女優として40年のキャリアを持つ国生さゆりさん。
そんな彼女が新たな挑戦として始めたのが、小説執筆です。
執筆を通じて得た気づきや成長、作品に込められた思いを、この記事では徹底的に掘り下げていきます。
また、SF長篇小説『国守の愛』をどのように読めば楽しめるのか、詳細にご紹介します。
執筆のきっかけ：断捨離がもたらした気づき
国生さんが執筆を始めたのは2020年5月。
新型コロナウイルスの感染拡大で、人との交流が制限される中でのことでした。
一人暮らしの彼女は、愛猫だけが話し相手の毎日。
「何か自分を支えるものが必要だった」と彼女は振り返ります。
さらに、人生を変えたもう一つのきっかけが「断捨離」でした。
国生さんは50歳を迎えた頃、自宅に溜まった荷物を整理することを決意。
「思い出の品や過去の自分と向き合いながら、未来に必要なものだけを選ぶ作業をした」というそのプロセスは、心を軽くし、人生をシンプルに見つめ直す契機となりました。
『国守の愛』：物語の核心とメッセージ
小説のタイトル『国守の愛』には、国生さんの父が海上自衛官だった影響が込められています。
「国を守る人たちの努力を知ってほしい」という願いが、作品のテーマに深く反映されています。
物語は、科学研究者・富士子が主人公。
彼女はウイルスの脅威と戦いながら、国家の未来を守るため奮闘します。
ストーリーには友情や愛情、自己犠牲など、人間らしい感情が織り込まれ、誰もが共感できるテーマが詰まっています。
特に、富士子の孤独と強さは、国生さん自身の経験と重なる部分が多いです。
執筆スタイルと日常のエピソード
執筆はスマートフォンのメモ機能を活用し、自宅で行われています。
「朝起きて猫と朝食を取った後、ひたすら書き続ける」と国生さんは語ります。
一度執筆を始めると、時間を忘れるほど夢中になるそうで、「昨日は書けなかった部分が今日形になると、本当に嬉しい」と笑顔で話してくれました。
読者からの反響と彼女の想い
小説が公開されたきっかけは、スマホのデータ保存が心配になったこと。
投稿後、SNSでファンとつながり、多くの応援や意見が寄せられました。
「批判も参考になるし、応援は本当に力になる」と国生さんはコメントしています。
小説『国守の愛』を楽しむために
『国守の愛』は現在、小説投稿サイトで公開中です。
サイトにアクセスすれば、無料で全章を読むことが可能。
物語の壮大なスケールを体験したい方にはぜひおすすめです。
終わりに：年齢に縛られず、新たな挑戦を
国生さゆりさんの人生は、常に挑戦の連続です。
断捨離、華道、小説執筆といった新たな趣味を通じて、自分自身を見つめ直しながら前進し続けています。
彼女の言葉には、年齢や過去の失敗に囚われずに生きる力強いメッセージがあります。
「この5年さえ大きな挑戦だった」と語る彼女の姿は、私たちにとって大きな励みになるでしょう。
