「つるむらさき」――その名前を聞いてすぐに味や姿が浮かぶ人は、まだ少ないかもしれません。
でも、一度食べてみれば、独特の粘りとクセのない風味、そして驚くほどの栄養価にきっと驚くはずです。
そんな「つるむらさき」の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと、愛媛県宇和島市に拠点を置く「JAえひめ南」が制定した記念日が、7月26日の「つるむらさきの日」です。
なぜこの日なのか?
実は「な(7)つのつ(2)るむ(6)らさき」という語呂合わせにちなんでいます。
この記念日は、ただの語呂合わせにとどまらず、地元農業の活性化と地域の魅力を発信するための大切な取り組みなのです。
この記事では、「つるむらさきの日」が生まれた背景やその意義、つるむらさきの知られざる豆知識や魅力的なレシピ、そしてJAえひめ南の活動について、徹底的に深掘りしてご紹介します。
思わず誰かに話したくなる「つるむらさき」の魅力、一緒に発見していきましょう。
つるむらさきの日はどんな日?
✅ 地元特産野菜の知名度向上を目的
✅ 「夏のつるむらさき」の語呂合わせが由来
✅ JAえひめ南が記念日を制定
つるむらさきの日の由来は?地元農業の知恵と想いが詰まった日
「つるむらさきの日」が誕生したのは、2024年4月26日。
愛媛県宇和島市に事務局を置く「えひめ南農業協同組合(JAえひめ南)」が、「つるむらさき」の魅力を広く伝えるために制定しました。
この記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。
記念日が「7月26日」に決まったのは、「な(7)つのつ(2)るむ(6)らさき」という語呂合わせから。
記憶にも残りやすく、夏の野菜という季節感も伝わる絶妙な設定です。
背景には、地域に根ざした農業の課題と、その中で生まれたアイデアがあります。
地元で盛んに栽培されている「つるむらさき」は、栄養価が高く美味しいにも関わらず、全国的な知名度はまだまだ低いのが現状。
JAえひめ南は、そんな「つるむらさき」の魅力を多くの人に知ってもらうため、記念日制定という形で一歩を踏み出したのです。
実際、JAグループでは「なすび記念日」(4月17日)や「いいみょうがの日」(6月13日)など、地域農産物のPRに記念日を活用する事例が増えています。
「つるむらさきの日」はその一環として、地域農業の未来を見据えた非常に戦略的な日なのです。
つるむらさきの日に知っておきたい豆知識まとめ
「つるむらさき」は見た目の美しさだけでなく、驚くほどの栄養価と調理のしやすさを備えた野菜です。
まずは基本情報からご紹介しましょう。
つるむらさき(蔓紫)は、ツルムラサキ科の一年草で、東南アジア原産。
現在では中国南部やインドネシアなどでも栽培され、日本では江戸時代に観賞用として導入されました。
名前の由来は、「つる状の茎」と「紫色の実」から。
ちなみに現在日本で流通しているのは、実は「青茎種(緑茎種)」が主流です。
つまり名前は「紫」でも、見た目は「緑」。
このギャップに驚く人も多いかもしれません。
そして最大の特徴は、加熱すると出てくる“ぬめり”。
モロヘイヤやオクラのようなネバネバ成分には、胃腸を守る働きがあるとされています。
しかも、βカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分などがたっぷり。
暑さに負けやすい夏の体を内側から元気にしてくれる、まさに“夏野菜の救世主”といえる存在です。
つるむらさきの日に関連するJAえひめ南とは?
「つるむらさきの日」を制定した「JAえひめ南」は、愛媛県南部地域の農家を支える重要な団体です。
主な業務は以下の通りです:
- 地域農家への営農指導
- 農産物の流通・販売支援
- 農業資材の供給
- 食農教育やイベントの開催
JAえひめ南は、地域ブランドの確立と地元経済の活性化に大きな役割を果たしています。
2024年には、「つるむらさきの日」に合わせて、県内外のスーパーマーケットで販売促進イベントを開催。
レシピ提案や試食会を通じて、知らなかった人にも「つるむらさき」の魅力を体験してもらう取り組みを行っています。
記念日が単なる販促ではなく、「地域と人をつなぐ場」となっている点に注目です。
食卓で楽しむ!つるむらさきのおすすめレシピ5選
記念日を機に、「つるむらさき」を使った料理にも挑戦してみませんか?
以下は家庭でも簡単に楽しめるレシピです:
①つるむらさきのお浸し
茹でて鰹節とポン酢で。粘りが出てツルツル食感が楽しい。
②つるむらさきと納豆の和え物
発酵食品とネバネバの最強コンビ。朝食にもぴったり。
③つるむらさきとベーコンの炒め物
にんにくとベーコンの香ばしさで、子どもも食べやすく。
④つるむらさきの味噌汁
汁物にすることで、ぬめりがとろっと溶け込んで優しい味に。
⑤つるむらさきの天ぷら
カリッと揚げると、粘りと食感のコントラストが絶妙。
どれも簡単に作れて、つるむらさきの栄養を丸ごと摂取できます。
つるむらさきの日に関するよくある質問
Q1:つるむらさきの旬はいつですか?
A:6月から9月の夏季が旬です。暑さに強く、夏バテ予防にもおすすめです。
Q2:つるむらさきはどこで買えるの?
A:JA直売所や農産物直売所、地域スーパーで販売されています。「つるむらさきの日」前後には特設コーナーも登場することがあります。
Q3:つるむらさきってクセがある?
A:見た目と違って味はとてもマイルド。ぬめりがありますが、クセはほとんどなく、どんな料理にもなじみます。
つるむらさきの日で広がる、地域と食のつながり
7月26日の「つるむらさきの日」は、単なる語呂合わせではありません。
そこには、地域の農業を守り、野菜の魅力を伝えたいという農家やJAの強い想いが込められています。
「つるむらさき」をきっかけに、まだ知られていない野菜や生産者の努力に目を向けてみると、食卓の風景が変わってくるかもしれません。
そして何より、自分の体にも嬉しい栄養がたっぷり。
ぜひこの記念日を機に、「つるむらさき」の魅力を味わってみてください。
今日は何の日(7月26日は何の日)
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