「お手玉の日(9月20日)」はどんな日?
✅ 1992年、新居浜市で「第1回全国お手玉遊び大会」が開かれたことを記念して制定された日。
✅ お手玉は、古代エジプトやヨーロッパ遊牧民に起源があり、日本には奈良時代に伝わった。
✅ 日本のお手玉の会が、全国お手玉遊び大会や国際交流事業を通じてお手玉の普及を促進している。
皆さん、9月20日が「お手玉の日」であることをご存知でしたか?
この日は、ただの記念日ではなく、日本の伝統的な遊びである「お手玉」の魅力を再発見し、その楽しさを広めるために制定された特別な日なのです。
お手玉は、単なる遊びではありません。
小さな布袋に小豆や米、ジュズダマの実を入れ、手のひらでトントンと軽やかに打ち合う、そのシンプルでありながら奥深い遊び。
日本では、奈良時代にその原型が伝わり、江戸時代には広く親しまれるようになりました。
「お手玉の日」がなぜ9月20日なのか、その理由とお手玉が持つ意味について、詳しくお伝えします。
「お手玉の日」とは?
9月20日、「お手玉の日」が制定されたのは、1992年(平成4年)のことです。
この日、愛媛県新居浜市で「第1回全国お手玉遊び大会」が開催され、その記念日として設定されたのです。
新居浜市には「日本のお手玉の会」が事務局を構え、全国でお手玉遊びの魅力を広める活動を行っています。
この大会をきっかけに、日本中でお手玉を再発見し、その魅力を次世代に伝えるためのイベントや活動が盛り上がっています。
では、なぜお手玉がこれほどまでに愛され、記念日まで設けられたのでしょうか?
その理由は、お手玉がただの遊びにとどまらず、手先の器用さを養い、集中力を高めるための教育的な側面を持っているからです。
また、遊びながらも親子や友人とのコミュニケーションを深めることができるため、世代を超えて楽しめる素晴らしい遊びだからです。
お手玉の歴史と文化的背景
お手玉は、日本の伝統的な遊びの一つとして、古くから親しまれてきましたが、そのルーツは一体どこにあるのでしょうか?
古代の起源
お手玉の起源は、ヨーロッパの遊牧民が袋に粒状のものを入れて遊んでいたことにさかのぼると言われています。
また、約4,000年前の古代エジプトの洞窟壁画には、女性が袋を投げて遊ぶ姿が描かれており、現在のお手玉に似た遊びが存在していたことが確認されています。
日本においては、奈良時代に中国から伝わったとされています。日本における初期のお手玉は、手ごろな大きさの小石や水晶を使って遊ばれており、「石名取玉」とも呼ばれていました。
この頃、聖徳太子が遊んだとされる水晶のお手玉も発見されています。
江戸時代には、現在のような布袋を使ったお手玉が広まり、明治時代には多くの家庭にお手玉が普及しました。
その後も、歌川広重の浮世絵『風流おさな遊び』にも女児が遊ぶお手玉の姿が描かれるなど、広く親しまれていきました。
お手玉の魅力とは?
お手玉の魅力は、そのシンプルさにあります。布袋に入れるのは小豆や米、ジュズダマなどの自然素材。
これらを手でトントンと軽やかに打ち合う遊びは、誰でもすぐに始められるのが特徴です。
手先の器用さを育む
お手玉を使った遊びは、指先や手のひらの微細な動きを必要とします。
繰り返しお手玉を投げることで、手先の器用さが自然と養われます。子どもたちにとっては、成長過程で非常に有益な遊びであり、集中力を高めるためにも効果的です。
コミュニケーションのツールとして
お手玉遊びは、1人でも楽しむことができますが、2人以上で一緒に行うことで、さらに楽しくなります。
友達や家族とお手玉を行うことで、お互いに声を掛け合い、協力し合うことができます。
たとえば、2人でお手玉を投げ合いながら、お互いに挑戦し合うことで、遊びを通じて親密な関係が築けます。
どこでもできる手軽さ
お手玉は、場所を選ばず、ほとんどどこでも遊べるのが魅力です。公園やリビング、旅行先でも手軽に楽しめるため、時間があればすぐにお手玉を取り出して遊ぶことができます。
これも、忙しい現代社会において非常に便利な遊びと言えるでしょう。
お手玉の日を祝おう!
「お手玉の日」を迎えるにあたり、ぜひお手玉を手に取って、その魅力を再発見してみてください。
親子や友達と一緒に遊べば、楽しいひとときが過ごせますし、子どもたちにとっては、集中力を養う貴重な時間となることでしょう。
また、お手玉は日本の伝統文化の一部として、今後も大切にしていきたい遊びの一つです。
ぜひ、この「お手玉の日」をきっかけに、次の世代にお手玉の楽しさを伝えていきましょう。
お手玉の日まとめ
9月20日の「お手玉の日」は、ただのお祝いの日ではなく、日本の伝統的な遊びを再発見し、その魅力を広めるための日です。
お手玉は、シンプルでありながら深い意味を持つ遊びであり、手先の器用さを養い、家族や友人との絆を深めるための素晴らしいツールです。
ぜひ、この日をきっかけに、再度お手玉を手に取って、その楽しさを味わってみてください。
今日は何の日(9月20日は何の日)
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