フナの日(2月7日 記念日)はどんな日?
✅ 語呂合わせ「フ(2)ナ(7)」に由来し、古河市のフナ甘露煮店組合が制定した日です。
✅ 地元名物「フナの甘露煮」の魅力を全国へ伝えるため、2001年に2月7日に変更されました。
✅ 茨城県古河市のフナ甘露煮店組合が記念日制定に深く関わっています。
忘れかけていた“ふるさとの味”を思い出す日──2月7日はフナの日
田んぼの水がぬるみはじめ、春の兆しがどこか空気に混じる頃。
そんな季節に、静かに思い出したくなる魚がいます。それが「フナ」。
かつて、子どもたちは網を片手に小川でフナを追いかけ、夕暮れには甘辛く煮込まれたフナの甘露煮が台所に湯気を立てていました。自然と共にあった、そんな暮らし。
今は遠くなったその記憶を、もう一度呼び覚ますように──2月7日は「フナの日」。
茨城県古河市の「フナ甘露煮店組合」が制定したこの記念日は、ふるさとの味を未来に残したいという、まっすぐな想いから生まれました。
ここでは、「フナの日」が持つ意味、その歴史、そして知られざるフナの魅力をたっぷりとご紹介します。読めばきっと、あなたの心にも一匹のフナが泳ぎ出すはずです。
なぜ2月7日?フナの日の由来と背景
「フナの日」と聞いて、まず気になるのが「なぜこの日なのか?」という点です。
その答えは、とてもシンプルで、そして微笑ましいものです。語呂合わせ──「フ(2)ナ(7)」。
この響きから、2月7日が「フナの日」となりました。
しかし、実はこの記念日、最初からこの日に定められていたわけではありません。制定当初の2000年(平成12年)、茨城県古河市の「フナ甘露煮店組合」は、11月27日を「いいフナの日」として記念日登録しました。
「いい(11)フナ(27)」という、またしても語呂の妙です。
しかし、翌年の2001年(平成13年)、組合は思い切って日付を変更します。「もっと覚えやすく、もっとフナらしく」。
そうして選ばれたのが「フ(2)ナ(7)」の2月7日。日本人が昔から大切にしてきた“語呂の文化”が、ここでも温かく生きているのです。
この記念日には、古河市の人々が大切にしてきた「味」が詰まっています。昔から渡良瀬川では、豊富なフナが獲れました。
そのフナを丁寧に甘露煮にして、お正月や節句、お祝いの席に並べる。時間をかけて煮込まれたフナの味は、ただの保存食ではありません。
家族の団らん、季節の移ろい、地域の誇りが、そこにありました。
だからこそ──「フナの日」は、単なる魚の記念日ではないのです。ふるさとの記憶を、次の世代へ渡すための、やさしいバトンのような一日なのです。
フナってどんな魚?「身近すぎて知らない」その奥深い生態
フナ。あまりにも身近すぎて、意外と詳しく知られていない魚かもしれません。でもその実態は、とても奥深い存在です。
フナは、コイ目コイ科の淡水魚で、河川や池、湖、用水路など、流れのゆるやかな水辺に幅広く生息しています。特に日本では、北海道から九州まで広く分布し、古来より人々の暮らしとともにありました。
驚くべきはその“たくましさ”。
フナは、水質の悪化にも強く、少々汚れた水でも生き抜く力を持っています。そのため、農村地帯では「どこにでもいる魚」として親しまれてきました。
体つきはコイに似ていますが、口元にヒゲがないのが特徴。種類も豊富で、ギンブナ、キンブナ、ニゴロブナ、ナガブナ、ゲンゴロウブナ、ヨーロッパブナ、ギベリオブナなど、多くの仲間がいます。
しかし、フナの分類はとても難解です。外見が似すぎていて、見ただけでは種類を見分けるのが非常に困難。
専門家でも「これが○○フナだ」と断定できないことがあるほどなのです。それもまた、フナが「ミステリアスな魚」と呼ばれる理由のひとつ。
さらに歴史的にも、フナは古くから日本人に親しまれてきました。日本最古の和歌集『万葉集』や、平安時代の説話集『今昔物語集』にも登場し、「身近で親しみのある魚」として扱われています。
千年以上も前から、私たちの暮らしのそばにいた存在──それが、フナなのです。
地元の味を支える人々──古河市「フナ甘露煮店組合」とは?
「フナの日」を制定した立役者、それが「フナ甘露煮店組合」です。
茨城県古河市にあるこの組合は、地元に根ざした甘露煮専門店が集まり、地域の味と伝統を守りながら発信しています。古河市には、渡良瀬川という豊かな川が流れています。
この川でとれたフナを使い、代々受け継がれてきた製法で甘露煮をつくる。それが、組合員たちの誇りです。
甘露煮といえば、ただの佃煮をイメージされる方もいるかもしれません。
でも、古河市のフナ甘露煮はひと味違います。丸ごとじっくり煮込まれたフナは、骨まで柔らかく、噛むたびに甘辛いタレがじゅわっと口の中に広がります。
お正月やお祭り、贈り物としても重宝され、地元では「祝いの味」として愛されています。組合の活動は、単なる製造や販売にとどまりません。
地域イベントへの出店、学校での食育活動、観光客向けの体験プログラムなど、多岐にわたります。「フナを通じて、地域の魅力を伝えたい」そんな真摯な想いが、活動の根底にあるのです。
フナの日(2月7日 記念日)に関するよくある質問
Q1. フナの日ってどこで祝われているの?
主に茨城県古河市を中心に認知されています。地元のフナ甘露煮店では特別販売を行ったり、地元メディアでの紹介もあります。
Q2. ニゴロブナの日とは違うの?
はい、違います。ニゴロブナの日は2月5日〜7日の3日間で、「ニ(2)ゴ(5)ロ(6)ブナ(7)」という語呂にちなんだもの。フナの日(2月7日)は、フナ全般への感謝と認知を広げる目的で制定されています。
Q3. フナ甘露煮はどこで買える?
古河市内の甘露煮専門店や、一部オンラインショップでも購入可能です。贈答用のパッケージもあるため、お歳暮や内祝いにもおすすめです。
フナの日(2月7日 記念日)で、暮らしに少しの“やさしさ”を
「記念日」とは、単に日付を祝うものではありません。
そこには、何かを大切に思う気持ちがあります。2月7日の「フナの日」もまた、そんな日。
忘れられそうになっている地域の味、家庭の温かさ、自然とのつながり。それらを、もう一度心に取り戻すための優しい合図です。
冷蔵庫が当たり前になった今、保存食としての甘露煮は“古い食べ物”かもしれません。でも、時間をかけて作られたその味には、「手間」や「愛情」といった、今の暮らしに欠けがちなものが込められています。
たまには、そんな食卓もいいのではないでしょうか。
フナの日──あなたの暮らしにも、そっと「ふるさとの味」を届けてくれる記念日です。
今日は何の日(2月7日は何の日)
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