「救急の日(9月9日)」はどんな日?
✅ 救急医療の重要性を再認識し、正しい知識を広めることを目的に制定された日。
✅ 9月9日の「9」が「きゅう」に通じる語呂合わせで、救急を象徴している。
✅ 厚生労働省、消防庁、日本医師会、日本救急医学会が関わっている。
あなたの生活を守るために、救急医療の重要性を再認識する日。
毎年9月9日。この日が「救急の日」として広く知られていることは、あなたもきっと聞いたことがあるでしょう。
でも、実際に「救急の日」とは何なのか、どんな意義があるのか、あなたはどれくらいご存じですか?
この記事では、9月9日がどんな日で、なぜ大切なのかを詳しく解説します。
また、あなたが普段の生活にどんな形で活かせるのか、身近にできる備えについても触れていきます。
「救急の日」の由来と目的
9月9日が「救急の日」と定められたのは、1982年(昭和57年)。
当時、厚生省(現在の厚生労働省)と消防庁が連携して、救急医療に関する認識を深めることを目的に制定しました。
なぜ9月9日かというと、日付の「9」を「きゅう」と読ませることで、「救急(きゅうきゅう)」に繋げられるからです。
ちょっとユニークな語呂合わせがきっかけで、この日が日本全体で「救急」に関する知識を深めるための特別な日になったんですね。
この記念日は、単なる日付の由来に留まらず、日々の生活に密接に関わる救急医療の重要性を再認識し、さらに普及活動を促進するために存在しています。
例えば、私たちが何か緊急事態に遭遇したとき、適切に対応することで命を守れるかもしれません。
「救急医療週間」:一週間の取り組みとイベント
救急の日は、実際に1日だけでなく、1週間を「救急医療週間」として位置付けられています。
この期間中、全国各地でさまざまなイベントが行われ、救急医療に対する理解を深めるための活動が繰り広げられます。
例えば、救急処置の講演会や、実際に応急手当の方法を学べる体験会などが開催され、日常的に役立つ知識を学べるチャンスが広がります。
こうしたイベントは、厚生労働省や消防庁だけでなく、地方自治体や民間団体、医療機関などと協力して行われ、地域の人々に向けて親しみやすい形で情報を提供しています。
救急車の正しい利用方法
「救急車はどんなときに呼ぶべきか?」という疑問を持っている人は多いと思います。
実は、救急車の利用方法について、誤った認識をしている人も少なくありません。
救急車は、緊急の医療処置が必要な場合に使用するものです。
例えば、意識を失ったり、呼吸ができない状態、激しい痛みを伴うケガや病気が発生したときなどは、迷わず救急車を呼ぶべきです。
しかし、軽い風邪や体調不良、病院に行けば解決できるような症状で救急車を呼ぶのは、他の人の命に関わる状況での利用を妨げてしまうことにも繋がります。
「救急の日」をきっかけに、みんなが正しい利用方法を知ることが大切ですね。
「救急医療週間」でできること
この1週間で行われる様々なイベントに参加することで、あなたも救急医療に対する意識を深めることができます。
例えば、地域の公民館や消防署では、応急手当の講習会や、AED(自動体外式除細動器)の使い方を学べる講習が開催されます。
これらは、いざというときに役立つ知識です。
参加者は、実際に心肺蘇生法や簡単な止血方法を学び、万が一のときに冷静に対応できるよう備えることができます。
救急医療に関して知識を深めることは、自分自身のためにも、周りの人たちのためにも非常に大切なことなのです。
親しみやすい活動と参加しやすさ
救急医療の重要性を広めるためには、難しいことではなく、日常的にできる取り組みが大切です。
例えば、応急手当の方法を覚えることや、家庭用の応急処置キットを準備しておくことが役立ちます。
また、「救急の日」や「救急医療週間」の期間中には、展示会や街頭での呼びかけ、さらには学校や地域のイベントでも、身近なところで活動が行われています。
これらに積極的に参加することで、少しずつでも意識を高めていくことができるのです。
救急の日まとめ:今すぐできること
「救急の日」は、ただの記念日ではなく、私たちが日常生活を送る上で欠かせない「救急医療」の大切さを再認識する日です。
救急車を呼ぶべきとき、応急手当が必要なとき、または医療の現場で働く人々に感謝する気持ちを持つことが、私たちの社会全体をより安全にします。
この日を機に、あなたも身近な人たちに、救急医療についての重要な知識を共有し、実際に行動に移してみましょう。
一人一人が救急医療に対する理解を深め、実践することで、みんなが安心して暮らせる社会に繋がるのです。
