ピーターパンの日（12月27日 記念日）はどんな日？
✅ 1904年12月27日、ロンドンで『ピーターパン』が初めて舞台上演された日。
✅ 元は『小さな白い鳥』として登場し、舞台化と小説化を経て世界的人気作となった。
✅ 作者ジェームス・バリーと、ディズニーによるアニメ化が作品普及に大きく貢献した。
「ピーターパンの日（12月27日）」は、子ども心に戻れる魔法の日
誰しも一度は、こう思ったことがあるのではないでしょうか。
「ずっと子どものままでいられたらいいのに」
12月27日は、そんな願いをカタチにした少年「ピーターパン」が、舞台の上で初めて命を吹き込まれた日です。
舞台『ピーターパン』の初演は、1904年12月27日。
場所はロンドンの「デューク・オブ・ヨーク劇場」。
この日を記念して、12月27日は「ピーターパンの日」とされています。
永遠の子ども・ピーターがネバーランドで繰り広げる冒険は、時代を超えて多くの人の心を掴み続けています。
この記事では、「ピーターパンの日」の由来や物語の魅力、深く関わる人物、そしてこの日をもっと楽しむ方法まで、たっぷりとご紹介していきます。
ピーターパンの日の由来とは？1904年、ロンドンで生まれた夢
1904年12月27日、ロンドンのデューク・オブ・ヨーク劇場。
ジェームス・マシュー・バリーが手がけた童話劇『ピーターパン』が、初めて舞台にかけられた日です。
この作品が生まれるまでには、少し不思議な物語が隠されています。
実はピーターパンというキャラクターが初登場したのは、1902年に発表された小説『小さな白い鳥（The Little White Bird）』でした。
この物語の中で、ピーターはケンジントン公園で迷子になった赤ちゃんとして登場します。
そこから、バリーは子どもが持つ無垢さや冒険心、大人になりたくないという願望を描き、童話劇『ピーターパン、あるいは大人になりたくない少年（Peter Pan, or The Boy Who Wouldn’t Grow Up）』へと昇華させました。
この舞台はロンドン中で大きな話題を呼び、たちまち大ヒット。
その後、アメリカ・ニューヨークでも上演され、世界的な人気作となりました。
1911年には、小説版『ピーターパンとウェンディ』も出版され、物語としての完成度を高めながら、多くの人の心を掴んでいきました。
ピーターパンの日の豆知識：ネバーランドと大人にならない理由
ピーターパンの魅力は、彼が「大人にならない少年」だという点にあります。
でもなぜ、ピーターは大人にならないのでしょうか？
物語によると、ピーターは乳母車から落ち、母親に見つけてもらえず、ケンジントン公園で迷子になってしまったことが原因です。
そのショックから、彼は成長を拒み、「ずっと子どもでいること」を選んだのです。
その後、ピーターは妖精ティンカーベルとともに、おとぎの国「ネバーランド」へ旅立ちます。
そこでは海賊のフック船長や、インディアンのタイガーリリー、ロストボーイズたちとの冒険が繰り広げられます。
ネバーランドは、子どもたちの想像力が作り出した理想の世界。
でも実は、現実世界からの「逃避の場」とも言えます。
「大人になること」＝「責任を背負うこと」
ピーターはそれを拒むことで、自分の自由を守っているのです。
このメッセージは、現代社会に生きる私たちにとっても、どこか胸に刺さるものがあります。
ピーターパンの日と関わる人物・団体・企業
この記念日を語る上で欠かせないのが、作者ジェームス・マシュー・バリー。
1860年、スコットランドに生まれた彼は、小説家・劇作家として多くの作品を残しました。
特に、バリーが親しくしていたデイヴィス家の子どもたちとの交流が、ピーターパン創作の原点と言われています。
実際に、子どもたちとケンジントン公園で遊ぶ中で、ネバーランドのアイデアが生まれたそうです。
また、彼はピーターパンの著作権を、イギリスの「グレート・オーモンド・ストリート病院」に寄付しています。
この病院は小児専門で、著作権収入は子どもたちの医療支援に使われています。
そしてもう一人の重要人物がウォルト・ディズニー。
1953年、ディズニーによるアニメ映画『ピーターパン』が公開されました。
この作品はアメリカだけでなく、日本を含む世界中で大ヒット。
今ではディズニーランドの人気アトラクションにもなり、ピーターパンの名は不動のものとなりました。
ピーターパンの日にちなんで、あなたができること
「記念日を知ったから終わり」ではもったいないですよね。
せっかくなら、この日をきっかけに子ども心を思い出すような時間を過ごしてみませんか？
たとえば…
・ディズニーの『ピーターパン』映画をもう一度観る
・ピーターパンの舞台版を観劇してみる
・ケンジントン公園やネバーランドについて調べて旅気分を味わう
・子どもの頃の写真を見返してみる
・「最近、大人になりすぎてない？」と自分に問いかけてみる
ピーターパンの日は、時間を忘れて空想の世界へ飛び立つ、そんな自由な一日をくれる日です。
ピーターパンの日に関するよくある質問
Q1：ピーターパンは実在の少年がモデルって本当？
A：はい、本当です。バリーの友人シルヴィア・デイヴィスの子どもたちがモデルです。
Q2：『ピーターパン』は今でも舞台で見られますか？
A：はい、世界各地でたびたび上演されています。日本でも過去にミュージカル化されました。
Q3：著作権はどうなっているの？
A：著作権は「グレート・オーモンド・ストリート病院」に寄贈され、病院運営の支援に活用されています。
ピーターパンの日（12月27日）は、大人になっても忘れたくない心の記念日
「ピーターのように空を飛べたら」
「ネバーランドに行ってみたい」
そんな夢を、一度でも抱いたことがあるなら、あなたの中にもピーターパンはいます。
12月27日は、彼がこの世に生まれた日。
子ども心を思い出し、ほんのひとときでも「成長を止める」ことを自分に許してみませんか？
きっとその先に、見落としていた大切な感情があるはずです。
ネバーランドは遠い世界ではなく、あなたの心の中にあるのです。
12月27日は何の日（今日は何の日）
浅草仲見世記念日 | ピーターパンの日 | 寒天発祥の日 | 仏壇の日（毎月27日） | 夕焼忌
