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シェリーの日(9月6日 記念日)とは?由来・豆知識・制定者まで徹底解説!

シェリーの日にちなんだカラフルなペーパーアートとワインをイメージした記念日ビジュアル

シェリーの日(9月6日 記念日)はどんな日?

✅ シェリーの日は、スペイン・アンダルシア産の白ワイン「シェリー」と、その魅力を広める文化を記念する日。
✅ 日付はシェリー用ぶどうの収穫期と、注ぐ道具「ベネンシア」の形に由来している。
✅ 記念日の制定者は「しぇりークラブ」代表の高橋美智子氏で、一般社団法人日本記念日協会により認定されている。

目次

まるで香る歴史をグラスに注ぐような日、「シェリーの日」とは?

シェリー酒を飲んだことはありますか?

その味わいは、単なる白ワインの一言では片付けられない奥深さと風格があります。

芳醇でドライ、時に甘く、そして熟成された香りが口いっぱいに広がる――。

そんな魅力的なワイン「シェリー」にまつわる特別な記念日が、9月6日の「シェリーの日」です。

この日は、日本でシェリー文化を根気強く25年にわたって伝え続けてきた一人の女性、高橋美智子さんと、そのお店「しぇりークラブ」が中心となって制定されました。

ただの「ワインの記念日」ではありません。

スペインの風、アンダルシアの太陽、長い熟成の時間、そして高橋氏の情熱。

そのすべてがこの日には詰まっています。

今回は、そんな「シェリーの日」の由来や豆知識、記念日に関わる人物や団体をたっぷりご紹介します。

シェリーの日の由来が面白い!数字に隠されたロマン

「シェリーの日」は、単なるワイン愛好家のための日ではありません。

その日付「9月6日」には、実は2つの意味が込められています。

1つは、シェリーに使われるぶどうの収穫期が、スペイン・アンダルシア地方では毎年9月の第1週頃に当たるという自然のサイクルから。

この時期は、太陽の恵みをいっぱいに浴びたぶどうたちが最高の熟度を迎えます。

そしてもう1つの理由が、とてもユニーク。

シェリーをグラスに注ぐときに使う道具「ベネンシア」の形が、“9”のように見えるのです。

さらに、ベネンシアでシェリーを注ぐときの動きが、空中に数字の“6”を描くように見えるというロマンティックな発想が、日付の由来になっています。

つまり「9」と「6」——これが、「9月6日=シェリーの日」につながっているのです。

このように、味だけでなくその文化や美意識にも触れられる日、それが「シェリーの日」なのです。

シェリーの日に知っておきたい豆知識5選

① シェリーとは何か?ただの白ワインじゃない!

シェリー(Sherry)は、スペイン南部・アンダルシア地方のワインで、正式には「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」と呼ばれる地域で作られたもののみが「シェリー」と名乗れます。

白ワインをベースにしつつも、アルコールを添加して熟成させる酒精強化ワインで、そのスタイルは非常に多様です。

ドライなフィノ(Fino)から、甘口のペドロ・ヒメネス(PX)まで、まるで香りの辞書のように多彩です。

② 熟成は「ソレラシステム」という職人技

シェリーは単に時間をかけて熟成されるだけでなく、「ソレラシステム」という複雑な樽移動の仕組みによって、長年のワインが少しずつ混ざり合うように造られます。

このシステムにより、毎年の味の変化を最小限に抑えつつ、奥深い味わいが生まれるのです。

まさに、時間を味わうワインと言えるでしょう。

③ 「ベネンシア」って何?

シェリーを注ぐ際には「ベネンシア」と呼ばれる特殊な器具が使われます。

細長いステンレスの棒の先に小さなカップがついていて、これを樽の中に入れてシェリーをすくい上げ、空中を通してグラスに注ぐという独特なスタイル。

注ぐ姿はまるで芸術のようで、まさにシェリーの文化を象徴する儀式です。

④ シェリーと料理の相性は抜群!

シェリーは料理との相性も非常に良く、日本食とも驚くほどマッチします。

特に「フィノ」は刺身や寿司との相性が抜群で、「オロロソ」は肉料理と好相性。

「PX」のような甘口タイプは、デザートやチョコレートとのペアリングに最適です。

⑤ 日本でも“シェリー・アンバサダー”が誕生!

シェリーをより深く知るための資格「シェリー・アンバサダー」制度があり、日本でもその資格取得者が増えています。

まさに「シェリーの日」は、彼らにとっても特別な日なのです。

シェリーの日を支える人物と団体の情熱

「シェリーの日」の制定者は、しぇりークラブの代表である高橋美智子(たかはし・みちこ)氏です。

彼女は25年以上にわたって、日本におけるシェリー文化の発信者として活動を続けてきました。

1990年代からシェリーの魅力を伝えるため、飲食店「しぇりークラブ」を東京・銀座にオープン。

ここではシェリー専門のメニューやセミナー、テイスティング会などを開催し、シェリーに関する文化や歴史、そして味わいを日本人に伝えてきました。

また、シェリーの本場スペインとも連携し、現地の生産者との交流を通して最新情報を取り入れるなど、ワイン業界に大きな影響を与えています。

そしてその活動が評価され、一般社団法人・日本記念日協会によって「シェリーの日」が正式に記念日として登録されました。

まさに、日本における「シェリー文化の母」と呼ぶにふさわしい存在です。

シェリーの日に関するよくある質問

Q1. シェリーと普通の白ワインはどう違うの?
→ シェリーは酒精強化されており、アルコール度数が高く、熟成も特殊な方法(ソレラシステム)で行われます。

Q2. ベネンシアは家庭でも使える?
→ 通常の家庭では難しいですが、専用のイベントやレストランでは体験可能です。しぇりークラブでも体験できます。

Q3. 日本でシェリーが飲めるお店は?
→ 銀座の「しぇりークラブ」はシェリー専門店として有名。その他、一部のスペインバルや高級レストランでも取り扱いがあります。

シェリーの日をもっと味わうために

「シェリーの日」は、単なる“ワインの記念日”ではありません。

それは、文化、歴史、情熱、そして人生の豊かさを祝う日。

グラスの中に広がる風景を想像しながら、あなたもシェリーに触れてみてください。

そしてもし、まだシェリーを飲んだことがないなら――ぜひ、9月6日をその「最初の日」にしてみてください。

高橋美智子さんのような情熱を持つ人々の想いを知ることで、その一杯は何倍も美味しく感じられるはずです。

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