2024年10月11日、金曜夜のゴールデンタイムで大きな注目を集めたのが、嵐の二宮和也とSnow Manが巻き起こす「視聴率バトル」です。
日テレの「ニノさん」がゴールデンに昇格したことで、TBSの「それSnow Manにやらせて下さい(それスノ)」と真っ向から激突することに。
二宮和也は嵐のメンバーとしての長年の実績に加え、「令和の視聴率王」としての評価を受けています。
一方で、若手ジャニーズグループの代表格であるSnow Manは、特に若年層から圧倒的な支持を受けており、TBSの「それスノ」もゴールデンタイムに昇格して以来、安定した視聴率を誇っています。
どちらが勝つのか?そして、視聴者はどのように番組を選択するのでしょうか?
「ニノさん」ゴールデン進出で見せる日テレの新戦略
まず注目すべきは、「ニノさん」が日曜朝から金曜夜というゴールデンタイムに進出したことです。
これにより、日テレがいかに金曜夜の視聴率獲得に本気を出しているかが見えてきます。
過去にこの時間帯に放送されていた『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』は、残念ながら安定した視聴率を獲得できず終了。
そこに「視聴率を持つ男」として知られる二宮和也が投入されることで、日テレはこの時間帯を大きく強化しようとしています。
これまで嵐として培ったバラエティでの経験を活かし、二宮は独自のトークスタイルや企画力で視聴者を惹きつけています。
特に今回のゴールデン初回には、ロックバンドMrs. GREEN APPLEのメンバーをゲストに迎え、視聴者が親しみやすいトークやグルメロケを繰り広げました。
バラエティの本質である「身近さ」と「笑い」を提供しつつ、ファン以外にも楽しんでもらえる内容を意識した番組作りが特徴です。
また、ファン層にとどまらず、幅広い年齢層の視聴者に訴求できる二宮の魅力は、視聴率の向上に大きく貢献するでしょう。
「それスノ」の戦略:若年層の支持とSNSでの話題性
一方、TBSの「それSnow Manにやらせて下さい」は、2023年にゴールデンに昇格して以来、ティーン層を中心に支持を広げています。
特に人気を集めているのは、ダンス企画「ダンスノ完コピレボリューション」で、Snow Manメンバーが本気でダンスを再現する姿がSNSで大きな話題に。
視聴者は、Snow Manのダンススキルに加え、彼らの個性やバラエティでの自然体な姿に魅了されています。
特に目黒蓮やラウールといったメンバーの人気は凄まじく、ファンたちは彼らの姿をSNSで拡散し、番組の話題性をどんどん高めています。
TBSはこうしたファンの動きを巧みに利用し、番組自体がファンを巻き込む形で盛り上がる構造を作っています。
SNSでのハッシュタグキャンペーンや、公式SNSアカウントによるリアルタイムの反応など、視聴者との距離感を近づける施策も行われています。
この「デジタル世代との共鳴」が、視聴率にも好影響を与えており、特に13~49歳のコア視聴率が高いことが特徴です。
過去に「それスノ」は、13〜49歳の視聴者層で3.5%を記録したこともあり、日テレの「小学5年生より賢いの?」の2.3%を上回っています。
このように、Snow Manの番組は、若年層やファン層だけでなく、テレビ業界においても評価されています。
ジャニーズファンにとっての選択:どちらを見るべき?
嵐のメンバーである二宮和也と、若手ジャニーズのSnow Man。
どちらの番組を見るべきか、ジャニーズファンの間でも意見は分かれるかもしれません。
嵐ファンにとっては、二宮の番組はもちろん必見です。
二宮和也の独特なユーモアや人間味溢れるトークは、長年嵐のメンバーとして培われたもの。
特に彼のファン層は30代以上が多く、懐かしさと共に楽しむ人が多いでしょう。
一方で、Snow Manの番組は、ティーン層を中心とした若年層に支持されています。
メンバーそれぞれの個性が強く、彼らのバラエティセンスが視聴者を引き込む力があります。
また、2024年現在、テレビ業界は「同時視聴」の概念が薄れてきており、録画やTVer、Huluなどの配信サービスを利用することで、どちらの番組も後で楽しむことが可能です。
そのため、リアルタイム視聴に固執しない視聴者も多くなっているのが現状です。
しかし、リアルタイムでの視聴が重視されるゴールデンタイムにおいては、どちらの番組がSNSで話題を集めるかが、視聴率にも大きく影響を与えるでしょう。
SNSでの話題性:ファンが作る視聴率
最近のテレビ番組は、SNSでの反応が視聴率に大きな影響を与える時代です。
TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアは、ファン同士のコミュニケーションや番組の感想を共有する場として機能しています。
特にジャニーズのファン層は熱心であり、番組が放送されるたびに「#ニノさん」「#それスノ」といったハッシュタグがトレンドに上がることが多いです。
番組中に起きたハプニングや名場面がすぐにSNSで拡散され、翌日にはニュースとして取り上げられることも少なくありません。
また、視聴者がリアルタイムで視聴している際のコメントや感想は、その番組の印象を左右する重要な要素です。
視聴率に直接影響するかどうかは別として、SNS上での話題性が広がることで、翌週以降の視聴者数に影響を与えることは確実です。
「それスノ」では、特に目黒蓮のダンスシーンや、他のメンバーのチャレンジ企画がSNSで話題になる傾向があります。
一方、「ニノさん」は、二宮和也とゲストの親密なやり取りや、彼の鋭いツッコミがSNS上で注目を集めることが多いです。
金曜夜の視聴率戦争の結末
果たして、このジャニーズの先輩後輩による視聴率バトルはどちらに軍配が上がるのでしょうか?
「ニノさん」は、嵐のファン層を基盤に、より幅広い年齢層に訴求し、安定した視聴率を稼ぐでしょう。
一方で、「それスノ」は、若年層やSnow Manのコアファンに強く支持され、特にSNS上での話題性によって視聴者を引き付けています。
ジャニーズファンがどちらを選ぶかは非常に難しい選択ですが、録画や配信を使って両方を見るという選択肢もあります。
視聴者にとっては嬉しい悩みですが、テレビ業界にとっては熾烈な競争が続くでしょう。
視聴率の結果が出るまで、どちらの番組が勝利するかはわかりませんが、このバトルが今後の金曜夜の番組編成に大きな影響を与えることは間違いありません。
要点まとめ
- 「ニノさん」がゴールデンに昇格し、「それスノ」と激突。
- 二宮和也のファン層と、Snow Manの若年層ファンとの対決が視聴率を左右する。
- SNSでの話題性が視聴率に大きな影響を与える。
- リアルタイム視聴だけでなく、録画や配信サービスでの視聴も視聴者の選択肢に。
- テレビ業界は、金曜夜の視聴率争いに注目している。