神戸港記念日(1月1日 記念日)はどんな日?
✅ 神戸港記念日は、1868年1月1日に神戸港が公式に開港したことを記念する日です。
✅ 神戸港はもともと「兵庫港」と呼ばれており、開港当初は外国船の停泊地として利用されていました。
✅ 神戸市、国土交通省港湾局、神戸港湾業者協会などが深く関与しています。
異国の風が吹き込んだ日。神戸港記念日は日本の未来を変えた
元日と聞くと、初日の出、おせち、お年玉。そんなイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、この1月1日は、神戸にとって特別な意味を持つ日でもあります。
それが「神戸港記念日」。
1868年1月1日、まさに日本が明治という新しい時代に踏み出そうとしていたその時、神戸港が世界に向けてその扉を開いたのです。
神戸港の開港は、単に港が使えるようになったというだけではありません。それは、日本が西洋諸国と本格的に交流を始め、文化・技術・価値観が流れ込んできた“文明開化の入り口”でした。
神戸港は、ただの物流の拠点ではなく、時代の潮流を受け止め、日本の未来を大きく動かす存在だったのです。
神戸港記念日の由来~なぜ「1月1日」なのか?
神戸港が開かれたのは、旧暦で慶応3年12月7日。
これを新暦に換算すると、ちょうど「1868年1月1日」になります。この日をもって、日本と海外との交易の門が神戸に開かれました。
当時の神戸港は、実は「兵庫港」と呼ばれていました。開港の背景には、1858年に結ばれた日米修好通商条約があります。
この条約により、日本はいくつかの港を外国に開くことを約束しました。その中の一つが「兵庫港(現在の神戸港)」だったのです。
そして10年後、幕末から明治へと時代が大きく揺れ動く最中に、神戸港はついに開かれます。新しい年のはじまりとともに、新しい国際関係がここ神戸で始まったのです。
その後、1872年に「神戸港」と名前が変わり、外国人居留地も整備され、港町・神戸の近代化が加速していきます。
神戸港記念日の豆知識~「天然の良港」と呼ばれる理由とは?
神戸港の特徴のひとつは、地形が港にとって非常に恵まれていることです。
神戸の街は、六甲山の麓に広がっています。山が海に向かって急に落ち込むこの地形のおかげで、港からすぐの場所で水深が深くなっています。
このため、大型船が接岸しやすく、波の影響も少ない。こうした特徴から、神戸港は「天然の良港」として知られています。
また、神戸港は早くから鉄道網との連携が進んでいました。港に降ろされた荷物が、すぐに鉄道で全国に運ばれる。
この物流の効率の高さが、神戸港を国際貿易港として押し上げる大きな要因となったのです。さらに神戸港は、単なる商業港にとどまらず、観光港としての顔も持っています。
ポートタワー、メリケンパーク、神戸海洋博物館など、海と港を感じられる観光スポットが集まっており、神戸港そのものが“体験できる観光資源”になっています。
神戸港記念日に関わる人物・団体とは?
神戸港の発展と記念日に関わるキーパーソンたちは、多岐にわたります。
まずは、神戸市。
2017年には「神戸開港150年」を記念し、大規模な記念事業が展開されました。市民参加型のイベント、記念式典、港町の魅力を伝える展示会などが行われ、港と市民との絆を再確認する機会となりました。
また、神戸港湾業者協会や、国土交通省港湾局も、神戸港の運営と維持管理において中心的な役割を担っています。
そして、歴史に名を刻んだ人物として忘れてはならないのが、初代神戸税関長を務めたエドワード・スネルです。彼は港の整備と運用に深く関わり、神戸港を国際水準の港として機能させるために尽力しました。
港町・神戸の成功は、こうした人物や団体の地道な支えによって実現されたのです。
神戸港記念日に関するよくある質問
Q1:神戸港記念日は全国的な祝日なの?
A:いいえ。神戸港記念日は国の祝日ではなく、地域的な記念日です。神戸市や関係機関が中心となって認識されています。
Q2:港が“兵庫港”から“神戸港”になったのはなぜ?
A:1872年に、都市としての名称「神戸」に統一する形で、港も「神戸港」と改称されました。市の成長に伴う名称の変更です。
Q3:他の港にも開港記念日はあるの?
A:はい、あります。
- 東京港:5月20日
- 横浜港:6月2日
- 長崎港:6月2日
- 函館港:7月1日
- 大阪港:7月15日
それぞれの港が開かれた日を記念日として制定しています。
神戸港記念日のまとめ~港から始まる物語は今も続く
神戸港記念日(1月1日)は、神戸の歴史を語る上で欠かせない大切な記念日です。
世界と日本をつなぐ窓口となったこの港の開港が、日本の近代化を後押しし、今の神戸という街を形作りました。そしてその歩みは、今もなお続いています。
神戸港はこれからも、物流の拠点として、観光地として、人々の夢を乗せる“海の玄関口”であり続けるでしょう。
初詣やお正月気分に浸るその合間に、神戸港記念日という歴史の一日にも、少しだけ想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
今日は何の日(1月1日は何の日)
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