”。琉球舞踊は美しい所作の“舞”。両者は同じ琉球の文化でも、鑑賞体験がまったく異なります。

Q2:「ももたろう」組踊版ってどんな話?
→ 桃太郎が沖縄版にアレンジされ、「キジムナー鬼」「サーターアンダギー」など沖縄色全開のキャラクターで、子どもも大人も笑って安心して観られる作品です。

Q3:チケットはいつ、どうやって買える?
→ 国立劇場おきなわの公式サイトや窓口、CDP(地元文化振興パートナー)などで予約可能。組踊の日の前後は関連イベントも多く、早めの購入をおすすめします。

まとめ:「組踊の日」はもっと身近な“文化の祝日”

「組踊の日(9月3日)」は、沖縄に息づく「伝統」と「親しみやすさ」をつなぎ、目の前の人にも伝えたくなる文化の“共鳴点”です。

  • 語呂合わせのかわいらしさで覚えやすく、
  • ユネスコ登録という高い評価で尊び、
  • 国立劇場おきなわの居心地のよさで学び、
  • 地元の風景と親しむように体験できる。

この記念日があることで、「今日は組踊の日だね」と、誰かと笑顔で話せるような、小さな「文化の祝日」が増えている気がします。

9月3日が来たら、ぜひあなたも沖縄の風を感じに、“組踊の世界”へ一歩踏み出してみてください。

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