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ゴルフ5カントリーオークビレッヂ完全攻略|一度プレーしたら忘れられない“美しすぎる難コース”体験記

池越えの18番ホールと夕陽に染まるクラブハウスの風景

千葉で「本気のゴルフ」を味わいたいなら、迷う余地はありません。選ぶべきは――ゴルフ5カントリーオークビレッヂ

私は昨秋、このコースに初めて足を運びました。車を降りた瞬間、澄んだ空気と目の前に広がる英国風クラブハウスに心を奪われました。

そして1番ホール、フェアウェイを横切るクリークを前に、背筋が自然と伸びたのを覚えています。

戦略性に富んだコース設計。風を読み、水を避け、グリーンの傾斜と対話する——ただ打つだけでは太刀打ちできない、まさに“考えるゴルフ”がここにはあります。

この記事では、その唯一無二の魅力を、体験談とともに丁寧に綴ります。読み終わる頃、あなたの次のラウンド先は、もう決まっているかもしれません。


目次

ゴルフ5カントリーオークビレッヂの魅力を3つに凝縮!

⛳️ 計算され尽くしたトリッキーなレイアウト
⛳️ プレイヤーを包む圧倒的な美景と静けさ
⛳️ 国内屈指のプロトーナメント開催コース


それは、まるで物語のワンシーンのような風景から始まりました。

市原鶴舞ICを降り、車を走らせること約15分。

県道を抜け、緑のトンネルのような山道を進むと、突如として姿を現したのは、重厚な石造りのクラブハウス。

英国の古城を思わせるその佇まいに、「今日は特別な一日になる」と直感しました。

玄関扉を開けると、ふわりと木の香り。高い天井と天然木材の温もりが広がり、思わず深呼吸したくなる空間です。

受付の方の丁寧な対応と、楽天チェックインのスムーズさにも感動。手続きのストレスがないのは、朝から気持ちが整います。

「朝食バイキングが無料です」との案内に導かれ、私は静かにレストランへ向かいました。

期待とワクワクを胸に、いよいよ“ゴルフ旅”が動き出します。


朝の贅沢|無料バイキングでエネルギー満タン

朝6時半、まだ肌寒い空気の中、クラブハウスのレストランに足を踏み入れました。

窓際の席に案内されると、霧に包まれたコースが幻想的に広がり、その美しさに思わず息を呑みました。

無料の朝食バイキングは、驚くほど本格的。焼きたてのクロワッサンは外はサクッ、中はふんわり。

粗挽きソーセージは肉汁が溢れ出し、思わずおかわり。炊きたてのごはんとだしの効いた味噌汁は、胃にじんわりと染み入るやさしさでした。

特に印象的だったのが、地元の朝採れ野菜を使ったサラダ。シャキッとした食感と自然な甘みが、体を内側から目覚めさせてくれました。

「ただ食べる」ではなく、「心を整える」ひととき。

この朝食のためだけに、もう一度ここへ来たくなる。そんな贅沢な時間が、ラウンド前の緊張をやさしくほどいてくれたのです。


いざティーオフ|序盤から洗礼が待つOUTコース

いざ、ティーオフ。

まだ体が温まりきらない1番ホールから、ゴルフ5カントリーオークビレッヂは静かに、しかし確実にプレイヤーに試練を与えてきます。

ティーグラウンドに立つと、左右から迫る深い林。

フェアウェイ中央には斜めにクリークが横たわり、まるで「慎重に来い」と語りかけてくるようです。

この日はわずかにフォローの風。自信を持って振り抜いたドライバーは、やや右に出てフェードが強くかかり…無情にもバンカーに吸い込まれました。

「甘く見るなよ」――コースがそう語っているようでした。

このホールを終えた瞬間、私は理解しました。

ここはただのゴルフ場ではない。“距離”だけでは攻略できない、“思考”を問う舞台だと。

攻め急げば罠にハマり、守りすぎても次の罠が待つ。

一打ごとに判断が試される、まさに“知性と感性のゴルフ”が始まったのです。


池、クリーク、そしてグリーンの罠

ゴルフ5カントリーオークビレッヂの真骨頂は、その名の通り“戦略”にあります。

全18ホール中、実に13ホールに池やクリークが絡むという情報は、事前に知っていたにもかかわらず、想像を軽々と超えてきました。

とくに6番ホール。

ドラコン推奨とされるこのホールは、右に池、左には木々。

ティーショットの落とし所は極めてシビアで、わずかなミスが命取りになります。私は当日、風を読み違えて右バンカーへ。

そこからのセカンドはピンを狙うも少しフェースが開いてしまい、ボールは池の手前ギリギリに着弾……ヒヤリとする一瞬でした。

このコースの怖さは、水だけではありません。

巨大なワングリーンは、アンジュレーションが強く、ラインが読みにくい。ピンの手前にナイスオンしたと思ったボールが、カップをかすめて逆方向へ転がり続ける――そんな光景が何度も繰り返されました。

「9フィート」と言われたグリーンスピードも、実際に打ってみるとまるで違う。

数字以上の速さを感じるのは、傾斜と心理的なプレッシャーのせいでしょうか。

池とクリーク、そしてグリーン。

この三重の罠に、あなたはどこまで抗えるか。

一打の重みが、ここまで心に響いたコースは他にありません。


ランチタイム|コースだけじゃない「食」の魅力

午前中のラウンドを終え、心地よい疲労感とともにレストランへ向かうと、どこかホッとする雰囲気が漂っていました。

窓際の席に座ると、外にはコースの緑が広がり、心までほぐれていくようです。

この日のチョイスは「ローストビーフ丼」。

ごはんの上に丁寧に重ねられたローストビーフは、しっとりやわらか。

噛むほどに旨みがにじみ出し、やや甘めのタレがその味を優しく包み込みます。

山わさびのピリッとしたアクセントが全体を引き締め、箸が止まらない美味しさでした。

味もボリュームも大満足――ですが、隣のテーブルからは「午後も動きやすいように、軽めのセットも欲しいな」という声も。

確かに、夏場や軽く済ませたい日には、あっさり系のメニューも選べるとさらに嬉しいところ。

次回は、人気の「天ざるそば」や「和定食」も試してみたい。

ラウンドだけでなく、“食”でも心が満たされる。それが、このゴルフ場の魅力のひとつです。


後半INコース|13番から始まるクライマックス

後半のINコースは、まるで物語のクライマックスに向かっていくような展開でした。

その幕開けとなる13番ホールは、ドラコン推奨の名物ホール。ティーグラウンドに立つと、風がわずかに右から吹き込みます。

ドライバーで一気に飛ばしたくなる誘惑を抑えながら、風の向きとフェアウェイの傾斜を読み、狙いどころを絞る。

セカンド地点に立ったとき、視界に入るのは静かに輝く池。陽光を反射するその水面は、ただ美しいだけでなく、確かなプレッシャーを与えてきます。

そして迎える18番。

このコースのフィナーレにふさわしい、絶景の池越えホールです。ティーアップしながら、私はふと顔を上げました。

傾きかけた夕陽が、クラブハウスのシルエットを水面に映し出し、自分の影と重なって揺れていました。コースの静けさの中、聞こえるのは鳥のさえずりと、自分の心拍だけ。

グリーン上、最後のパットをライン通りに沈めた瞬間、不思議と悔しさよりも満足感が勝っていました。

「また、来よう。」

その言葉は、誰かに言うでもなく、ただ自然と口からこぼれ落ちました。

このコースには、また帰ってきたくなる“魔法”が確かに存在します。


宿泊体験|クラブハウス併設の隠れ家的ホテル

ラウンドを終え、日没とともにクラブハウスへ戻ると、その2階には知る人ぞ知る“隠れ家”がありました。

ゴルフ5カントリーオークビレッヂに併設された宿泊施設――外には一切表示がなく、予約者しか入れない静寂の空間です。

部屋の扉を開けると、白を基調にした壁と、天然木のぬくもりを感じるインテリアが出迎えてくれます。

広々とした室内には、余計なものが一切なく、ただ「静かに整った空間」がそこにあるだけ。ゴルフというスポーツの余韻に浸るには、これ以上ない場所でした。

夕食の提供はありませんが、それがむしろ心地いい。

ルームウェアに着替えて、スイングの映像を見返しながら、缶ビールを片手に振り返る一日。騒がしさのない夜の静けさが、心と体にじわりと染みわたります。

「一日中ゴルフに浸り、余韻を抱いたまま眠りにつく」

そんな贅沢が、ここにはあるのです。翌朝、鳥のさえずりで目覚める幸せまでが、この隠れ家のサービスだと思えてなりません。


どんなゴルファーにおすすめか?

このゴルフ場を心からおすすめしたいのは、「ただスコアを出すためのゴルフでは物足りない」と感じているゴルファーです。

とくに中級者以上のプレイヤーにとっては、これ以上ない“考えるゴルフ”の舞台。

ティーショットからグリーンまで、すべてに戦略が求められ、一打一打が濃密な判断の連続となります。

攻めるか、守るか。その選択が明暗を分ける緊張感は、一度体験すれば忘れられません。

一方、初心者でもまったく臆することはありません。

美しい景観と整備されたフェアウェイ、そして静かで落ち着いた雰囲気が、ゴルフ本来の“楽しさ”をやさしく教えてくれます。

グリーンに泣かされても、それすらも良い思い出になるでしょう。

また、格式のあるコース設計とクラブハウスの雰囲気は、接待や記念日ラウンドにも最適。

特別な誰かと過ごす1ラウンド、あるいはゴルフ5レディス観戦の翌日ラウンドとして選ぶにも、最高の選択肢です。

このコースは、あなたのゴルフに“もう一段深み”を与えてくれる、そんな場所です。


予約前に気になるQ&A

Q. 初心者でも楽しめる?
A. 戦略性は高いが、ティー選択次第で十分楽しめます。

Q. 平日なら混雑しない?
A. 平日は比較的落ち着いています。朝イチか午後が狙い目です。

Q. ドレスコード厳しい?
A. 「ジーパン・サンダル・Tシャツ」はNG。ジャケット推奨。


基本情報まとめ

  • 住所:千葉県市原市国本767
  • 電話:0436-96-0300
  • ホール数:18H / 7,024Y / パー72
  • 設計者:デズモンド・ミュアヘッド
  • 練習施設:250Y・16打席/アプローチ場あり
  • 宿泊:クラブハウス内併設ホテルあり(夕食なし)
  • 定休日:なし(年中無休)
  • キャンセル料:14日前より発生(最大100%)
  • 楽天チェックイン対応

まとめ|一度訪れたら、心がまたそこへ向かう

ゴルフ5カントリーオークビレッヂは、ただの“難易度が高いコース”という言葉では表しきれません。

一歩足を踏み入れれば、まず目に飛び込んでくるのは自然と建築が調和した美しい風景。

その中で展開されるラウンドは、プレイヤーの思考、技術、そして感情までも揺さぶります。

ミスショットに悔しさをにじませた後、池越えの成功にガッツポーズ。

バンカーに沈んでも、美しいグリーンに立てば自然と背筋が伸びる。

すべての瞬間が記憶に刻まれていく――まさに「五感でプレーするゴルフ」がここにはあります。

食、景観、静寂、興奮、そして余韻。

このすべてを兼ね備えたゴルフ場は、そう多くありません。

気がつけば、次の予約カレンダーを開いている自分がいる。

それが、ゴルフ5カントリーオークビレッヂという“魔法のコース”の力なのです。

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