カクテルの材料やジャムの風味として、私たちにとって少しオシャレで、ちょっと特別な果実。
それが「カシス」です。
ですが、そんな印象だけでは、カシスの本当の魅力にはまだ届いていません。
実はカシスには、目の疲れを和らげ、肌の老化を防ぎ、さらには暑さに負けない体づくりを助ける、驚くほどパワフルな栄養が詰まっているのです。
そんな健康果実・カシスの魅力を広めようと、2006年に「日本カシス協会」が制定したのが、「カシスの日(7月23日)」です。
この日が1年でもっとも暑い「大暑」に重なることが多いため、「暑さを乗り切るための果実」としてカシスを見直してほしいという想いが込められています。
ここでは、「カシスの日」の由来はもちろん、なぜ7月23日なのか、カシスの驚きの効果効能、家庭での取り入れ方、関連する豆知識まで余すことなくお届けします。
読み終えたころには、スーパーでカシスを手に取りたくなるはずです。
✅日本カシス協会が制定した健康記念日
✅カシスの栄養で夏の疲れをケア
✅美肌・視力・抗酸化に効果抜群
カシスの日とは?7月23日に込められた想い
「カシスの日」は、2006年(平成18年)に日本カシス協会によって制定されました。
目的は、カシスという果実の機能性と可能性を、日本中に広く知ってもらうこと。
では、なぜ7月23日なのでしょうか?
実はこの日、二十四節気の「大暑」に重なることが多い日なのです。
「大暑」は1年の中でもっとも暑いとされる日。
日本の夏は高温多湿で、体力が落ち、体調も崩しやすくなります。
そんな中、強い抗酸化作用を持つ「アントシアニン」や「ビタミンC」を豊富に含んだカシスは、夏バテ対策や免疫力アップの味方。
まさに「夏を乗り切る果実」なのです。
また、カシスの色素は紫外線の強さに反応して濃くなる性質があります。
つまり、夏の強い日差しの中で育ったカシスほど、栄養価もアップ。
この自然の仕組みと季節の節目を重ね合わせて、「カシスの日」が生まれたのです。
カシスの日に知りたい!カシスの驚くべき健康パワーとは?
カシス(和名:クロスグリ)は、黒に近い濃紫色の小さな果実。
ヨーロッパでは古くから薬用や料理に使われ、日本でも美容・健康に敏感な人々から注目を集めています。
とくに注目されているのが、以下の栄養素です。
🍇アントシアニン:視力を守る天然成分
パソコンやスマホで目を酷使する現代人にとって、救世主のような成分。
アントシアニンは眼精疲労を軽減し、ピント調整機能を助け、視界をクリアに保つ効果が認められています。
ブルーベリーよりもカシスの方がアントシアニン量が多いという研究結果もあり、カシスは“目にいい果実”としても知られています。
🍇ビタミンC:美肌と免疫力の要
ビタミンCは、肌のハリやツヤを保ち、コラーゲンの生成を助ける重要な栄養素。
紫外線によってダメージを受けやすい夏の肌に、ビタミンCたっぷりのカシスは最適です。
また、風邪予防や疲労回復にも一役買ってくれます。
🍇ポリフェノール:体の酸化を防ぐ
ポリフェノールは、細胞の老化や生活習慣病の原因となる「活性酸素」を除去する働きがあります。
カシスに含まれる豊富なポリフェノールは、アンチエイジングや内臓の健康維持にも効果が期待されています。
カシスの日を楽しむための、3つのおすすめ活用法
①朝のスムージーにひとさじ
冷凍のカシスやカシスピューレをバナナやヨーグルトと一緒にミキサーにかければ、栄養満点の朝食が完成。
ビタミンもアントシアニンもたっぷり摂取できます。
②夏バテ防止にカシスドリンク
カシスリキュールを炭酸水で割れば、大人向けの爽やかドリンクに。
ノンアルコールで作れば、お子様にもぴったりの疲労回復ドリンクになります。
③アイスやゼリーにして楽しく食べる
おやつタイムには、カシスを使った手作りゼリーやアイスが◎。
見た目も鮮やかで、食卓が華やぎます。
カシスの日を広めた「日本カシス協会」の役割とは?
「カシスの日」を制定したのは、「日本カシス協会」。
この協会は、カシスの普及と研究を行っている団体で、カシスの健康・美容効果に関する情報発信を積極的に行っています。
活動の一例としては…
- 医療や栄養学の専門家と連携した機能性研究
- 全国のカシス栽培農家との提携
- カシス商品開発・イベント開催
などが挙げられます。
特に北海道産カシスのブランド化にも力を入れており、日本の風土に合った高品質なカシスの生産支援も行っています。
「ただの果物」を、「健康食材」へと昇華させた立役者ともいえるでしょう。
カシスの日に関するよくある質問
Q1:カシスはどこで手に入るの?
A:冷凍カシスやカシスピューレは、スーパーの冷凍コーナーや自然食品店、またはネット通販で購入できます。
Q2:カシスとブルーベリーはどう違う?
A:両方ともアントシアニンを多く含みますが、カシスの方が種類の違うアントシアニンを含み、より強い抗酸化作用があると言われています。
Q3:子どもや妊婦も食べて大丈夫?
A:基本的に安全ですが、初めての食品に不安がある場合は少量から始め、体調の変化を確認してください。アレルギーのある方は医師に相談を。
カシスの日(7月23日)は、夏の健康週間のスタートにぴったり!
カシスの日は、「夏を健やかに、美しく乗り切るための果実」を思い出させてくれる、大切な記念日です。
特に大暑にあたるこの時期、食欲不振・疲労・肌荒れなど、夏特有の悩みが増えがち。
そんな時こそ、自然のサプリメントとも言える「カシス」を食生活に取り入れてみてください。
果実としては小さくても、そのパワーは計り知れません。
冷凍でもジュースでも、手軽に取り入れられるのがカシスのいいところ。
今年の夏は「カシスの日」をきっかけに、あなたと家族の健康習慣を見直してみませんか?
今日は何の日(7月23日は何の日)
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