ファミリートークの日(10月9日)はどんな日?
✅ 「トー(10)ク(9)」の語呂にちなんで、家族や大切な人との会話を見直す記念日
✅ 声と言葉には心を通わせる力があるとし、直接話すことの大切さを広める日
✅ 制定したのはフリーアナウンサーであり話し方講師の梅村みずほ氏と「トークスキルラボ」
「ちょっと話そうか」で、家族の空気が変わる
「最近、家族とちゃんと話しましたか?」
スマートフォンでつながるこの時代、私たちはいつでも連絡を取れるはずなのに、ふとした瞬間、家の中が「無言」で包まれていることに気づくかもしれません。
一緒に暮らしているはずの家族なのに、心の距離が少しずつ離れていく。
そんな現代にこそ必要なのが、10月9日「ファミリートークの日」です。
これは、「トー(10)ク(9)」という語呂合わせから生まれた記念日ですが、ただのシャレではありません。
この日をきっかけに、「話す」ことの意味や、「会話が生む安心感」をもう一度見直してみてほしいという願いが込められています。
ファミリートークの日の由来と意味とは?
「ファミリートークの日」は、2019年(令和元年)に誕生した新しい記念日です。
この日を提唱したのは、京都府京都市を拠点に活動する梅村みずほ氏。
彼女は、関西のテレビ局やラジオ局(MBS・KBS・FM京都など)で活躍してきたフリーアナウンサーであり、話し方や声の表現を専門に研究・指導してきたプロフェッショナルです。
アナウンサーという職業を通して、言葉の力、声のトーン、そして「伝えること」の奥深さを体感してきた梅村氏。
彼女は、ある日気づきます。
「家庭の中でも、もっと“話すこと”が大事なんじゃないか」と。
大人も子どもも忙しい現代。
夫婦ですら、会話が「業務連絡」だけになってしまいがちです。
そこで、年に一度でもいいから、“家族と向き合って話をする日”をつくろう。
その願いを込めて制定されたのが、「ファミリートークの日」なのです。
この日が10月9日になったのは、「トー(10)ク(9)」という語呂合わせから。
しかし、この記念日の本質は「言葉に宿る愛情」を再認識することにあります。
「話す」って、ただの情報伝達じゃない
会話とは、単に言葉を交わすことだけではありません。
表情、声の抑揚、間合い、沈黙のあとの一言――。
そのすべてが「心を届ける手段」なのです。
たとえば、子どもが学校で嫌なことがあったとき。
そのことを言葉にできなくても、親が「今日、何かあった?」と声をかけてくれるだけで、子どもは救われることがあります。
また、仕事に疲れて帰ってきたパートナーに、「お疲れ様、無理してない?」と一言あるだけで、心の負担は大きく軽くなるのです。
「声をかける」
「話を聞く」
それだけで、誰かの孤独が和らぎ、誰かの心が軽くなる。
「ファミリートークの日」は、そんな“ささやかな奇跡”を思い出させてくれる記念日です。
話し方で人生が変わる?トークスキルラボとは
この記念日を制定した梅村みずほ氏が主宰するのが、「トークスキルラボ」。
2017年(平成29年)春に立ち上げられたこのラボは、「話す力で人生を豊かにする」ことを目的に、幅広い世代に話し方のトレーニングを行ってきました。
梅村氏の教えを受けた受講生は、延べ3000人以上。
ラジオパーソナリティ志望の若者から、ビジネス現場でのプレゼンに悩む会社員、さらには定年後に地域で話し手として活動したいシニアまで、実に多彩な層が学んでいます。
なかでも特徴的なのが、女性起業家や主婦層を対象にしたサポート。
「言葉の力で自分らしく生きたい」
「話すことに自信を持ちたい」
そんな想いを持つ人々に寄り添い、「伝える力」を育むラボとして高い評価を受けています。
「話す」ことは、単なるスキルではなく、自分自身を肯定し、表現する手段です。
その力を家庭の中にも持ち帰ってほしい――
それが、トークスキルラボと「ファミリートークの日」に込められた願いなのです。
「声」の力がもたらす効果とは?
実は、人の声には、心理的な影響を与える力があることが、科学的にも明らかになっています。
たとえば、やさしい声を聞くと、副交感神経が優位になり、リラックス効果が生まれます。
逆に、怒ったような声や早口な声は、ストレス反応を引き起こすこともあります。
だからこそ、家族との会話には「声の質」がとても大切なのです。
感情を込めたあたたかい声で、「ありがとう」や「おかえり」を伝えるだけで、家庭の空気は柔らかく変わります。
さらに、直接話すという行為には、「相手に向き合う」姿勢が伴います。
この姿勢こそが、家族間の信頼や愛情を育てる土台となるのです。
家族でできる「ファミリートークの日」の過ごし方アイデア
「でも、何を話せばいいのかわからない」
そんな声もあるかもしれません。
ここでは、家族でできる「ファミリートークの日」のアイデアをいくつかご紹介します。
- 夕飯を囲んで今日の“よかったこと”を一人ひとつずつ話す
- 写真アルバムを見ながら、思い出話をする
- 子どもに将来の夢を聞いてみる
- おじいちゃん・おばあちゃんに昔話をしてもらう
- パートナーに「最近うれしかったこと」を聞く
大切なのは、「正解のある会話」ではなく、「心を寄せ合う会話」です。
ファミリートークの日に関するよくある質問
Q1. この日は何をすればいいの?
→家族や大切な人と、意識的に会話をしてみてください。特別な準備は不要です。日常の中のひとときを「言葉の時間」にしてみましょう。
Q2. 子どもが話してくれないときは?
→無理に聞き出そうとせず、「聞く姿勢」や「安心できる雰囲気」を大切に。親が話す姿を見せることで、自然と心が開かれていきます。
Q3. ひとり暮らしで家族と会えないときは?
→電話やオンライン通話でもかまいません。声を聞き、言葉を交わすことに意味があります。友人や昔の知人と話すのもおすすめです。
ファミリートークの日を、心を通わせるきっかけに
10月9日の「ファミリートークの日」は、単なる語呂合わせではなく、言葉と声が持つ力を信じる人たちの願いから生まれた記念日です。
たった一言で、心が救われる。
たった一声で、関係が変わる。
そんな言葉の奇跡を、あなたも今日、誰かと一緒に体験してみませんか?
「ねえ、ちょっと話そうか」
その一言が、家族の未来を変えるかもしれません。
