MENU

ニューヨークの日(9月8日)とは?名前の由来と歴史、雑学まで徹底解説

ニューヨークの日の歴史と都市文化を祝うカラフルなデザイン
目次

ニューヨークの日(9月8日 記念日)はどんな日?

✅ オランダの植民地「ニューアムステルダム」がイギリスに譲渡され、「ニューヨーク」に改称された記念日
✅ 世界的に影響力のある都市「ニューヨーク」の誕生を記念する、歴史と現在をつなぐ日
✅ 名称の由来である「ヨーク公ジェームズ」と、国連や金融機関など多くの国際機関と深い関係がある


世界で最も影響力のある都市の一つ、ニューヨーク。

でも、その名前の由来や、かつて別の名前で呼ばれていたことを知っていますか?

9月8日は、そんな「ニューヨーク」という名が誕生した記念すべき日。

この日は、かつて「ニューアムステルダム」と呼ばれていた街が、1664年にイギリスの手に渡り、ヨーク公の名にちなみ「New York」と改名された歴史的な瞬間を記念しています。

今でこそ、自由の女神やタイムズスクエア、ブロードウェイなどの象徴が立ち並び、世界の経済、文化、政治、エンターテインメントをけん引するこの街も、始まりはヨーロッパ列強の間で交わされた地政学的なゲームの一駒でした。

この記事では、「ニューヨークの日」の由来から、そこに込められた歴史、都市としての進化、豆知識、関連する人物・団体、そしてこの記念日に寄せられる疑問にまで丁寧にお答えしていきます。

読み終えるころには、ニューヨークがもっと身近に、もっと魅力的に思えるはずです。

ニューヨークの日の由来~「ニューアムステルダム」が変わった瞬間

今からおよそ360年前の1664年。

アメリカ大陸東海岸の一角にあった小さなオランダの植民地「ニューアムステルダム」は、ヨーロッパの大国イギリスの軍艦によって包囲されます。

当時のオランダは、貿易大国として世界中に植民地を持っていましたが、イギリスとの競争も激しく、北アメリカの勢力争いが激化していました。

イギリスはこの地の戦略的価値を重視し、無血で占領に成功します。

そのとき、イングランド王チャールズ2世は、この地を弟であるヨーク公ジェームズに与える決定を下します。

この瞬間、街の名前はオランダ語の「Nieuw Amsterdam(ニューアムステルダム)」から、英語の「New York(ニューヨーク)」へと生まれ変わったのです。

この日は1664年9月8日。

歴史的な都市改名が行われた記念すべき日として、「ニューヨークの日」とされています。

ニューヨークの日にまつわる豆知識~雑学で読み解く「世界都市」の正体

ニューヨークという名前のルーツは「ヨーク公」ですが、この都市には他にも面白い由来や裏話がたくさんあります。

たとえば、「自由の女神」はフランスから贈られた贈答品で、正式名称は「世界を照らす自由」。

この像の足元には、奴隷解放を象徴する鎖があるのをご存じでしょうか?

さらに「セントラル・パーク」は、開発時に市民から「森を壊すな!」と大反対を受けながらも、世界で最も有名な都市公園として完成しました。

また、「ユニスフィア」は1964年の万国博覧会の象徴で、地球を象った巨大な球体は、世界の平和と結びつきを表しています。

地球の北半球が大きく見える設計になっているのは、アメリカ中心主義が反映されたからとも言われています。

ニューヨークには、こうした意外なストーリーが街中にちりばめられていて、知れば知るほど魅了される都市です。

ニューヨークの日と関わりの深い人物・団体・企業

◆ヨーク公ジェームズ(後のイングランド王ジェームズ2世)

この記念日の主役ともいえる人物が、ヨーク公ジェームズ。

兄であるチャールズ2世から新たに獲得したこの地を任され、彼の称号から都市の名前が付けられました。

その後、彼はイングランド王に即位し、「ジェームズ2世」として歴史に名を刻みます。

◆国際連合(United Nations)

1945年に設立された国際連合は、1946年にニューヨークを本部所在地に選定。

現在でもマンハッタンのイーストリバー沿いに立地する国連本部は、世界各国の外交の舞台となっています。

ニューヨークは「世界の交差点」とも称されるにふさわしい場所です。

◆ニューヨーク証券取引所(NYSE)

ウォール街の中心に位置し、世界中の金融機関が取引する舞台。

その存在だけで、ニューヨークが「世界経済の心臓」と呼ばれる理由がわかります。

ニューヨークの日によくある質問

Q1. なぜ「9月8日」がニューヨークの日なのですか?

1664年9月8日に、ニューアムステルダムがイギリスに譲渡され、「ニューヨーク」と改称された歴史的事実に基づいています。

Q2. 以前の名前「ニューアムステルダム」はどんな都市だったの?

オランダが築いた交易都市で、毛皮取引などで繁栄していました。
街づくりのスタイルもオランダ風で、今でも一部にその名残があります。

Q3. ニューヨークと「ヨーク公」の関係は?

ヨーク公(ジェームズ)はイングランド王チャールズ2世の弟で、占領した都市を彼にちなんで命名しました。
これが「New York(新しいヨーク)」という名前の誕生です。

ニューヨークの日を知ることで世界が広がる ~まとめ~

「ニューヨークの日」は、都市名の変更というシンプルな出来事を超えて、世界史の転換点を物語る記念日です。

オランダとイギリスの覇権争いから生まれたこの地は、数百年の時を経て、文化、経済、政治、あらゆる分野で世界をリードする都市へと成長しました。

国連本部が置かれ、自由の女神が立ち、無数の人が夢を追い求めて集うこの都市の「名づけの日」を知ることで、ただの観光地としてではなく、一つの物語としてニューヨークを捉えることができるようになります。

家族や友人と話すとき、「実はニューヨークって、昔はオランダの都市だったんだよ」と話せば、きっと驚かれるはず。

そして、その一言から、もっと深く歴史や世界を知りたくなるかもしれません。

9月8日という日をきっかけに、世界都市の背後にある「知られざる歴史」に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次