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三つ葉の日(3月28日 記念日)|香りまで思い出させる、春の食卓を彩る日

三つ葉の日(3月28日 記念日)の由来や制定団体の有無、ミツバの歴史、関連する双葉・四つ葉の日との違いをわかりやすく紹介
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三つ葉の日はどんな日?

✅ 「みつば」の語呂合わせ由来
✅ 制定団体は確認できず不明
✅ ミツバと和食文化に縁深い日

春の食卓に添えられた三つ葉を見ると、料理全体がふっと上品になるように感じる人は多いのではないでしょうか。

吸い物に浮かぶ緑、卵とじに重なる香り、丼ものに添えたひと束の清々しさ。三つ葉は目立ちすぎないのに、あるだけで料理の印象を変えてくれる不思議な野菜です。

そんな三つ葉に目を向ける日が、3月28日の「三つ葉の日」です。日付は「み(3)つ(2)ば(8)」と読む語呂合わせに由来するとされます。

一方で、誰が制定したのか、どんな目的で広められたのかを示す確認しやすい公的情報は見当たらず、その点ははっきりしていません。

だからこそ、この記念日は企業色の強い販促記念日というより、言葉のおもしろさから自然に親しまれてきた日として受け止めると、ぐっと魅力が増します。

さらに、ミツバは日本で古くから食べられ、江戸時代には栽培も広がった野菜です。語呂合わせの軽やかさと、和食文化の積み重ねが重なるところに、この日の味わいがあります。

三つ葉の日の由来をたどると見えてくる、親しみやすさの理由

三つ葉の日のいちばんわかりやすい由来は、「み(3)つ(2)ば(8)」という語呂合わせです。

覚えやすく、聞いた瞬間に意味が伝わるため、日付と名前が自然につながります。

記念日には創業日や発売日をもとに定められるものも多くありますが、三つ葉の日はもっと素朴で、言葉の響きそのものを楽しむタイプの記念日だといえます。

ただし、この記念日については、制定団体や認定の経緯がはっきり示された資料を確認しにくく、一般社団法人日本記念日協会の認定記念日として広く紹介されているタイプとは性格が異なります。

日本記念日協会は独自の登録制度を設けていますが、三つ葉の日については「制定した団体や目的などは定かではない」と紹介される情報が複数見られます。

そのため、由来を説明する際は「誰かが正式に広く登録した」と断定せず、語呂合わせ由来の通称的な記念日として扱うのが誠実です。

この曖昧さは、むしろ三つ葉の日のやわらかい魅力につながっています。

きっちり制度で固められた日ではなく、暮らしの中の言葉遊びから親しまれてきたからこそ、肩ひじ張らずに楽しめるのです。

食材の記念日は、強いメッセージよりも、献立や季節の記憶と結びついたほうが長く愛されます。三つ葉の日はまさにその典型で、日付の語感の良さがそのまま記憶に残ります。

春の食材を意識し始める時期でもあり、和食の香りを思い出すきっかけとしてもぴったりです。

関連する日としては、2月8日の「双葉・二葉の日」、4月28日の「四つ葉の日」が挙げられます。

いずれも「葉」の数を語呂で読む流れの中にあり、三つ葉の日はその真ん中に位置する存在です。葉の枚数で日付を遊ぶ感覚は日本語らしく、覚えやすさと親しみやすさを両立しています。

こうした関連記念日まで知ると、3月28日が単独でぽつんとあるのではなく、言葉の連なりの中で生まれた日だとわかり、印象がより深まります。

三つ葉の日に知っておきたい、ミツバの魅力と広がり

三つ葉の日を理解するには、まず「三つ葉」が何を指すのかを整理しておくとわかりやすくなります。

三つ葉とは、文字どおり三枚の葉を持つこと、あるいは三枚に分かれた葉を出す草木を意味します。そして食材としての「ミツバ」は、セリ科ミツバ属の多年草で、葉が三つに分かれる姿からその名がつきました。夏には小さな白い花をつけ、さわやかな香りをもつのが特徴です。

ミツバは、日本では野草として古くから利用されてきましたが、栽培が広がったのは江戸時代です。

コトバンクでは江戸時代に栽培が始まったと説明され、JAの資料では江戸時代初期から栽培化が進み、中期には葛飾で軟化栽培が始まったと紹介されています。

別の生産者資料でも、享保年間ごろに現在の東京都葛飾区水元町で軟白栽培が始まったとされており、江戸の食文化と深く結びついて発展したことがうかがえます。

つまり三つ葉の日は、語呂合わせだけの軽い話題に見えて、実は江戸以来の食文化の流れに触れられる日でもあるのです。

料理におけるミツバの魅力は、主役を奪わずに印象を引き上げるところにあります。

吸い物、茶碗蒸し、鍋物、丼もの、おひたし、和え物などに添えると、香りが立ち、全体の味がきりっと締まります。

強すぎず、しかし埋もれない香気は、和食が大切にしてきた引き算の美しさと相性抜群です。派手ではないのに、ないと少し寂しい。そんな存在感が、三つ葉を長く愛される野菜にしています。

ここでよく混同されるのが、食材のミツバと、三つ葉のクローバーです。三つ葉という言葉からクローバーを思い浮かべる人も多いのですが、食材のミツバはセリ科、クローバーはマメ科で、植物としては別ものです。

とはいえ、三つ葉のクローバーを英語圏ではシャムロックと呼び、アイルランドでは国家を象徴するしるしのひとつとして扱われています。

このため、三つ葉の日には「食材としてのミツバ」と「三つ葉の形がもつ親しみや幸運のイメージ」の両方が重なり、話題が広がりやすいのもおもしろい点です。

三つ葉の日と関わりの深い人物・植物・組織を知る

三つ葉の日は制定団体がはっきりしないため、「この会社が中心」と言い切れる記念日ではありません。

だからこそ、この日に深く関わる存在としてまず挙げたいのは、食材としてのミツバそのものです。

ミツバは日本原産の野菜のひとつとして紹介されることがあり、全国の湿った土地や日陰に自生し、いまでは水耕栽培も含めて通年流通しています。和食に寄り添いながら、季節感も運んでくれる植物として、三つ葉の日の主役にふさわしい存在です。

人物でたどるなら、江戸時代の本草学者・貝原益軒の名は外せません。

生産者資料には、貝原益軒の『菜譜』にミツバに関する記述があることが紹介されており、当時の人々がこの植物をどのように見ていたかを知る手がかりになります。

昔は今ほど当たり前の野菜ではなかったものが、時代とともに食卓へ浸透していったことが感じられ、三つ葉という身近な野菜にも長い歴史があることに気づかされます。

近代の人物では、東京・小山田のミツバ栽培を語るうえで田中庫三の存在が印象的です。

東京農業歴史めぐりでは、明治30年代に冬の現金収入になる作物を求め、軟化ミツバの生産に取り組んだ人物として紹介されています。

地熱や太陽熱を活かした工夫によって、柔らかく風味のよいミツバがつくられ、お正月に欠かせない品として親しまれた歴史は、三つ葉が単なる脇役の野菜ではないことを物語っています。

組織の面では、JAや地域の生産者団体も見逃せません。JA柳川はミツバの特徴や歴史、切りミツバ・根ミツバ・糸ミツバの違いをわかりやすく伝えており、現在の食卓につながる知識を支えています。

また、農畜産業振興機構の資料では3月28日を「みつばの日」として野菜関連記念日のひとつに掲載しています。

大々的な認定組織が前面に出る記念日ではなくても、産地や流通の現場が野菜の価値を受け継いでいるからこそ、この日は毎年自然に思い出されるのです。

三つ葉の日に関するよくある質問

Q1. 三つ葉の日は誰が決めたのですか。

はっきりした制定団体は確認されていません。三つ葉の日は「み(3)つ(2)ば(8)」の語呂合わせで広まった日として紹介されることが多く、制定した団体や目的は定かではないという説明が一般的です。

日本記念日協会には正式な登録制度がありますが、三つ葉の日については、企業や団体による登録記念日として明確に示された情報は見つけにくい状況です。

そのため、紹介するときは「語呂合わせ由来の記念日」「制定団体は不明」と書くのがもっとも正確です。

Q2. 三つ葉の日は食べるミツバの記念日ですか、それともクローバーの日ですか。

中心になるのは、和食で使われる食材のミツバと考えるのが自然です。

三つ葉という言葉自体は三枚葉の植物全般を連想させますが、3月28日の説明では、香りのよい野菜としてのミツバに触れられることが多く、江戸時代から栽培されてきた食文化の文脈ともつながります。

クローバーの三つ葉も連想されやすいものの、植物分類としては別で、クローバーはアイルランドのシャムロックとして知られる象徴でもあります。両方を思い浮かべても間違いではありませんが、日本の記念日としてはまず食材のミツバを押さえると理解しやすいです。

Q3. 三つ葉の日にはどんな楽しみ方がありますか。

いちばん手軽なのは、いつもの料理にミツバを添えて香りを楽しむことです。

吸い物や茶碗蒸しはもちろん、卵とじ、親子丼、鍋物、おひたしなどに少し加えるだけで印象が変わります。また、三つ葉の歴史を知る日にするのもおすすめです。

江戸時代に栽培が広がった背景や、切りミツバ・根ミツバ・糸ミツバの違いを知ると、普段の買い物や料理が少し楽しくなります。語呂合わせの軽やかさから始まり、和食の奥行きにまでつながるところが、この日の魅力です。

三つ葉の日の魅力を知ると、いつもの一皿が少し楽しみになる

三つ葉の日は、「み(3)つ(2)ば(8)」という覚えやすい語呂合わせから親しまれている3月28日の記念日です。

制定団体や目的は明確ではありませんが、そのぶん押しつけがましさがなく、食卓の中の小さな季節感として自然に受け入れられてきました。

ミツバは江戸時代から栽培が広がり、吸い物や鍋物、丼ものを上品に仕上げる香り豊かな野菜として、日本の食文化に根づいています。

目立つ主役ではなくても、ひと束で料理の表情を変える。それがミツバの強さです。

三つ葉の日は、そんな控えめで美しい魅力に目を向けるのにぴったりの日です。何気なく見過ごしていた緑のひと枝にも、由来や歴史、食文化の積み重ねがあります。

3月28日をきっかけに三つ葉を手に取ると、いつもの和食が少しだけ丁寧に、少しだけ愛おしく感じられるはずです。

三つ葉の日(3月28日 記念日)の由来や制定団体の有無、ミツバの歴史、関連する双葉・四つ葉の日との違いをわかりやすく紹介

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