MENU

ケーキの日(1月6日 記念日)とは?日本初のケーキ広告と風月堂の甘い物語

1月6日は日本初のケーキ広告に由来する「ケーキの日」。その由来や豆知識を丁寧に解説
目次

ケーキの日(1月6日 記念日)はどんな日?

✅ 1879年に上野風月堂が日本初のケーキ広告を新聞に掲載したことに由来する日。
✅ 明治時代の「西洋化ブーム」の中で、西洋菓子の先駆けとしてケーキ文化を広めた記念すべき日。
✅ 東京・上野の「風月堂」が、日本初のケーキ広告を出した洋菓子文化の先導者。

ケーキって、こんなにすごかったの?

甘くて幸せな記念日「ケーキの日」の魅力とはケーキを食べると、どうしてこんなに幸せな気分になるのでしょうか。

誕生日、記念日、バレンタインやクリスマスなど、大切なシーンにはいつもケーキがそばにあります。

でも、ケーキに「記念日」があることは、あまり知られていません。

1月6日。

実はこの日こそが、「日本のケーキ文化の幕開け」を象徴する大切な日なのです。

この日は「ケーキの日」。

明治時代、日本に洋菓子という概念が広まり始めた頃――
ある老舗菓子店が、西洋の香り漂う「ケーキ」という未知のスイーツを日本で初めて広告に出しました。

そのお店の名前は、上野「風月堂」。

当時の日本人にとって、西洋菓子はまさに“未知の味”。

この革新的な一歩が、今のケーキ文化のすべての始まりだったのです。

この記事では、

  • ケーキの日が1月6日である理由
  • ケーキにまつわる豆知識
  • 関係の深い人物や企業
  • さらには他のスイーツ記念日との違い

など、読んだあとに誰かに話したくなるような“ケーキ愛”に満ちた情報をたっぷりお届けします。

ケーキの日の由来は?広告から始まったケーキの歴史

「ケーキの日」が1月6日とされている理由。

それは、1879年(明治12年)1月6日、ある歴史的な出来事があったからです。

この日、東京・上野にあった「風月堂」というお店が、日本で初めて「ケーキ」を新聞広告として掲載しました。

掲載されたのは、当時の大手新聞「東京日日新聞」。

その内容には、次のような趣旨が記されていました。

「文化は日々開けていき、すべてのものが西洋風になってきていますが、ただ『西洋菓子(ケーキ)』をつくっている人はいません。

当店では外国から職人を雇ってケーキをつくり、博覧会へ出品したところ大好評でした。ぜひご賞味ください」

この広告は、日本人が初めて「ケーキ」という言葉と出会った瞬間かもしれません。

この出来事を記念して、1月6日は「ケーキの日」として知られるようになりました。

記念日としての制定元は不明ですが、複数の記念日事典で確認されており、その意味と価値は広く認知されています。

日本で初めて“ケーキ”という存在が世に紹介された――

それが、1月6日の「ケーキの日」なのです。

ケーキの日に知っておきたい甘い豆知識と記念日たち

ケーキの日があるなら、他にもスイーツに関する記念日があるのでは?

実は、ケーキにまつわる記念日は想像以上にたくさんあるのです。

たとえば、

  • 毎月22日:ショートケーキの日
  • 6月6日:ロールケーキの日
  • 7月12日:デコレーションケーキの日
  • 毎月6日:手巻きロールケーキの日
  • 毎月8日:ホールケーキの日
  • 毎月10日:パンケーキの日
  • 毎月15日:いちごの日

この中でも、ユニークなのが「ショートケーキの日」。

カレンダーを見ると、22日の真上には15日が並んでいます。

その様子が、ショートケーキの上に「いちごが乗っている」ように見えることから、22日が「ショートケーキの日」とされたのです。

また、ケーキのサイズにも面白い豆知識があります。

日本では「号数」という単位でケーキの大きさを表します。

これは日本の「尺貫法」に由来するもので、1号=直径約3cm。

4号なら12cm、6号なら18cmという具合です。

号が大きくなるごとに、だいたい3cmずつ大きくなっていきます。

ケーキに関するこんな雑学も、「ケーキの日」にこそ話したくなりますよね。

ケーキの日を生んだ「風月堂」ってどんなお店?

「ケーキの日」は、ただスイーツを楽しむ日ではありません。

そこには、明治の日本に“甘い革命”をもたらした老舗「風月堂」の存在があります。

上野風月堂は、江戸時代から続く伝統ある和菓子店。

しかし、明治時代の文明開化の中で、西洋文化が日本に押し寄せると、彼らは大きな決断をします。

「西洋菓子を、日本人に届けよう」

そのために、なんと外国人の洋菓子職人を雇い、本格的なケーキを開発。

さらに、そのケーキを堂々と博覧会に出品し、新聞広告まで出したのです。

現代でいうならば、日本初のケーキ屋さんによる「ケーキPRキャンペーン」。

その先進性と挑戦精神は、まさに“スイーツ界のパイオニア”と呼ぶにふさわしいものでした。

もし風月堂がこの一歩を踏み出さなければ、

私たちが今こうして気軽にケーキを楽しむ文化は、もっと遅れていたかもしれません。

ケーキの日に関するよくある質問

Q1. 「ケーキの日」は誰が決めたのですか?
A. 記念日を制定した団体は明確にはされていませんが、複数の記念日書籍や事典に掲載されており、広く知られています。

Q2. ケーキの日にイベントや特典はありますか?
A. 洋菓子店や百貨店などで限定スイーツが登場することがあります。特に上野風月堂では、この日を記念して特別メニューが登場することも。

Q3. 他のスイーツ記念日との違いは?
A. 「ケーキの日」は、日本でケーキが“文化”として始まった原点の記念日。他の記念日は主に種類や語呂合わせに基づいています。

ケーキの日のまとめ|甘い文化の原点に想いを馳せて

1月6日「ケーキの日」は、スイーツ好きなら絶対に知っておきたい記念日です。

この日は、単にケーキを楽しむだけでなく、日本で初めてケーキが新聞広告に登場した「文化の誕生日」とも言える日。

東京・上野の風月堂が切り開いたその一歩が、今の日本のスイーツ文化を築いたのです。

たった1つの広告が、100年以上も人々を幸せにし続けている。

そんな歴史の背景を知ると、ケーキがもっと愛おしく感じられるはずです。

ぜひ、1月6日にはお気に入りのケーキを買って、誰かと一緒に「ケーキの日」の話をしてみてください。

甘いひとときが、もっと特別なものになるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次