「リクエストの日(10月25日)」はどんな日?
✅ 1936年、ベルリンのドイツ放送で世界初のラジオリクエスト番組が始まった日。
✅ 日本で初めての電話リクエスト番組は、1952年12月24日にラジオ神戸で放送された。
✅ ラジオ神戸(現:ラジオ関西)が日本で初の電話リクエスト番組を放送した。
10月25日は「リクエストの日」― ラジオ番組の歴史とその魅力
10月25日は「リクエストの日」。この日は、1936年(昭和11年)にベルリンのドイツ放送で、世界初のラジオリクエスト番組が始まったことを記念する日です。
この新しい形態の番組が放送されるようになったきっかけや、日本におけるリクエスト番組の発展についても詳しく見ていきましょう。
世界初のラジオリクエスト番組の始まり
1936年、ドイツのベルリンで放送されたラジオリクエスト番組は、リスナーからの音楽のリクエストを受けて放送される新しい試みとして注目を集めました。
この番組は、前年のクリスマスの夜に生演奏番組の放送中、リスナーから「ぜひこの曲を演奏して欲しい」との電話があったことがきっかけで始まったと言われています。
このリクエストがきっかけとなり、リクエスト番組は瞬く間に大ヒットし、ラジオ番組の新たなスタイルとして確立されました。
リクエスト番組とは?
リクエスト番組とは、主にラジオでリスナーからのリクエストに応じて、求められた楽曲(リクエスト曲)を再生する音楽番組です。
リスナーはメール、ファックス、ハガキなどを通じてリクエストを送ることができ、番組の進行役がそれを紹介しながら楽曲を流します。
この形式の番組は、リスナーとのインタラクションを大切にするため、番組に参加している感覚を楽しむことができるのが魅力です。
日本のリクエスト番組の歴史
日本におけるリクエスト番組は、最初はハガキを使ってリクエストを受け付ける形が主流でしたが、その後、電話でのリアルタイムリクエスト(通称「電リク」)が登場し、リスナーと番組の距離をさらに縮めました。
日本で最初の電話リクエスト番組は、1952年(昭和27年)の12月24日に、ラジオ神戸(現在のラジオ関西)がクリスマス特別番組として放送したもので、この企画は2000件以上ものリクエストが集まり、大成功を収めました。
この成功を受けて、他のラジオ局でも電話リクエスト番組が次々と放送されるようになり、リスナーからの反響が大きかったため、リクエスト番組は日本全国で人気を博しました。
21世紀のリクエスト番組の変化
時代が進むとともに、リクエスト番組のスタイルにも変化が訪れました。
経費削減のため、電話受付オペレーターが省かれるようになり、電話リクエスト番組は次第に少なくなりました。
代わりに、メールやファックス、さらにはWebサイト上のフォームを通じてリクエストを受け付ける形式が主流となり、リスナーとの距離はさらに縮まりました。
現代では、ラジオ番組だけでなく、インターネットを利用したリクエスト番組も登場し、音楽番組のリクエスト形式はさらに多様化しています。
リスナーは、自分の好きな時間に、好きな方法でリクエストを送ることができ、より個人の好みに合わせた音楽体験を楽しむことができるようになっています。
リクエストの日まとめ
10月25日は、ラジオのリクエスト番組の始まりを記念する日です。
世界初のラジオリクエスト番組が誕生したこの日を通じて、リスナーとのコミュニケーションを大切にした音楽番組の歴史を振り返ることができます。
日本でもリクエスト番組は大きな人気を集め、時代の変化とともにその形式も進化し続けています。
リクエスト番組は、リスナーが番組に参加できる貴重な時間を提供し、音楽の楽しみ方を広げる重要な存在となっています。
今日は何の日(10月25日は何の日)
世界パスタデー | 産業観光の日 | 民間航空記念日 | リクエストの日 | 島原の乱の日 | 新潟米の日 | 信濃の国カレーの日 | プリンの日(毎月25日) | いたわり肌の日(毎月25日) | 天神の縁日(毎月25日) | 受信環境クリーン月間(10月1日~31日)
