正月事納め(1月8日 記念日)
✅ 正月事納めは、正月飾りを取り外し、年神様をお見送りする日本の伝統行事です。
✅ 門松やしめ縄などの飾りを取り外すことで、日常生活への切り替えを象徴します。
✅ 地域ごとの風習や「松の内」の違いが、正月事納めの時期に深く関係しています。
正月事納めって、1月8日って聞いたけど、本当にその日なの?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
お正月が終わって、七草粥を食べた翌日。まだ少しお正月気分が残る朝、リビングの窓辺に飾られたしめ縄や、玄関先の門松が目に入ると、「あれ?もう片付けてもいいのかな……」と迷ってしまうこともあるでしょう。
その“タイミング”を教えてくれるのが「正月事納め(しょうがつことおさめ)」です。
正月事納めとは、正月のさまざまな行事や飾りつけを終える日。そして、新しい一年の生活を本格的にスタートさせる「心の切り替え」の合図でもあります。
1月8日という日付は、地域によって多少の違いはありますが、関東を中心に広く知られている日。この記事では、その意味や由来、背景、そして「なぜ今もこの風習が残っているのか」まで、深く、そしてわかりやすくご紹介します。
「飾りを片付ける」――たったそれだけのことに思えるかもしれません。でもその背後には、日本人が大切にしてきた心の習慣や、家族との静かな絆が息づいているのです。
正月事納めとは?年の節目を締めくくる大切な行事
正月事納めとは、読んで字のごとく、「正月の事を納める日」のこと。
つまり、年末から続いてきた正月の行事や準備を一区切りつける日です。
現代の多くの家庭では、12月下旬になると門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾りを飾り始めます。そしてお正月を迎えると、初詣に行ったり、おせち料理を楽しんだり、親戚で集まったりと、普段とは違う特別な時間が流れます。
しかし、どんなににぎやかで晴れやかな時間も、いつかは終わりが来るもの。その「終わり」を象徴するのが、1月8日の「正月事納め」です。
どんなことをする日なのか?
具体的には、次のようなことを行います。
- 門松を外す
- しめ縄やしめ飾りを取り外す
- 鏡餅をお供えしたままにしている場合、飾りだけ外しておくことも
- 神棚の掃除や整理を行う家庭もあります
ただし「鏡開き」は1月11日が多いため、鏡餅自体はまだそのままにしておく家庭もあります。
また、外した正月飾りは、燃えるゴミとして捨てるのではなく、神社の「どんど焼き」に持って行ってお焚き上げしてもらうのが伝統的です。
正月事納めの由来と“松の内”の関係とは?
正月事納めという風習のルーツには、「松の内(まつのうち)」という考え方があります。
「松の内」とは、年神様が家に滞在している期間のこと。
門松やしめ縄、鏡餅は、その年神様を迎え入れるための“しるし”でもあり、この期間中は家の中が神聖な空間とされています。
そのため、松の内が終わると、これらの飾りを取り外し、神様を丁重にお見送りするのが「事納め」の意味になります。
昔は1月15日だった?
かつて、松の内の期間は旧暦の1月1日から15日まででした。
つまり、正月事納めも1月15日だったのです。
しかし、江戸時代の途中から、幕府の政策や都市生活の変化に伴い、関東を中心に「松の内は1月7日まで」という習慣が広まっていきました。この変化が現代にも引き継がれ、今では「1月7日までが正月」「1月8日が正月事納め」とする地域が多くなったのです。
とはいえ、関西地方や一部の地域では今でも「松の内=1月15日まで」と考えるところもあります。
事始めと対になる行事
興味深いのは、「正月事納め」があるということは、「正月事始め」もあるという点です。
正月事始めとは、新しい年を迎える準備を始める日。多くの地域では、12月13日に行うとされています。
この日に「煤(すす)払い」や「松迎え(門松用の松を取りに行くこと)」を行い、年神様を迎える準備を始めるわけです。
つまり、正月事始めで「迎え」、正月事納めで「送る」。この一連の流れが、日本人の一年のリズムを形作っているのです。
正月事納めにまつわる地域ごとの違いと豆知識
地域で異なる「松の内」
- 関東:1月7日まで
- 関西:1月15日まで
- 東北・中部:地域によって差があり、混在していることも
このように、松の内の期間が異なるため、「正月事納めの日」も自然と異なるわけです。
どんど焼きって何?
どんど焼きとは、正月飾りや書き初めなどを集めて燃やす、伝統的な火祭りの行事。
主に1月15日前後に神社や地域の広場で行われます。
この火にあたると健康になるとか、書き初めの紙が高く舞い上がると字が上達するといった言い伝えもあります。
また、正月飾りをきちんとお焚き上げしてもらうことで、年神様を清らかにお見送りできると考えられています。
飾りを片付けるタイミングは?
「片付ける」といっても、地域や家庭によってタイミングはまちまち。
- 1月6日の夜に外す
- 七草粥を食べた1月7日に外す
- 正月気分を引きずらないよう、1月8日朝に外す
いずれも「お正月の終わりを丁寧に締めくくる」ことが目的です。
正月事納めと関わりの深い人物・団体・文化
正月事納めという行事は、神話や特定の人物に由来するものではありません。しかし、伝統を守り、今に伝える多くの担い手たちが存在します。
地域の神社
神社では、どんど焼きや古札焼納祭など、正月飾りをお焚き上げする行事が行われます。地域住民が正月飾りを持ち寄り、一年の無病息災や家内安全を祈ります。
このような場は、単に飾りを燃やすだけでなく、地域のつながりを再確認する機会にもなっています。
家族・家庭の伝統
「うちは毎年、おばあちゃんが1月8日にしめ縄を片付けるのが恒例なの」
そんな風に、家庭内に代々受け継がれてきた“マイルール”がある家庭も多いでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃんが、飾りの意味を語ってくれる――そんな光景の中に、暮らしの文化や知恵が今も息づいています。
正月事納めに関するよくある質問
Q1:正月事納めって、全国どこでも1月8日なんですか?
いいえ、地域によって異なります。
関東では松の内が1月7日までとされるため、1月8日に事納めをする家庭が多いですが、関西では1月15日まで松の内とされることが多く、その後に片付けを行います。
Q2:飾りを捨てるのはNGなんですか?
必ずしもNGではありませんが、伝統的には「どんど焼き」などでお焚き上げするのが望ましいとされています。
どうしても神社に持っていけない場合は、塩をふって清めたうえで、一般ごみとして処分する方法もあります。ただし、自治体によって対応が違うため確認が必要です。
Q3:正月事納めにやってはいけないことってありますか?
特にタブーはありませんが、神聖な飾りを丁寧に扱うことが大切です。
飾りを雑に扱ったり、年神様に背を向けるような行動は避けたいですね。家族で感謝の気持ちをもって片付ける時間にするのが理想です。
正月事納め〜新しい年への一歩を大切に〜
正月事納めは、「年神様をお迎えし、お見送りする」という日本人の精神文化が凝縮された行事です。
飾りを取り外すという行動のなかに、感謝、区切り、再出発という大切な意味が込められています。
形式的な行事として捉えるのではなく、家族でその意味を共有しながら行うことで、一年の始まりをより豊かなものにすることができるでしょう。
1月8日――あなたの家では、どんな風に正月事納めを迎えますか?
リビングの飾りを外すその手に、今年の「思い」もそっと込めてみてください。
今日は何の日(1月8日は何の日)
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