台風9号に関する概要ポイント
- 台風9号(クローサ)は2025年7月27日現在、マリアナ諸島付近で発達中。
- 小笠原諸島には28〜29日に最接近の見通し。
- 本州には直撃の可能性は少ないが、外側の雨雲や湿った空気が影響。
- 強風域・暴風域ともに広く、海上交通や離島への渡航に注意が必要。
- 今後の偏西風の動向によって、本州東部への影響も変化し得る。
台風シーズンに突入、気になる台風9号の動向は?
「また今年も来たか…」
天気予報を見た瞬間、そうつぶやいた方も多いはず。
私自身、数年前の7月末に沖縄旅行を予定していて、直前に発生した台風でキャンセルした経験があります。
それだけに、毎年この時期の台風情報には、人一倍敏感になります。
2025年も例外ではなく、現在発達中の「台風9号(クローサ)」が注目の的。
今回はこの台風9号の「現在の位置」「勢力」「進路」「今後の影響」まで、体験談と一次情報を交えて詳しくお届けします。
台風9号の現在地と勢力(7月27日時点)
気象庁の最新情報によると、台風第9号(クローサ)は7月27日午前6時時点で、マリアナ諸島付近(北緯20度00分、東経145度30分)に位置し、時速約20kmで北北東へ進行中です。
現在の勢力は以下の通り。
- 中心気圧:970hPa
- 最大風速:35m/s
- 最大瞬間風速:50m/s
- 暴風域:半径130km
- 強風域:半径400km以上
暴風域が130kmに達しており、中心から離れた場所でも影響が懸念されます。
今後の進路予想と本州への影響
今後の台風の進路は次のように予測されています。
- 7月28日ごろ:小笠原諸島へ最接近
- 7月30日まで:北東方向へ進み、本州には近づかずに東海上を通過する見込み
ただし、外側の雨雲や湿った空気が本州にも届く可能性があり、7月末から8月初頭にかけての天気に影響することもあります。
特に「外側の雨雲」は軽視できません。
私が2022年に経験した台風では、台風本体が九州にあったにもかかわらず、東京でも強風と急な豪雨に見舞われ、交通機関が一時麻痺しました。
旅行者・生活者が取るべき行動とは?
【旅行を予定している人へ】
- 小笠原方面、沖縄、南西諸島に旅行を予定している方は、今すぐ航空会社・船会社の運行情報を確認しましょう。
- 特に、7月28日〜30日に小笠原航路を利用する予定がある場合は、キャンセル料の規定や代替手段の把握が必須です。
私の体験談(沖縄旅行キャンセル)
2021年夏、家族旅行で沖縄を予約していました。
台風情報が出た時点で「まだ2日あるし大丈夫だろう」と思っていたら、出発前夜に飛行機が欠航。
結果、3泊4日の旅が完全に中止となり、一部キャンセル不可の宿泊代が戻ってこなかった苦い記憶があります…。
教訓:台風発生が確認されたら、即座に保険やキャンセルポリシーを確認する。
【日常生活における備え】
- 外出予定がある方は、落雷・突風・短時間豪雨に注意を。
- 電車やバスの運行状況を前もって調べておくことが重要です。
- 特に山間部や河川沿いの地域では、土砂災害のリスクにも備えましょう。
台風に備える!具体的チェックリスト
チェック項目 | 備考 |
---|---|
モバイルバッテリーの充電 | 停電時のライフライン確保 |
飲料水・非常食の備蓄 | 3日分を目安 |
窓ガラスに飛散防止フィルム | 強風時の破損対策 |
停電時の照明(懐中電灯・電池) | 夜間の安全確保 |
台風情報の入手方法(アプリ・ラジオ) | スマホ以外の情報手段を確保 |
台風9号の気象予報士コメントまとめ(2025年7月27日)
「外側の雨雲が予想より広がると、本州にも影響が出る可能性があります。引き続き最新の台風情報をチェックし、無理な外出は控えましょう。」(気象予報士・植松愛実氏)
「特に、台風の中心から離れた場所でも『線状降水帯』のような雨の帯が形成されることがあります。」(防災士・藤田昌則氏)
台風9号に関する基礎情報(2025年版)
- 名前:クローサ(Krosa)
- 由来:カンボジアが命名(鶴の意)
- 台風番号:2025年 第9号
- 発生日時:2025年7月25日(熱帯低気圧→台風へ発達)
- 管轄:気象庁(JMA)、Joint Typhoon Warning Center(JTWC)
台風9号に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 台風9号は日本に上陸する可能性はありますか?
現時点(7月27日)では上陸の可能性は低く、小笠原諸島への接近後は北東の海上を通過する見込みです。
Q2. 本州は影響を受けないと考えていいですか?
いいえ、外側の雨雲や湿った空気によって、局地的な雨や雷の可能性はあります。
特に関東〜東北では、急な天気変化に注意が必要です。
Q3. 台風が離れているのに飛行機やフェリーが止まる理由は?
暴風域や強風域が非常に広いため、台風本体が遠くても、航路・航空路に支障をきたす場合があります。
安全第一の運行判断によるもので、早めの情報収集が重要です。
台風9号のまとめ:今後の行動ポイント
- 小笠原・南西諸島方面は28日〜30日が警戒のピーク
- 本州は直撃の恐れは低いが、周辺の湿った空気・雨雲に要注意
- 「まだ遠いから大丈夫」と油断せず、旅行や外出の予定は必ず見直す
- 経験者の声を活かし、早めの備えが何よりも大切
