冷蔵庫を開けると、ぷるんと揺れるゼリーのカップ。
つるんとしたのど越しと、透き通った美しさに、ついつい手が伸びてしまいます。
そんなゼリーには、実はちゃんと「記念日」があるって知っていましたか?
その名も「ゼリーの日」。
毎年7月14日に訪れるこの記念日は、夏にぴったりなゼリーをもっと楽しんでほしいという想いから生まれました。
でも、「どうしてこの日?」「誰が決めたの?」という疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、「ゼリーの日」ができた背景から、ちょっとした豆知識、関連する人や団体、そしてゼリーの魅力的なアレンジ方法まで、ぎゅっと詰め込んでご紹介します。
読むだけで、ゼリーがもっと好きになるかもしれませんよ。
ゼリーの日はどんな日?
✅ゼラチンを主原料とする記念日
✅7月14日「パリ祭」とリンクした記念日
✅ゼリーの魅力を多くの人に伝える日
ゼリーの日の由来とは?ゼラチンとフランス革命の意外なつながり
ゼリーの日は、2005年(平成17年)、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合によって制定されました。
その理由は大きく3つあります。
まず第一に、ゼリーの主成分である「ゼラチン」の魅力を広く知ってもらうため。
ゼラチンは動物性たんぱく質から作られ、ゼリー特有のぷるんとした食感を生み出します。
そのゼラチンに敬意を表した「ゼラチンの日」が先に制定されており、「ゼリーの日」はその派生記念日でもあります。
そして第二に、7月14日はフランスの国民的祝日「パリ祭(Bastille Day)」と同じ日。
この「パリ祭」は、1789年にバスティーユ牢獄が襲撃されたことに由来する、フランス革命の象徴的な記念日です。
なぜゼリーとフランス革命?と思うかもしれませんが、実はフランスはゼラチン文化の本場。
「ジュレ(gelée)」という名前でも親しまれており、美食文化の中でゼリーは特別な存在とされています。
ゼリーの日は、この食文化との連携を込めて、この日に設定されました。
そして第三に、夏本番に突入するこの時期は、冷たくて喉ごしの良いゼリーが最も美味しく感じられる季節であるということ。
見た目も涼しげで、食欲がないときでもつるんと食べられるゼリーは、まさに「夏の救世主」なのです。
ゼリーの日に知りたい5つの豆知識
①「ゼリー」の語源は氷のような響き
ゼリー(jelly)の語源はラテン語の「gelare(ゲラーレ)」。
これは「凍る、固める」という意味です。
この語源から、英語の「gelatin(ゼラチン)」やフランス語の「gelée(ジュレ)」なども派生しています。
「ぷるぷる」「つるん」とした食感の印象にぴったりな語源ですよね。
② ゼリーと寒天、プリンとの違いは?
ゼリーはゼラチンで固めますが、寒天は海藻由来。
プリンは卵を使って加熱して固めます。
つまり、それぞれの食感や固さ、冷やすか加熱かといった製法にも大きな違いがあるのです。
③ ゼリーは医療・介護の現場でも大活躍
実は、ゼリーは病院や介護施設でもよく利用されています。
薬を飲みやすくする「服薬ゼリー」、食事が困難な方の栄養補給用の「高栄養ゼリー」など、命を支える食材としても活躍しています。
④ ゼリーの歴史は意外と古い
ゼリーは中世ヨーロッパでも貴族の高級デザートとして親しまれていました。
18世紀にはゼラチン抽出技術が進化し、19世紀にはアメリカで家庭向けの「ゼラチンパウダー」が普及。
日本では明治時代に洋菓子文化とともに広がりました。
⑤ 手作りゼリーの魅力は無限大
フルーツを入れる、ジュースを混ぜる、2層・3層に重ねるなど、アレンジが自由自在。
最近では、ハーバリウムのように花や金粉を閉じ込めた「見た目もアートなゼリー」が人気を集めています。
ゼリーの日を制定した団体とは?食文化の陰の立役者
ゼリーの日を制定したのは、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合という団体。
国内のゼラチンメーカーや関連企業で構成され、ゼラチンの品質向上、安全性の研究、正しい知識の啓発活動を行っています。
この団体は、他にも以下の記念日を制定しています。
・11月7日「にかわの日」
・11月12日「コラーゲンペプチドの日」
これらはすべて、ゼラチンやコラーゲンといった身近でありながらあまり意識されない素材の価値を伝えるためのものです。
ゼリーの日によくある質問3選!もっとゼリーを楽しもう
Q1:ゼリーは子どもと一緒に作れますか?
A:もちろんです!ゼラチンをお湯で溶かし、ジュースと混ぜて冷やすだけで簡単に完成。
透明なカップにフルーツを入れると、カラフルで見た目も楽しいですよ。
Q2:ゼリーのカロリーは高いの?
A:ゼリーは水分が多く、比較的低カロリー。
ただし、砂糖の量や加える具材によって変わるため、ダイエット中の方は成分表示をチェックしましょう。
Q3:どんなシーンでゼリーは使える?
A:デザートだけでなく、夏祭り、ピクニック、誕生日パーティーの演出としても人気。
また、食事が難しい高齢者向けの補助食品としても広く使われています。
ゼリーの日に関連するその他の記念日
・検疫記念日
・パリ祭・フランス革命記念日
・ペリー上陸記念日
・廃藩置県の日
・内視鏡の日
・ひまわりの日
・求人広告の日
・ゼラチンの日
・月でひろった卵の日
・しんぶん配達の日
・平田村あじさい記念日
・内臓脂肪の日
・家庭教育を考える日
・丸大燻製屋・ジューシーの日
・クラシコ・医師の日
ゼリーの日のまとめ:ぷるんとした幸せをもっと味わおう!
ゼリーの日(7月14日)は、見た目も味わいも爽やかなゼリーの魅力を再発見する日。
ゼラチンという素材への理解と感謝、そしてフランスの食文化へのリスペクトが込められた記念日です。
自宅でも簡単に作れて、子どもからお年寄りまで楽しめるゼリー。
この日をきっかけに、ぜひお気に入りのゼリーを作ってみませんか?
そして、ぷるんとしたゼリーを通じて、ひとときの癒しと笑顔を家族や友人とシェアしてみてください。
