エクステリアの日(11月28日 記念日)はどんな日?
✅ 「いい(11)にわ(28)」の語呂合わせから、美しい庭や外構に目を向ける日。
✅ 住まいの外空間=エクステリアの魅力が、心の癒しや暮らしの質を高める存在として注目されるきっかけの日。
✅ 公益社団法人・日本エクステリア建設業協会(JPEX)が制定・推進し、記念日協会が認定登録している。
「いい庭」に癒される日──それが、11月28日の「エクステリアの日」です。
人は「家の中」にいる時間だけで暮らしているわけではありません。
朝、玄関を開けたときに広がる風景。
休日に子どもと水やりをする花壇。
愛犬が走り回る芝生の庭。
帰宅したとき、家の灯りとともに門のライトがやさしく迎えてくれる瞬間。
そんな、何気ない「家の外の景色」が、私たちの心を静かに支えてくれています。
けれど──忙しさに追われる毎日では、そのありがたさにも気づきにくいものです。
だからこそ、改めて「外構」や「庭」といった住まいの外空間=エクステリアに目を向け、「癒される住まいとは何か?」を考えるきっかけにしてほしい。
そんな想いが込められているのが、この「エクステリアの日」なのです。
エクステリアの日(11月28日)の由来は「いいにわ」から生まれた心地よい語呂合わせ
「エクステリアの日」は、東京都台東区柳橋に事務局を構える公益社団法人・日本エクステリア建設業協会(JPEX)によって制定されました。
日付の由来は、「11(いい)」と「28(にわ)」で「いい庭(にわ)」という語呂合わせ。
シンプルですが、親しみやすく、誰の心にも残りやすい語感です。
この記念日は、住宅の「インテリア(内装)」だけでなく、「エクステリア(外構)」にも光を当てたいという願いから生まれました。
実際に「エクステリア」とは、門、塀、玄関アプローチ、カーポート、庭などを含む、建物の“外まわり”全体を指す言葉です。
つまり「住まいの顔」であり、「暮らしの風景」です。
近年では、
- ガーデニング
- ウッドデッキ
- 外構ライトアップ
- 防犯・防災設備
など、外構の役割は多様化し、暮らしと密接につながっています。
だからこそ、11月28日は「エクステリアを見直す記念日」として、一般の家庭からプロの業界まで幅広く注目されています。
この記念日は、正式に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されており、毎年各地で関連イベントや情報発信も行われています。
エクステリアの日(11月28日)を彩るエピソードと豆知識
エクステリアという言葉、なんだかちょっと難しそうに感じませんか?
でも、実はとても身近な存在です。
たとえば──
・春に花が咲き乱れる花壇
・子どもが自転車の練習をするアプローチ
・夏の夜にビールを楽しむウッドデッキ
・秋の紅葉を見ながらゆっくり過ごす庭
・冬、雪が積もるカーポートの屋根越しに見える静かな空
そんな情景のすべてが、エクステリア。
外構は「景色」であると同時に、「家族の思い出を刻む舞台」でもあります。
そして、現代のエクステリアは、ただ見た目がキレイなだけではありません。
以下のような“多機能性”を持ち合わせています。
- 防犯性:外からの侵入を防ぐフェンス・門扉・センサーライト
- 安全性:滑りにくいタイルや手すりの設置
- 環境対応:雨水利用・省エネ照明・断熱性向上
- プライバシー保護:視線を遮るスクリーンや植栽
- アウトドアリビング:第二のリビングとして機能する庭スペース
エクステリアは、心を癒すだけでなく、私たちの生活を守り、豊かにする存在でもあるのです。
エクステリアの日(11月28日)を支える協会と資格の世界
この記念日を制定した「日本エクステリア建設業協会(JPEX)」は、1979年(昭和54年)に設立された歴史ある団体です。
もともとはブロック塀やコンクリートブロックの施工業者による団体でしたが、時代の変化とともに一般住宅の外構全体を担う事業者を包括する形へと進化。
今では全国各地のエクステリア工事業者が加盟し、エクステリア業界の安全・品質・発展を支える中核的な存在となっています。
協会が手掛ける主な取り組みには以下のものがあります。
◯ ブロック塀診断士の資格認定
地震や老朽化により倒壊リスクのある塀を調査・診断し、安全な街づくりに貢献します。
◯ 建築コンクリートブロック工事士の育成
基礎から外構までを担う、技術的信頼性の高い専門技術者。
◯ 登録エクステリア基幹技能士の登録
業界の高度な知識とマネジメント能力を持つ、現場指導のスペシャリスト。
◯ エクステリアプランナー(1級・2級)の資格認定
エクステリア空間の設計・施工・監理を一貫して担うプロフェッショナル。
特に「エクステリアプランナー」は、住む人のライフスタイルに寄り添った提案を行うスペシャリストです。
たとえば、
- 子どもが安心して遊べる庭
- 高齢の親が転倒しにくいアプローチ
- 趣味を活かしたガーデンスペース
など、暮らしに合ったプランニングをしてくれます。
この資格を持つ人は、まさに「外の住まいづくりの案内人」と言えるでしょう。
エクステリアの日(11月28日)に関するよくある質問
Q1:外構(がいこう)とエクステリアはどう違うの?
A:ほぼ同義で使われますが、「エクステリア」は英語由来で、よりデザイン性や快適性を含む広い概念です。「外構」は土木・建築的なニュアンスが強いです。
Q2:エクステリアプランナーになるには?
A:日本エクステリア建設業協会の試験に合格する必要があります。2級は比較的初心者向け、1級は設計・監理まで可能な上級資格です。
Q3:エクステリア工事って自分でもできるの?
A:DIY可能な部分(花壇・簡単なタイルなど)もありますが、基礎や安全性が必要な構造物はプロに任せた方が安心です。
エクステリアの日(11月28日)は、住まいの外を見直すきっかけに
日々の暮らしに追われて、家の外の景色を見落としていませんか?
でも──
朝の空気、風に揺れる草木、雨音が響くカーポート、
そのすべてが、あなたの「日常を支える風景」です。
エクステリアの日(11月28日)は、そんな風景の価値を見直す特別な一日。
「いい庭(にわ)」という語呂合わせに込められた、
“気づかなかった豊かさ”を感じてみてください。
そして次の休日には、庭に出てみませんか?
鉢植えに水をやるだけでもいいんです。
家の外の空間が、きっとあなたの心に寄り添ってくれるはずです。

