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ヤマモトヤ・無人売店の日(10月14日)とは?由来・エピソード・記念日の魅力を解説

ヤマモトヤ・無人売店の日にちなんだ玉子サンドや信頼を象徴するカラフルな紙アート
目次

ヤマモトヤ・無人売店の日(10月14日)はどんな日?

✅ ヤマモトヤ・無人売店の日は、1975年10月14日の創業を記念して制定された、無人販売の価値を伝える記念日。
✅ 無人販売を通して、販売者と購入者の信頼関係や地域の平和を象徴したいという願いが込められている。
✅ 株式会社ヤマモトヤ山本幸子、創業者・山本幸子、日本記念日協会が深く関係している。

「手作りサンドと信頼の心」で結ばれた日

神奈川県厚木市ののどかな田園風景の中に、ぽつんと現れる黄色のコンテナ。

扉を開けると、冷蔵ケースの中に並ぶのは、ふわふわのパンにとろける玉子がたっぷり詰まった「玉子サンド」。

そこには店員の姿はありません。

あるのはただ、
「好きなサンドを選んでね」
「お金はここに入れてね」

という小さなメッセージと、購入者への信頼だけ。

——これは、神奈川県厚木市の「株式会社ヤマモトヤ山本幸子」が運営する“無人売店”の姿です。

そしてこの販売スタイルを、感謝と共に後世へ語り継ごうと制定されたのが、10月14日の**「ヤマモトヤ・無人売店の日」**なのです。

この記念日は、ただの創業記念日ではありません。

そこには、人と人との信頼を信じ続けたある女性と、彼女の築き上げた温かな地域文化が息づいています。

ヤマモトヤ・無人売店の日の由来|創業と信頼から生まれた記念日

1975年(昭和50年)10月14日。

神奈川県厚木市に、ひとつの小さなサンドイッチ屋さんが誕生しました。

それが「ヤマモトヤ小売店」の第一歩。

創業者は、山本幸子さん。

「この地域に、美味しいサンドイッチを届けたい」

そんな想いから始まったヤマモトヤは、やがて自社工場を持ち、厚木市上荻野に本社を構えるまでに成長しました。

そして、2019年12月。

ヤマモトヤは、これまでの経験と信頼を元に、無人でのサンドイッチ販売に踏み出します。

「人がいなくても、きっと誠実に買ってくれる」

「この地域だからこそ、できる売り方がある」

人と人との“信頼”に重きを置いたこのスタイルは、徐々に注目され、地域の名物にもなっていきました。

こうして「ヤマモトヤ・無人売店の日」は、創業日である10月14日を記念して制定され、2022年には日本記念日協会に正式に登録されました。

ヤマモトヤ・無人売店の日にまつわるちょっといい話|豆知識

1. 「玉子サンド研究所」という名前の理由

黄色のコンテナに描かれた「玉子サンド研究所」の文字。

一見ユニークな名前ですが、実はこれ、ただの遊び心ではありません。

「サンドイッチは完成ではない。常に研究して、もっと美味しくなる」

という信念の表れです。

事実、ヤマモトヤの玉子サンドは毎日が進化の連続。

「今日の玉子サンド、昨日より美味しいかも?」

そんな発見があるのも、無人売店の楽しみのひとつです。

2. 無人売店は信頼の証

「無人販売なんて、盗まれないの?」

そんな声が聞こえてきそうですが、ヤマモトヤの無人売店は、人と人との信頼の上に成り立っています。

お金を入れるのも、商品を選ぶのも、すべては買い手に任されています。

「ちゃんとお金を入れてくれるだろう」

「冷蔵庫をきちんと閉めてくれるだろう」

そんな無言の約束が、販売所全体を包んでいます。

まさにこの空間自体が、「信頼の象徴」なのです。

3. 「玉子サンドの日」もある

実は、ヤマモトヤが制定した記念日はもうひとつあります。

それが10月1日の「ヤマモトヤ・玉子サンドの日」

数字の「1」をパン、「0」を玉子に見立てることで、パン・玉子・パンの玉子サンドの形=101を表現しています。

「無人売店の日」と「玉子サンドの日」——どちらも、ヤマモトヤが届けたい大切な“想い”が込められているのです。

無人販売という文化を支える人たち|山本幸子とヤマモトヤの物語

パン屋が見つからなかった開業直前の危機

1975年10月。開店を控えたヤマモトヤには、大きな問題がありました。

——「肝心のパン屋が、決まっていない」

「田舎では売れない」

「サンドイッチは都会の食べ物だ」

当時、多くのパン業者が断っていきました。

開店直前の10月10日になっても、供給元は未定。

そんなギリギリの状況で出会ったのが、北海道の日糧製パン

サンドイッチを主力にする彼らのパンに、山本さんは一瞬で惚れ込みました。

「このパンなら、美味しいサンドイッチが作れる」

こうしてギリギリの奇跡のマッチングが実現し、無事に開店。

今もなお語り継がれる、ヤマモトヤ伝説のひとつです。

創業から一日も休まず

驚くべきことに、ヤマモトヤは創業以来、一日も休まずに営業を続けています

台風の日も、大雪の日も。

ひとつひとつのサンドイッチを、手間ひまかけて作り続けてきました。

その根底にあるのは、「誰かをがっかりさせたくない」という想い

この積み重ねが、地域の信頼、そして“無人販売”という文化へと繋がっていったのです。

ヤマモトヤ・無人売店の日に関するよくある質問

Q1. どこで無人売店を利用できますか?

神奈川県厚木市上荻野にある本社工場近くの敷地内に、無人売店(黄色のコンテナ)が設置されています。

観光がてら立ち寄る人も多く、地元の方だけでなく、遠方からの訪問者も。

人気の時間帯は午前中〜昼頃なので、早めの訪問が安心です。

Q2. 支払い方法はどうなっていますか?

現金のみでの対応となっており、お釣りが出ないスタイルです。

あらかじめ小銭を用意しておくとスムーズです。

もちろん、財布の代わりに“信頼”を持っていくこともお忘れなく。

Q3. ヤマモトヤの商品は他でも買えますか?

無人販売以外にも、イベント出店や一部地域の販売も行われています。

また、10月14日近辺には記念イベントや、SNS上でのキャンペーンなどが実施されることも。

InstagramやX(旧Twitter)で「#ヤマモトヤ」「#無人売店の日」などのハッシュタグをチェックしてみましょう。

ヤマモトヤ・無人売店の日のまとめ|サンドイッチに込めた信頼と未来へ

「ヤマモトヤ・無人売店の日」は、ただの創業記念日ではありません。

それは、“信頼”という見えない価値を可視化する日

誰も見ていなくても、きちんと代金を支払う。

誰かの想いが込もったサンドイッチを、大切に味わう。

そんな些細な行動に、「人と人とのつながり」や「地域への敬意」が宿ります。

この日をきっかけに、あなたの身近な「信頼」に目を向けてみてはいかがでしょうか。

無人であることは、孤独ではなく、信頼という絆でつながっている証。

ヤマモトヤの黄色いコンテナは、今日もまた、そっと誰かを迎え入れているのです。

今日は何の日(10月14日は何の日)

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