回転レストランの日(9月 6日)〜360°の魔法を食卓に
✅ 回転レストランの日は、回転するレストランの魅力を広めるために2018年に制定された記念日。
✅ 「ク(9)ル(6)クル」と語呂合わせで9月 6日。北海道・札幌のセンチュリーロイヤルホテルと京都のリーガロイヤルホテル京都が制定。
✅ 回転レストランの古代ルーツから現代技術、残る店舗まで多彩に語り、読むだけで行きたくなる体験を描く。
あなたは「ゆっくり回る食卓」で360度の景色を味わいたい、と思ったことはありませんか。
たとえばメリーゴーラウンドのように静かに、でも確かに動く床の上で流れる時間を、そっと感じながら一皿一皿を楽しむ。
そんな「くるくる」がもたらす魔法を、もっと知ってほしい。
その想いから生まれたのが、回転レストランの日(9月 6日)です。
「あれ、回ってる?」と気づくかどうかのほどよいスピード。
だけど、気づいたころには窓の外には街も山もまるごと流れている。
この記念日は、そんなちょっと非日常な体験の魅力を、もっと日常に届けたいという願いがこめられています。
一度読めば、あなたも好きになる。
そしていつか、自分で「クルクル」を体験したくなる。
そんなブログに仕上げました。
では、まずは「なぜ9月 6日なのか?」から、回転レストランにまつわる歴史・現役店舗・未来まで、くるくるとご案内します。
回転レストランの日の由来:語呂合わせとホテルの熱い想い
「回転レストランの日」は、2018年(平成30年)に制定されました。
北海道札幌市中央区のセンチュリーロイヤルホテルと、京都市下京区のリーガロイヤルホテル京都。
両ホテルにはそれぞれ回転レストランを抱えており、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。
そんな連携から生まれた記念日です。
日付は「ク(9)ル(6)クル」の語呂合わせ。
「くるくる回る」そのままの愉快な響きが、記憶に残る理由にもなっています。
さらに、2018年には一般社団法人 日本記念日協会に認定・登録され、正式な記念日として広く認められました。
まさに「語呂+想い+公式認定」の三拍子そろった、ユニークでロマンある日といえます。
古代ローマからバブル期まで──回転レストランの歴史旅
「回転」するレストランのルーツは、なんと古代ローマにまでさかのぼります。
紀元64年、ネロ皇帝の宮殿「ドムス・アウレア」には、水力で回転する食堂があったと伝えられています。
しかも天井からバラの花びらと香水が降る仕掛け付き。
「食べる」より前に「見て、感じて、驚く」体験のスタートです。
現代的な回転レストランの先駆は、1959年(昭和34年)、ドイツ・ドルトムントに開業したフロリアンツルムのレストラン。
テレビ塔の展望台で、360°の眺望をゆっくり楽しめると話題になりました。
日本ではバブル期に回転レストランがピークを迎え、全国に約50軒ほど存在しました。
それが今では、ほんの「数軒」に…。
まさに“回転レストランは絶滅危惧文化”とも言われ、関係者が「回転を絶やすまい!」と守り抜いているのでした。
現在営業中の回転レストラン【日本全国・リアル店舗案内】
「行ってみたい!」の声に応え、今なお回転営業を続ける貴重な店舗たちをご紹介します。
- スカイレストラン ロンド(センチュリーロイヤルホテル・札幌)
札幌市街を360°一望。ホテル館内で「動く展望台」感覚。 - フレンチダイニング トップ オブ キョウト(リーガロイヤルホテル京都)
京都唯一の回転レストラン。14階、地上約39mから最初は気づかないほどゆっくり回り、次第に風景が入れ替わります。新幹線や寺社も見える演出あり。 - パノラマ回転レストハウス Tee Horn(長野県・開田高原マイアスキー場)
スキー場内のレストハウスで、冬季限定の営業ですが、雪景色を360°楽しむ非日常体験。 - 東風と海(こちと海/三重県・戸田家)
1973年創業のラウンジが、2017年に回転営業を復活。鳥羽湾をぐるり。 - 神戸ポートタワー レストラン(兵庫県・神戸)
展望台3階がレストランになっていて、ゆったり回りながら神戸港が見渡せます。 - 喫茶コスモス(兵庫県・須磨区・須磨浦展望閣)
喫茶店ながら55分かけてゆっくり一周。入場100円で、ドリンクや軽食を楽しみながら景色を満喫できます。 - ビュー&ダイニング ザ・スカイ/銀座スカイラウンジ(東京)
近年までは回転営業していましたが、現在は回転停止中のようです。
ミニまとめ:回転レストラン、今は数軒だけの貴重な文化に
かつて50軒あった店舗は減少し、今は数軒が命をつないでいます。
だからこそ、9月 6日の「回転レストランの日」は、そんな素敵な文化に注目するきっかけ。今こそ、動く食卓の魅力を味わう「レトロで非日常な旅」に出かけてみませんか。
技術の美しさ:コンマ数ミリで揺れる、静かな演出
静かに動く——。
そんな動きを実現するのは、回転台の裏に隠された精密な仕掛けです。
実は、「ソースが揺れないようにコンマ数ミリ単位」で速度や振動を調整し、まるで食器と時間だけが回っているかのような静かな動きを作り出しています。
これは単なるレストランではなく、「時間を味わう仕掛け」に他なりません。
「回転レストランの日」がもたらす価値と未来への提案
- 非日常体験:視覚・感覚が刺激され、心に残りやすい。
- SNS映え:「回っている」という動きが写真や動画映え。
- レトロブームとの相性:昭和の香りを感じさせるレトロ空間は今こそ再評価されるべき。
- 地域振興:限定営業や特別フェアと組み合わせれば、地域の観光資源にも。
- 文化保存の機会:「回転を絶やさない」ための支援や訪問が増えれば存続に繋がる。
よくある質問
Q1. 回転レストランの日はなぜ9月 6日?
A1. 「ク(9)ル(6)クル」の語呂合わせと、センチュリーロイヤルホテル&リーガロイヤルホテル京都の制定により、2018年に日本記念日協会認定の公式記念日になりました。
Q2. 現在も回転している店舗はどれくらい?
A2. 正式な全国統計はありませんが、現存の回転レストランは「数軒」。札幌・京都・長野・三重・兵庫などに点在しています。
Q3. どうやって静かに回っているの?
A3. 回転台の構造・モーター制御により「コンマ数ミリ」での回転速度調整を行い、揺れや振動を極力抑えています。
まとめ:回転レストランの日で「くるくるする特別」をプラスしよう
「クルクル」という音から始まるこの記念日は、ただの“語呂合わせ”ではありません。
あなたの記憶の中に、ふっとよみがえるレトロな丸い空間。
そして、「あの日、あのホテルで、360度の食卓に包まれた時間が最高だった」と誰かに話したくなる世界。
それが「回転レストランの日」には詰まっています。
北海道・札幌、京都、長野、三重、神戸――。
あなたのライフスタイルに合わせて、きっと近くで出会える「くるくる」。
ぜひ9月 6日の「回転レストランの日」をきっかけに、その非日常を味わってみてください。