「ねえ、これ、知ってる? 七福神の日っていうんだって」
贈り物の包みを開いた瞬間、可愛らしい七福神のイラストに思わず笑みがこぼれました。
中に入っていたのは、色とりどりのあられとせんべい。
それぞれ異なる味、異なる個性、まるで七柱の神様が微笑みかけてくるような、不思議な温かさを感じました。
7月29日は「七福神の日」。
この記念日は、100年以上の歴史を持つ老舗の煎餅メーカー、株式会社幸煎餅が制定したものです。
せんべいを通じて「福」を届けたい。
そんな想いがぎゅっと詰まった、見て楽しく、食べて美味しい、縁起の良い日なのです。
七福神せんべいやあられには、恵比寿、大黒天、弁財天など、七柱の福の神がそれぞれの個性とともに描かれています。
「しち(7)ふ(2)く(9)」の語呂合わせから、7月29日がその日に選ばれました。
日本らしい文化と、企業の温かな想いが融合したこの記念日は、知れば知るほど人に話したくなる魅力にあふれています。
✅七柱の神様がモチーフの記念日
✅語呂合わせ「しちふく」で7月29日
✅幸煎餅の「七福神せんべい」が主役
七福神の日とは?なぜ7月29日なのか、制定の背景を解説
七福神の日は、群馬県前橋市に本店、東京都銀座に銀座本店を構える株式会社幸煎餅(さいわいせんべい)が制定しました。
この記念日の由来はとてもユニークで、「七福神」を「しち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから7月29日に設定されたのです。
幸煎餅は、大正時代から続く100年以上の歴史を誇る老舗煎餅屋。
職人の手によって丁寧に焼き上げられる煎餅には、素材へのこだわりと、受け継がれる伝統が息づいています。
そんな同社が長年愛される商品「七福神せんべい」「七福神あられ」「銀座七福神」をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いで記念日を制定しました。
日本記念日協会により、正式に認定・登録されています。
単なる商品アピールではなく、「福を呼ぶ贈り物」としての煎餅を通じて、日本人の「縁起」文化を再確認し、伝えていく。
それがこの記念日の本当の目的です。
食べる福? 七福神の日に食べたい縁起の良い「七福神せんべい」「七福神あられ」
この日を記念して注目されるのが、「七福神せんべい」「七福神あられ」「銀座七福神」などの七福神シリーズです。
🎁七福神せんべい
まず「七福神せんべい」は、海の恵みであるえびと、磯の香り広がるあおさの2種類の風味が楽しめる逸品。
食感はカリッと香ばしく、どこか懐かしいのに新しい。
パッケージには七福神の姿が描かれており、まるで「神様と一緒にお茶の時間」を過ごしているような気分になります。
🎁七福神あられ
「七福神あられ」は、7種類の小袋それぞれに七福神が描かれていて、袋を開けるたびに「今日は誰かな?」とワクワクします。
化粧箱入り、缶入り、紅白仕様、福袋入りなど、バリエーションも豊富。
お中元やお年賀、お礼のギフトとしても非常に人気があります。
🎁銀座七福神
「銀座七福神」は、金色をあしらったパッケージに、醤油、砂糖、胡麻、抹茶など7種類の味わいが詰め合わされています。
口に入れた瞬間、素材の風味がじわっと広がり、ひとつひとつに丁寧な手仕事の温かさを感じます。
これらの煎餅は、単に美味しいだけでなく、「福を贈る」という日本人の大切な価値観を、形にした贈り物でもあるのです。
七福神の日に登場する「七福神」ってどんな神様?
「七福神って名前は知ってるけど、誰が誰かはわからない…」という方も多いはず。
ここでは七柱の神様を、ちょっとユニークにご紹介します。
🛍恵比寿(えびす)
唯一の日本由来の神様。漁業・商売繁盛の神。釣竿と鯛を持ってニッコリ。
💰大黒天(だいこくてん)
インド由来。五穀豊穣と財運の神様。打ち出の小槌と大きな袋がトレードマーク。
🛡毘沙門天(びしゃもんてん)
戦いの神であり、財宝を守る守護神。鎧を着て宝塔を持つ、クールな存在。
🎵弁財天(べんざいてん)
唯一の女神様。芸能・音楽・財運の女神で、琵琶を奏でる美しい姿が特徴。
🎓福禄寿(ふくろくじゅ)
長寿・学問・富貴を司る。長い頭がチャームポイント。
🎋寿老人(じゅろうじん)
長寿と健康の神様。鹿を連れた白髪の賢者。福禄寿と兄弟のような存在。
🍶布袋(ほてい)
いつも笑顔の太っちょ神様。人々の喜びと寛容の象徴。
それぞれの神様にはユニークなキャラクター性があり、「今日はどの神様にお願いしようかな?」と日常に福のスパイスを加えてくれます。
七福神の日によくある質問
Q1. 七福神の日は誰が決めたの?
A. 幸煎餅(群馬県前橋市)が制定し、日本記念日協会が正式に認定しました。
Q2. 七福神って全員日本の神様なの?
A. 日本由来は恵比寿のみで、他はインドや中国由来の神々です。
Q3. どこで七福神せんべいは買えるの?
A. 幸煎餅の前橋本店、銀座本店、または公式オンラインショップで購入可能です。
七福神の日は「福」を贈るきっかけになる日
「七福神の日(7月29日)」は、ただの語呂合わせの日ではありません。
古くから続く日本の福文化と、職人の魂が込められた逸品とが交差する、まさに「縁起の集大成」と言える記念日です。
日常のなかで、ちょっと立ち止まり、誰かの幸せを願うきっかけにしてみてください。
そのためにぴったりなのが、七福神のせんべいやあられ。
贈っても嬉しい、食べても楽しい。
あなたにも、小さな「福」が届きますように。
