初めてのペット連れ旅行。
「うちの子と一緒に泊まれる宿って、本当に安心できるの?」
そんな不安を抱えながらも、愛犬ココ(ミニチュアダックス♀4歳)と向かったのは、伊豆高原に佇む“別邸 石の家”。
一歩足を踏み入れた瞬間、そこはまるで英国の邸宅のような空間でした。
全室に専用露天風呂とドッグラン、そして部屋食で愛犬と常に一緒に過ごせる設計。
「ペット可」ではなく、「ペットが主役」のおもてなし。
実際に体験したからこそ伝えられる、心から満たされた旅の記録を、これからお届けします。
あなたの愛犬との旅のヒントになることを願って——。
なぜ伊豆高原?なぜ別邸 石の家?
「そろそろ、ココと“本物の旅”をしてみたいな。」
そんな気持ちが芽生えたのは、ペットと泊まれる宿を探していたある晩のこと。
中でも気になったのが、愛犬家の友人が2度もリピートしているという伊豆高原の“別邸 石の家”。
口コミを読み漁り、宿泊ブログを何十件とチェックした結果、「ここなら絶対に安心して楽しめる」と確信しました。
私が求めていたのは、ただの“ペット可”ではありません。
・他の宿泊客と顔を合わせず、落ち着いて過ごせる完全プライベート空間。
・温泉も、食事も、ココと一緒に部屋で楽しめる安心感。
・犬にも人にも優しい、心配りの行き届いたサービスと設備。
30件以上の宿を比較した中で、すべてに納得できたのは、別邸 石の家だけでした。
“ここなら、ココが心からくつろげる”——そう確信して、この旅を決めたのです。
初日の到着〜チェックインの感動
到着したのは、春の陽光がやさしく差し込む午後。
東京から車を走らせること約2時間。伊豆スカイラインを抜けると、鳥のさえずりと木漏れ日が迎えてくれる静かな高原地帯に入りました。
「ここが別邸 石の家か…」と車を降りた瞬間、ふわっと風に乗って漂ってきた木の香りに、心がほぐれていくのを感じました。
入口のアーチをくぐると、石造りの重厚な建物と英国アンティーク家具の柔らかな空間が広がり、「まるで映画のワンシーンみたい…」とつぶやかずにはいられませんでした。
チェックイン時、スタッフの方が「ようこそお越しくださいました、ココちゃんですね」と笑顔で声をかけてくれた瞬間、“ただのペット可宿じゃない”という安心感に包まれました。
足元にはペット専用の足洗い場、そして他のゲストと顔を合わせずに部屋へ移動できる専用エレベーター。
「ここまで配慮されているなんて…」と、飼い主としての緊張がふっと解け、旅が本当に始まった気がしたのです。
客室&ドッグランの贅沢空間
案内されたのは、専用ドッグラン付きのスイートルーム。
重厚な扉を開けた瞬間、ふわりと漂う木の香りと、目の前に広がる英国アンティークの空間に息を呑みました。
木製チェストにクラシカルなソファ、そして天井から優しく光を落とすアンティーク調の照明。
「ここ、本当にホテル…?」と思うほど、自宅以上に落ち着く空間です。
ココはドアを開けるや否や、しっぽをフリフリさせながらソファにジャンプ。
まるで「ここが私のおうちなのね」と言わんばかりに、そのままうとうと…。
テラスに出ると、そこには小型犬専用のドッグランが。
お気に入りのボールを投げると、嬉しそうに全力疾走するココの後ろ姿に、つい胸が熱くなりました。
「今日は貸切ですから、他のワンちゃんの声もしないんですよ」とスタッフのひと言。
その言葉通り、周囲には静寂が広がり、ココものびのびと過ごしていました。
室内には天然温泉の内風呂と露天風呂があり、夜には星を眺めながらの湯浴み。
洗面台には、犬用タオル、食器、消臭スプレー、そしておやつボックスまで完備されていて、細やかな気遣いに心がほどけていきました。
至福の夕食とお部屋食スタイル
夜になると、部屋の照明がほんのりと灯り、ディナータイムのはじまり。
運ばれてきたのは、目にも美しい和洋折衷のフルコースでした。
お造りは伊勢海老の艶やかな透明感、黒毛和牛のステーキはミディアムレアでとろけるような柔らかさ。
添えられた地元野菜のグリルには、伊豆の恵みがぎゅっと詰まっていて、ひと口ごとに感動がこみ上げます。
もちろん、食事はすべてお部屋で。ココは私の膝の上で、じっとお皿を見つめながら「それ、ちょっと落とさない?」という顔(笑)。
そして食後、スタッフの方が声をかけてくれました。
「今夜はココちゃんと一緒に、特別なバラ風呂をご用意していますよ。」
部屋へ戻ると、夜空を映すような静かな露天風呂に、なんと50輪の真紅のバラがゆらゆらと浮かんでいました。
「うわぁ…」と声も出ないほどの美しさに、思わず目頭が熱くなります。
湯けむりに包まれながら、バスタオルの上でご機嫌なココの姿を見て、「ああ、今日という日は一生忘れない」そう心から思えた、至福のひとときでした。
夜の静寂&星空と朝食
夜が深まるにつれ、辺りは静寂に包まれていきました。
外灯は最小限。目を閉じると、風の音すら聞こえるほどの静けさが広がります。
ソファに寝転びながら、カーテン越しに夜空を見上げると、そこには満天の星々。
街では見たことのないほどの輝きが、まるで天から降り注ぐようでした。
その瞬間、たまに聞こえる夜鳥の鳴き声が心地よく耳に響き、「ああ、今私は本当に旅に来ているんだ」としみじみ実感したのです。
そして迎えた朝。ピンポンの音とともに運ばれてきたのは、木箱に丁寧に詰められたピクニックボックス形式の朝食。
焼きたてのパン、地元野菜のサラダ、甘酸っぱいフルーツ、そしてグラノーラとヨーグルト。
それらをテラスでゆったりと楽しむ時間は、贅沢そのもの。
ココにもワンちゃん用のミニパンが用意されていて、夢中で食べる姿に自然と笑顔がこぼれました。
スタッフの「全部食べられたね、えらいね!」という一言が、朝の光とともに優しく心に染みました。
チェックアウト後のひととき
チェックアウトの時間は、ゆったり11時。
朝食を終えて荷造りを済ませた後、スタッフの方が「少しドッグランで遊んでいきますか?」と声をかけてくれました。
旅の余韻を味わいたくて、もう一度テラスの扉を開けると、ココは迷うことなく走り出しました。
鼻をくんくん、芝生の上をくるくると駆け回るその姿は、まるで「まだ帰りたくないよ」と言っているよう。
「また来たいね」と私がつぶやくと、夫も「うん、絶対また来よう」と、笑顔でうなずきました。
ココはその言葉を聞いていたかのように、しっぽを大きく振って、こちらを振り返ります。
名残惜しさを胸に車へ向かう道すがら、ふと見上げた空には、雲ひとつない青空。
この場所で過ごした時間の一瞬一瞬が、私たち家族にとって、かけがえのない思い出になったことを確かに感じながら、「また必ず戻ってこようね」と心に誓った帰路でした。
伊豆高原温泉・石の家が選ばれる理由
この伊豆高原温泉・石の家が、なぜこんなにも心に残るのか。
それは「愛犬と心からくつろげる」ための条件が、どれも高い次元で満たされているからです。
例えば、全室に専用露天風呂とドッグランを備えた完全プライベート設計。
チェックインからチェックアウトまで、他の宿泊客に一度も会わずに済むこの安心感は、神経質なワンちゃんや私たち飼い主にとって大きな価値です。
さらに、足洗い場やペット専用エレベーター、滑りにくい床材など、設備面も細部まで“犬ファースト”。
それだけでなく、スタッフの皆さんが名前を覚えていてくれて、まるで家族の一員としてココを迎えてくれる温かさには胸がじんとしました。
お部屋でいただく創作料理、そして予約時に選べるバラ風呂のオプション。
それらすべてが、「特別な日にふさわしい体験」をそっと支えてくれるのです。
たった7室という限定感もまた、大げさな選択肢に惑わされることなく「ここを選んでよかった」と思わせてくれる理由のひとつでした。
よくある質問への回答
- Q:犬の鳴き声や匂いが心配ですが?
-
A:完全独立客室でほかの宿泊者が気になることはほぼありません。
スタッフも定期的に清掃し、清潔さを維持してくれます。 - Q:ペット同伴で温泉って入ってもいいの?
-
A:ペットは露天風呂には入れません。
ですが、足洗い場、ペット用タオル、ペット用石鹸など、飼い主の負担が少ない配慮があります。 - Q:食事中、ペットはどこで過ごすの?
-
A:食事はすべて部屋食なので、ペットも一緒にそばで過ごせます。
膝の上でも、隣のベッドでも大丈夫。おこぼれに期待するココも安心でした。 - Q:多頭飼いでもOK?料金や設備は?
-
A:2頭目以降+2,000円/泊。
ドッグランも複数犬が楽しめる広さ。犬種やサイズ制限もありません。 - Q:寒い季節の露天風呂が心配ですが…
-
A:夜間でも湯温が安定していて、風呂場も少し囲われているため寒さは軽減されます。
毛布や暖房もあり、安心して利用できました。伊豆高原温泉・石の家 周辺観光スポットも満載
せっかく伊豆高原まで来たのだから、宿の外でも愛犬と楽しめる時間を過ごしたい——。
そんな方にぴったりなのが、別邸 石の家から車で10〜15分圏内にあるペット連れ歓迎の観光スポットたちです。
まず訪れたいのが「大室山」。
宿からほど近いこの場所は、春は新緑、秋は紅葉が美しく、リフトに乗って山頂からの360度パノラマを愛犬と一緒に楽しめます。
次におすすめなのが「愛犬の駅」。
広々とした無料ドッグランで思いきり走り回れるうえ、ワンちゃん用のメニューもあるカフェで休憩も可能。
チェックアウト後の“帰るまでのひととき”にちょうどいい立ち寄りスポットです。
また「伊豆シャボテン公園」では、リード着用で園内を一緒にお散歩でき、可愛いカピバラたちとのふれあいも。
さらに、地元食材を使った料理が評判のドッグカフェも点在しており、焼きたてパンを使ったワンコメニューがSNSでも話題に。
「帰るのがもったいないね」
そんな気持ちで締めくくれる、愛犬との旅の終わりにふさわしいスポットが、このエリアには揃っています。
“また来たい”が自然にこぼれる宿──次の旅は、石の家で決まり
愛犬との旅先選びで迷っているなら——
ぜひ一度、「別邸 石の家」を選択肢に入れてみてください。
実際に体験して感じたのは、ただ“ペットと泊まれる”というレベルを超えた、“愛犬が主役になれる”唯一無二の空間だということ。
露天風呂付きの完全プライベートルームで過ごす時間、スタッフのあたたかいおもてなし、そして何より、リードを外して自由に走るココの笑顔が、この宿の価値を物語っていました。
たった7室だからこそ叶う静けさと特別感。
人気のあるシーズンや土日は早めの予約が必須です。
あなたと、あなたの大切な家族であるワンちゃんにとって、「本当に行ってよかった」と思える旅になるはず。