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ジェネリック医薬品の日(12月22日)とは?医療費と生活を守る薬の記念日

ジェネリック医薬品の日の由来や意義、医療費削減のポイントをわかりやすく紹介
目次

ジェネリック医薬品の日(12月22日)はどんな日?

✅ 厚生労働省がジェネリック医薬品の承認基準を定めた記念すべき日。
✅ 医療費削減や患者負担軽減を担うジェネリック医薬品の普及を目的に制定。
✅ NPO法人ジェネリック医薬品協議会が制定し、日本記念日協会が認定。

高くて困る…を変えてくれる薬。ジェネリック医薬品の日(12月22日)の意味

もし、いつもの薬代が3割安くなったら。その分、家族の食費に、子どもの習い事に、老後の貯蓄に回せたら。

そう思ったことはありませんか?

医療費が高騰する今の時代、「薬」は家計にとって見過ごせない負担です。

そんな中で、高品質でありながら、価格は新薬の半額以下。それを叶えてくれるのが「ジェネリック医薬品」です。

この素晴らしい選択肢をもっと多くの人に知ってもらいたい――。そんな思いから誕生したのが「ジェネリック医薬品の日(12月22日)」です。

この日がどのように生まれたのか、そして私たちにどんな影響を与えてくれるのか。

ここでは、制度の背景から、ジェネリック医薬品にまつわる豆知識、さらには未来の医療を支える存在としての意義までを詳しく解説していきます。

なぜ12月22日?ジェネリック医薬品の日の由来と背景

「ジェネリック医薬品の日」は、1997年(平成9年)12月22日が起点となっています。

この日、厚生労働省がジェネリック医薬品に対する科学的な承認基準を正式に定めました。これにより、「新薬と同等の品質・効き目・安全性を持つ後発薬」が、公的に認められるようになったのです。

記念日を制定したのは、東京都大田区に本部を構える「NPO法人ジェネリック医薬品協議会」。この団体は、ジェネリック医薬品の普及活動を行っており、誤解や偏見を解消する啓発にも力を入れています。

さらに2019年(令和元年)、この日が「ジェネリック医薬品の日」として正式に「一般社団法人 日本記念日協会」に登録されました。

この日には、次のような願いが込められています。

  • 医療費に悩む人々の負担を減らしたい
  • 賢く薬を選ぶ知識を、多くの人に届けたい
  • 将来の医療制度を支える行動につなげたい

医療の選択肢が広がる中で、この記念日は「自分で選ぶ医療」を考えるきっかけとなっています。

実は知らない?ジェネリック医薬品のホントの話

「安いってことは、効き目が弱いんじゃないの?」
「成分は同じって言うけど、本当に安全?」

ジェネリック医薬品について、こうした疑問を抱く人は少なくありません。でも、それは“誤解”です。

ジェネリック医薬品(generic drug)は、新薬と同じ有効成分を持ち、効き目・安全性も厚生労働省の厳しい承認をクリアした「信頼できる薬」です。

ジェネリック医薬品の特徴

  • 成分:新薬と同じ有効成分
  • 効果:新薬と同等(治験で比較実証済み)
  • 安全性:品質管理は法令で厳格に管理
  • 価格:新薬の3〜5割程度の価格

開発期間も3〜5年と短く、新薬より数百億円単位でコストを抑えられることが、低価格を実現している理由です。

ちなみに、販売名には「薬の名前+剤型+企業名」が付きます。たとえば、「アムロジン錠(先発薬)」に対して、「アムロジピン錠〇〇(企業名)」という形になります。

それぞれの企業が独自の改良を加えて「飲みやすい形状」「溶けやすさ」などで差別化を図っているのも特徴です。

薬局で「どちらにしますか?」と尋ねられたら、自信を持って選択できるようになります。

高齢者にも、家族にもやさしい。ジェネリック医薬品の社会的な意義

いま、日本の医療費は年間で約45兆円を超えています。この膨れ上がる医療費の一因が「薬剤費」です。

特に高齢者が増え続ける社会では、複数の薬を日常的に使う人も多く、薬代の負担は深刻な問題です。

ここで、ジェネリック医薬品の出番です。

たとえば、毎月5000円かかっていた薬代が、ジェネリックに切り替えるだけで3000円に。年間で2万4000円も節約できます。家族全員で使っていれば、年間10万円単位で節約できる家庭もあります。

さらに、医療保険財政の健全化にも大きく貢献しています。

厚生労働省も「後発医薬品の使用促進」を政策として掲げており、薬局ではジェネリック医薬品の選択を促すポスターや案内が増えています。

つまり、ジェネリック医薬品は【個人にも、社会にもやさしい選択】なのです。

ジェネリック医薬品の日(12月22日)に関係する人・団体・企業たち

この記念日を陰で支える人たちの努力も、忘れてはなりません。

まず、記念日を制定した「NPO法人ジェネリック医薬品協議会」。この団体は、正しい知識の普及、セミナーの開催、医療現場との連携を通じて、ジェネリック医薬品のイメージ向上に貢献しています。

次に、記念日認定を行った「日本記念日協会」。制度として記念日を公式に認定することで、企業や医療業界への波及効果を高めています。

そして、製薬会社です。

  • 日医工株式会社
  • 沢井製薬株式会社
  • 東和薬品株式会社
  • Meiji Seika ファルマ株式会社

これらの企業は、品質管理や製造工程の透明化を進め、信頼性の高い製品を届けています。

また、薬剤師や医師といった医療従事者も、患者が安心してジェネリックを選べるよう日々努力しています。

ジェネリック医薬品の日(12月22日)に関するよくある質問

Q1:新薬とジェネリックは本当に同じ効果なの?
A1:はい。同等であることを確認する「生物学的同等性試験」をパスしなければ、販売できません。

Q2:ジェネリックにすると、副作用が増えることはある?
A2:有効成分は同じですが、添加物や剤形が異なる場合があります。体質によって合わないこともあるため、医師や薬剤師に相談しましょう。

Q3:病院で「ジェネリックにしたい」と言っても大丈夫?
A3:もちろん可能です。診察時や薬局でその希望を伝えれば、柔軟に対応してくれます。

ジェネリック医薬品の日(12月22日)は、未来の健康を支える一歩

薬は、「飲むだけのもの」ではありません。それを「選ぶこと」が、あなた自身や大切な人の未来を変えることもあるのです。

ジェネリック医薬品は、経済的な負担を減らし、より多くの人が必要な医療を受けられるようにする、大切な選択肢です。

12月22日は、そんなジェネリック医薬品の「はじまりの日」。この日をきっかけに、自分の健康、そして家族の健康について、一歩踏み込んで考えてみませんか?

「高いから薬を我慢する」――そんな悲しい選択をしなくて済む社会を目指して。

ジェネリック医薬品の日は、未来の医療と、あなたの生活を守るために生まれた、心強い記念日です。

今日は何の日(12月22日は何の日)

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