「マラソンの日(9月12日)」はどんな日?
✅ 紀元前450年、アテネ軍がペルシャ軍に勝利し、伝令フェイディピデスがアテネまで走り続けた伝説に由来。
✅ 初めてのオリンピックにて、マラトンからアテネ競技場までの約40kmが競技として行われた。
✅ フェイディピデス、ミルティアデス、そして古代アテネの市民が関わりが深い。
9月12日は、「マラソンの日」として記念されています。
一見、ただの記念日かもしれませんが、その背後には古代の壮絶な戦いと、現代に至るまで続く不屈の精神が息づいています。
この日は、紀元前450年に起きたマラトンの戦いに由来しています。
その伝説的な戦いと、そこから生まれた「マラソン」という競技が、今も私たちに多くの感動を与え続けているのです。
紀元前450年、アテネの戦士たち
紀元前450年9月12日、ペルシャ帝国がアテネを襲いました。
当時、ペルシャは巨大な軍を擁し、アテネに迫っていました。
アテネの人々は、命の危険を感じていましたが、その中で立ち上がったのが名将ミルティアデスでした。
彼の指揮の下、アテネ軍は驚くべき戦略を駆使してペルシャ軍を撃退しました。
しかし、この戦いでの勝利だけではありません。
戦後、伝令として駆け出したのが、兵士フェイディピデスでした。
彼は、マラトンからアテネの城門までの長い距離を走り抜け、アテネの勝利を報告した後、倒れて命を落としてしまったのです。
その姿勢は、まさに不屈の精神を象徴しています。
彼の果たした役割こそが、「マラソン」という競技に繋がる大きなきっかけとなったのです。
マラソンの起源と近代オリンピック
1896年、アテネで行われた第1回近代オリンピックでは、この歴史的な出来事を記念して、初めてのマラソン競技が行われました。
マラトンからアテネ競技場までの約40kmの距離を選手たちが走り、勝利を収めました。
この競技がオリンピックにおいて正式な競技となった瞬間、マラソンは世界中に広がり、その後も続く伝統となりました。
42.195kmの由来
マラソンといえば、今ではお馴染みの距離「42.195km」ですが、その距離が確定するには、意外な背景がありました。
1924年の第8回パリオリンピックで、マラソン距離の統一が試みられましたが、それ以前は競技によって距離が異なり、約40kmが基準でした。
その中で、1908年のロンドンオリンピックで、実は少しした「変更」がありました。
当初、ウィンザー城からシェファードブッシュ競技場までの距離は約41.843kmでしたが、王妃アレキサンドラの要望で、スタート地点が385ヤード(約0.352km)延びたのです。
この変更により、ロンドンオリンピックのマラソン距離は42.195kmとなり、その後、この距離が正式に採用されることとなったのです。
このように、42.195kmという距離は、ただの数字ではなく、歴史的な偶然から生まれたものだといえます。
現代のマラソンとその魅力
今日、マラソンは世界中で数多くの大会が開催され、多くの人々が挑戦しています。
オリンピックをはじめ、ニューヨークマラソン、東京マラソン、ロンドンマラソンなど、メジャーな大会ではトップアスリートたちが激闘を繰り広げています。
しかし、マラソンの魅力はアスリートだけでなく、一般のランナーにも広がっています。
毎年、何万人ものランナーが自らの限界に挑戦し、完走を目指して走り抜けています。
その過程での苦しみや達成感は、他の競技では味わえない特別なものです。
また、マラソンを走ることは、自分を越えるための挑戦であり、その一歩一歩が成長に繋がる瞬間となります。
マラソンの日まとめ
9月12日の「マラソンの日」は、古代から続く英雄的な精神と、現代のアスリートたちの不屈の挑戦を祝う日です。
マラソンの起源やその歴史を知ることで、私たちの中に眠る「挑戦の精神」が呼び覚まされることでしょう。
また、マラソンはただの競技ではなく、人生においても大切な教訓を与えてくれるものです。
辛い時期でも前に進み続ける力を、マラソンから学ぶことができるのです。
これからも、マラソンの日を通じて、勇気と希望を胸に、走り続ける人々を応援し、共にその精神を引き継いでいきましょう。
今日は何の日(9月12日は何の日)
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