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すき焼き通の日(10月15日)とは?由来・豆知識・関係者まで徹底解説!

すき焼き通の日にちなんだ記念日を彩るカラフルなペーパーアートとすき焼きの具材イメージ
目次

すき焼き通の日はどんな日?

✅ 『すき焼き通』(向笠千恵子著・平凡社新書)の刊行日を記念した、すき焼き文化を深く味わうための日。
✅ すき焼きの歴史、地域差、調理法などを楽しむ“すき焼き通”の存在を広める目的がある。
✅ 著者の向笠千恵子氏と、すき焼き愛好家・店舗が結成した「すきや連」が主導し、日本記念日協会が正式認定した記念日。

ふと立ち止まって、「すき焼き」に感謝する日があってもいい

じゅうじゅうと甘辛い香りが漂い始めるだけで、なぜか心がほっとする。

家族で鍋を囲むあのひととき。
熱々の肉をとき卵にくぐらせた瞬間の幸福感。
口いっぱいに広がるやさしい甘さと、ちょっぴり背徳的な贅沢。

そんな“日本人の幸福の味”を祝う記念日が、10月15日の「すき焼き通の日」です。

なぜこの日が、すき焼きを讃える記念日になったのか。
そもそも「すき焼き通」って何?

この記事では、「すき焼き通の日」に込められた意味と、知れば誰かに話したくなる奥深いすき焼きの世界を、丁寧に紹介していきます。

あなたの知らないすき焼きの魅力を、きっと再発見できるはずです。

すき焼き通の日の由来 ~すき焼きに“通”があるって知ってましたか?~

「すき焼き通の日」が誕生したのは、2008年10月15日。

きっかけとなったのは、食文化研究家・向笠千恵子氏が著した一冊の本、『すき焼き通』の刊行です。

この本は、ただの料理本ではありません。

日本全国の老舗すき焼き店を巡りながら、すき焼きの味の奥深さ、調理の流儀、使う食材のこだわり、そして“すき焼きを囲む空間そのもの”の魅力を徹底的に掘り下げた、すき焼き愛に満ちた名著です。

この本の刊行を機に、「すき焼きをただ食べるだけでなく、文化として捉えたい」という想いを共にするすき焼き店とファンたちが集まり、愛好団体「すきや連」が結成されました。

そして、すき焼き文化をさらに広めようと、一般社団法人・日本記念日協会に申請し、正式に「すき焼き通の日」として認定されるに至ったのです。

すき焼き通の日に知っておきたい豆知識

~関東と関西でまるで違う?すき焼きの“流派”とは~

「すき焼き」と聞いて、何を思い浮かべますか?

・甘辛い割り下で煮る?
・肉をまず焼いてから砂糖と醤油で味付け?
・しらたきは肉と一緒に煮ていいの?
・卵につけるのは絶対?

実はこれ、すべて地域によって大きく違います。

●関東風すき焼き(割り下スタイル)

関東風のすき焼きは、あらかじめ調合された“割り下”で具材を煮込むスタイル。

割り下とは、醤油・みりん・砂糖・酒をベースにしたタレで、肉も野菜もすべてこの中で一緒に煮ます。

甘めの味付けでご飯が進み、家庭で作るすき焼きの多くはこちらのタイプでしょう。

●関西風すき焼き(焼きスタイル)

一方、関西では「すき焼きは煮物ではなく、焼き物」と捉えられてきました。

まず鉄鍋で牛脂を熱し、牛肉を焼き、そこへ砂糖と醤油を絡める。
そのあと、野菜や豆腐などの具材を加え、少しずつ味を調整しながら楽しみます。

肉を一番おいしい状態で食べるために、あえて割り下を使わず、食材ごとの調理法にこだわる。
この“焼いて味をつける”流儀が、関西すき焼きの真骨頂です。

すき焼き通の日と関わりの深い人物・団体をもっと知る

~この記念日は、愛と情熱でできている~

●向笠千恵子氏とは?

『すき焼き通』の著者である向笠千恵子(むかさ ちえこ)氏は、食文化研究の第一人者。

すき焼きを単なる鍋料理としてではなく、地域文化・歴史・人とのつながりまでをも包含する「文化的存在」として捉え、その魅力を徹底的に掘り下げました。

「料理は人をつなげる」
「家庭の味には、その家の歴史がある」

そんな食への哲学が、すき焼きという題材にぴったりと重なったのです。

●すきや連とは?

「すきや連」は、『すき焼き通』に共感したすき焼き店やファンたちが結成した愛好団体。

日本全国の名店が加盟し、すき焼き文化を伝える活動やイベント、情報発信を行っています。

今後も、記念日を軸にしたフェアやコラボ企画の展開が期待されます。

●日本記念日協会の役割

「すき焼き通の日」は、一般社団法人・日本記念日協会に正式認定された記念日です。

この協会は、社会的・文化的意義のある日を広めることを目的とし、記念日を通じて人々の関心や絆を深める役割を担っています。

すき焼き通の日に関するよくある質問

Q1.「すき焼き通」とは、どんな人のことを言うの?

「すき焼き通」とは、ただの“すき焼き好き”ではありません。

・産地や銘柄牛の違いを理解している
・割り下の味の深みを語れる
・店ごとの流儀を尊重している
・自宅でも「自分流」のこだわりがある

そんな、“すき焼きを味でなく文化で語れる人”のことを指します。

つまり、「好き」を超えて「深く知り、語れる」存在です。

Q2. すき焼き通の日に何かイベントはあるの?

例年、以下のような企画が見られます。

・すき焼き店による「すき焼き通の日」限定メニューの提供
・愛好家コミュニティでのすき焼き談義イベント
・SNS投稿キャンペーン(#すき焼き通の日)
・書籍『すき焼き通』の再販やフェア開催

特にSNSでは、鍋を囲む写真や“マイ流儀の食べ方”をシェアする人が多く、「すき焼きを語る日」として盛り上がりを見せています。

Q3. 他のすき焼きに関連する記念日はあるの?

すき焼き通の日の他にも、牛肉や鍋料理に関する記念日は多数存在します。

11月29日:いい肉の日
12月2日:日本人初の牛肉食記念日
11月7日:鍋の日

これらと「すき焼き通の日」を連動させたフェアや企画も行われており、すき焼きの存在感が増しているのです。

すき焼き通の日 まとめ ~すき焼きを食べる、語る、祝う~

すき焼き通の日(10月15日)は、すき焼きという料理に宿る「文化」「歴史」「幸福感」をあらためて見つめ直す日です。

その由来は、2008年に刊行された『すき焼き通』という一冊の本から始まりました。

それに共感した人々が集い、すき焼き愛好団体「すきや連」を設立。

日本記念日協会によって公式に認定され、今では全国のすき焼き好きたちが心待ちにする特別な日となっています。

あなたもこの日には、自分の好きなスタイルで、思いきりすき焼きを楽しんでみてはいかがでしょうか?

“あなたのすき焼き流儀”を語れるようになったとき、あなたも立派な「すき焼き通」です。

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