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土木の日(11月18日 記念日)とは?由来や豆知識・くらしとの関係を解説!

11月18日は土木の日。土木の由来や意味、くらしと土木の週間など暮らしに欠かせない情報を解説。
目次

土木の日(11月18日 記念日)はどんな日?

✅ 土木の日の由来は、漢字「土木」を分解すると「十一」「十八」になることと、1879年11月18日に工学会が設立されたことに由来。
✅ 土木の日の豆知識として、11月18日から24日まで「くらしと土木の週間」とされ、全国で土木に関するイベントや見学会が行われている。
✅ 土木の日は、土木学会、日本土木工業協会、国土交通省などが制定・支援している記念日で、1987年に始まった。

見えない努力に気づく日——土木の日を通して暮らしを見つめ直す

ふと立ち止まって、足元を見下ろしたことはありますか?

そこにはアスファルトが敷かれた歩道があり、水を流す排水溝があり、時には地下を通る下水管が走っています。

上を見上げれば、高架橋が空を横切り、遠くの山にはダムが水を湛えています。

これらはすべて、私たちの目には普段映らない「土木」という分野の成果です。

日常の一部でありながら、意識することは少ない「土木」。

そんな“縁の下の力持ち”の存在に気づくきっかけをくれるのが、11月18日「土木の日」です。

この記事では、「土木の日」がなぜ誕生したのか、その背景や想い、さらには土木が私たちの生活にどれほど密接に関わっているのかを、わかりやすく、親しみやすく解説します。

家族や友達と話したくなる「へぇ〜」が詰まった内容でお届けします。

「土木の日」の由来が面白い!——なぜ11月18日なの?

「土木の日って、なんで11月18日なんだろう?」

その答えには、歴史と遊び心が隠れています。

まず、漢字の「土木」を見てみましょう。

「土」は「十」と「一」に、「木」は「十」と「八」に分解できます。

つまり「土木」=「十一」「十八」=11月18日という語呂合わせなのです。

このユニークな理由だけでも十分面白いのですが、さらにもう一つ、しっかりした歴史的な背景もあります。

1879年11月18日、日本の土木技術の先駆けとなる「工学会」(日本工学会の前身)が設立されました。

この工学会は、のちに「土木学会」へとつながり、現在の日本のインフラ技術の基盤を築いてきた重要な存在です。

この「語呂合わせ」と「記念すべき設立日」が重なることから、1987年に土木学会・日本土木工業協会が中心となって「土木の日」が制定されました。

建設省(現:国土交通省)もその意義を認め、支援しています。

一見地味に思える「土木」という分野にも、こうした記念日があることは、それだけ私たちの暮らしを支える重要な役割を果たしているという証なのです。

土木の日の豆知識——「くらしと土木の週間」で日本が見える

「土木の日」単体だけでなく、その前後も注目すべき期間があります。

それが、11月18日から24日までの『くらしと土木の週間』です。

この期間には、全国各地でさまざまなイベントが開催されます。

たとえば…

  • 建設現場の見学会(普段は入れないトンネルやダムなど)
  • 子ども向けの土木体験イベント(ミニ橋づくり、模型展示など)
  • 大学・専門学校による土木技術の公開講座
  • 防災や減災をテーマにしたパネル展やシンポジウム

普段なかなか目にすることのない“土木の現場”に、誰でも触れることができる貴重な機会です。

また、土木学会が公式に募集する「土木の日SNSキャンペーン」も行われており、土木に関する写真や思い出をハッシュタグ付きで投稿する企画も盛り上がりを見せています。

このように、「土木の日」は“見る・知る・触れる”ことができる、年に一度のチャンスなのです。

土木の日に登場する重要人物と団体——この人たちが日本を支えている

「土木の日」を陰で支えているのは、数多くの専門家や団体です。

まず主催団体の中心にあるのが、公益社団法人 土木学会です。

土木学会は、日本国内の土木技術者・研究者・教育関係者などが集まる団体で、明治時代から続く長い歴史を持ちます。

技術の向上だけでなく、土木の社会的理解を促進する活動も行っており、「土木の日」の制定もその一環です。

次に挙げられるのが、日本土木工業協会です。

こちらは主にゼネコン(総合建設会社)や建設業界に関わる企業が加盟しており、業界全体の技術発展と安全推進を目指す団体です。

そして、国家機関である国土交通省

この省庁は、日本全国の道路、河川、港湾、空港など、あらゆる社会インフラを統括しています。

「土木の日」にはこうした政府機関も後押しし、全国で公共施設の公開やイベント開催に協力しています。

その他にも、全国の建設会社、大学の土木学科、自治体、NPO法人など、多くの関係者がこの記念日に賛同し、子どもたちや地域住民とのつながりを深めています。

土木の日に関するよくある質問

Q1. 土木って何のことを指すのですか?

「土木」は、道路や橋、ダム、水道、鉄道、河川整備など、人々の生活を支える**社会基盤(インフラ)**を計画・設計・建設・維持管理する分野のことを指します。

建物を作る「建築」とは異なり、「街全体をつくる仕事」とも言われています。

私たちが安全・快適に暮らすためには、なくてはならない仕事なのです。

Q2. 土木の日には何が行われているのですか?

土木の日や「くらしと土木の週間」には、全国各地で見学会・展示会・子どもイベント・体験講座などが実施されます。

たとえば、ダムの内部見学、トンネル建設中の現場ツアー、橋をつくる模型体験、さらには防災の講座など、楽しみながら学べる内容ばかりです。

毎年新しい企画も登場しており、大人から子どもまで幅広い世代が参加しています。

Q3. 子どもにもわかる「土木」の魅力は?

もちろんです!

たとえば公園の遊具が安心して遊べるのも、排水設備が整っているからです。

登下校の道が安全に歩けるのも、道路整備や歩道橋があるからです。

身の回りの「便利で安全な仕組み」は、すべて“誰かが考えて、つくって、守ってくれている”もの。

それが「土木の力」なのです。

土木の日まとめ——毎日の「当たり前」に気づく日

11月18日は、「土木の日」。

文字遊びのような語呂合わせと、日本の近代工学史に残る設立日をもとに誕生した記念日です。

ただし、この日が持つ意味はとても深いものです。

土木という仕事は、人の目に触れにくく、時には忘れられてしまう存在かもしれません。

でも、それでも私たちの毎日の暮らしの中には、確かに「土木の力」が生きています。

朝歩く道、通う学校、家の水道、橋やトンネル。

どれもが、誰かの努力によって支えられているのです。

土木の日は、そんな見えない努力に感謝し、「誰かがこの社会をつくってくれている」という気づきを与えてくれる日です。

1年に1度、11月18日には、少しだけ立ち止まってみてください。

いつも通っている道や橋に、「ありがとう」の気持ちを持ってみるのも素敵かもしれません。

そして、未来を担う子どもたちが「土木ってかっこいい!」と感じてくれたら、それはこの記念日が果たした最大の役割と言えるでしょう。

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