メガネの日(10月1日 記念日)はどんな日?
✅ 「1001」がメガネの形に見えることから、日本眼鏡関連団体協議会が制定した記念日。
✅ 正しいメガネの知識を広め、メガネ愛用者に感謝するための啓発日。
✅ 日本眼鏡関連団体協議会と日本記念日協会が深く関わっている。
朝、メガネが見つからないだけで、家を出る準備が止まってしまう。
そんな経験、ありませんか?
視力を補うだけでなく、あなたの表情を引き立て、印象を左右するメガネ。
最近ではファッションアイテムとしても注目され、「メガネ男子」「メガネ女子」という言葉もすっかり定着しました。
そんなメガネに感謝を伝える特別な日が、10月1日の「メガネの日」です。
実はこの記念日、見た目の数字の形が“メガネ”に似ているという、ちょっとユニークな理由から生まれたんです。
でも、メガネの日はただの語呂合わせで終わりません。
目を守ること、視生活の質を上げること、そしてメガネ業界の未来を支える――そんな大切なテーマが、この日に詰まっています。
このブログでは、「メガネの日」の由来や豆知識、関連団体の背景から、目の健康について考えるきっかけまで、まるっとわかりやすく解説します。
メガネをかけている人も、かけていない人も、読むとちょっとメガネを見直したくなるはずです。
メガネの日(10月1日)の由来が面白い!その秘密とは?
1997年(平成9年)、メガネ業界における一大イベントとして「メガネの日」が制定されました。
その発起人は、東京都中央区日本橋に事務局を置く日本眼鏡関連団体協議会(日眼協)です。
ではなぜ「10月1日」がその日になったのでしょうか?
答えは、数字の見た目にあります。
10月1日を数字で書くと「1001」。
これを横に並べると…「1」はメガネのつる、「0」はレンズに見えませんか?
そう、「1001」はまるで“メガネの形”をしているように見えるのです。
このユニークな発想から、この日が記念日として選ばれたのです。
しかし、単なる言葉遊びや形の面白さだけではありません。
この記念日は、「メガネを正しく知ってもらい、関心を持ってもらうこと」を目的とした啓発活動の一環です。
さらに、長年メガネを愛用してきた人への感謝の気持ちも込められています。まさに、メガネと共に生きる全ての人のための一日なのです。
メガネの日(10月1日)に知っておきたい豆知識!
メガネの日は、業界にとっての“記念日”というだけではありません。
実はこの日にちなんで、さまざまなイベントや活動が行われています。
特に注目されているのが、「日本メガネベストドレッサー賞」の発表です。
これは、メガネをかけている著名人の中から、「最もメガネが似合う人」「メガネを魅力的に使いこなしている人」を表彰するもの。
過去には、俳優や政治家、文化人など幅広い分野から受賞者が選ばれ、その年のメガネトレンドを象徴する存在として話題になります。
この賞の発表を楽しみにしているファンも少なくありません。
また、「メガネの日」を中心とした期間は「眼とメガネの旬間(10月1日~10日)」とされ、目の健康や視力維持、正しいメガネ選びに関する情報発信が全国各地で行われます。
そして10月全体は「目の愛護月間」に指定され、10月10日には「目の愛護デー」も控えています。
こうした取り組みは、メガネ業界だけでなく医療、教育の分野とも連携しながら進められており、“見える”ことの大切さを再確認するきっかけとなっています。
メガネの日を支える団体と、業界を動かす熱意とは?
メガネの日を制定したのは、**日本眼鏡関連団体協議会(日眼協)**という業界団体です。
日眼協は1996年(平成8年)に設立された比較的新しい組織ですが、その影響力は大きく、日本全国の眼鏡製造業、卸売業、小売業など、計8つの業界団体が加盟しています。
つまり、メガネに関わるすべてのプレイヤーが一丸となって運営している協議会なのです。
日眼協の活動は国内だけにとどまりません。
世界的な視野を持ち、国際的な技術展示会への参加、品質基準の統一、サステナブルな眼鏡作りなど、幅広い取り組みを行っています。
また、こうした協議会が発足した背景には、「目の健康を守ることは、国民の生活基盤を守ることにつながる」という信念があります。
視生活の質(QoV=Quality of Vision)を向上させるために、業界が真剣に取り組んでいるのです。
実はザビエルが!?メガネの日本伝来エピソード
さて、メガネの歴史を少し紐解いてみましょう。
日本で最初にメガネを使ったとされる人物は、戦国時代の大名大内義隆です。
そして、そのメガネを献上したといわれるのが、あの有名な宣教師フランシスコ・ザビエル。
1551年、周防国(現在の山口県)で大内義隆と謁見した際に、ザビエルが持参していたメガネを贈ったという逸話があります。
この出会いが、日本におけるメガネ文化の始まりとなったのです。
それから500年近くが経ち、今では高性能レンズやデザインフレームが当たり前の時代。
でも、その原点には、人と人との出会いと、“見えることの驚き”があったのかもしれません。
メガネの日(10月1日 記念日)に関するよくある質問
Q1:メガネの日には何をしたらいいの?
A1:自分のメガネを見直すきっかけにしましょう。クリーニング、フレームの調整、眼科での視力チェックもおすすめです。
Q2:メガネをかけていない人にも関係あるの?
A2:もちろんです。ブルーライト対策や花粉対策、UVカット用など、視力補正以外にも役立つメガネがあります。
Q3:子どものメガネはいつから?
A3:視力検査で異常が見つかれば早期対応が大切です。成長に合わせたメガネ選びの相談は眼科や専門店で行いましょう。
メガネの日(10月1日)は、“見える”幸せを再発見する日
私たちは「見えること」を、つい当たり前だと思いがちです。
でも、メガネがなければ見えない景色や、出会えない感動があることを、忘れてはいけません。
10月1日の「メガネの日」は、そんな視生活への感謝を改めて感じる日です。
そして、メガネを作る人、販売する人、選ぶ人、使う人――すべての人がつながる日でもあります。
ぜひこの記念日に、自分のメガネを丁寧に拭いてあげてください。
そして、大切な目をいたわる時間を少しだけ取ってみてください。
それが、きっと“見える幸せ”を長く守る第一歩になるはずです。