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今月今夜の月の日(1月17日)とは?金色夜叉の名セリフが生んだ感情の記念日

金色夜叉の名セリフ「今月今夜」に由来する記念日の意味や背景、貫一とお宮の物語、熱海との関わりを分かりやすく解説
目次

今月今夜の月の日(1月17日 記念日)はどんな日?

✅ 小説『金色夜叉』の名セリフ「来年の今月今夜」に由来する文学記念日。
✅ 貫一の涙が空を曇らせるという「貫一曇り」という言葉が生まれた。
✅ 尾崎紅葉と熱海市が深く関わり、毎年「尾崎紅葉祭」が開催される。


明治時代、日本の文学界に革命を起こした作家・尾崎紅葉。

彼の代表作『金色夜叉(こんじきやしゃ)』の中に、たった一文で多くの日本人の心を揺さぶった名セリフがあります。

その言葉が生まれた日が、1月17日。「今月今夜の月の日」として、文学と情熱、裏切りと誓い、そして人の心の深さを思い起こさせる記念日です。

熱海の海岸で繰り広げられた一場面。

裏切られた恋人を前に、涙と怒りを抑えきれない青年・間貫一が語る一言。その情景とセリフが、日本の文学と感性に与えた影響は計り知れません。

ここでは、なぜ1月17日が記念日となったのか、その背景や由来を詳しく解説するとともに、熱海で今も続く文学的行事や、知られざる豆知識までご紹介します。

読めばきっと、今夜の月を見上げる目が少し変わる。そんな心に残る記念日の魅力を、ぜひ一緒に味わってみてください。

「今月今夜の月の日」の由来は?金色夜叉の名場面が生んだ記念日

「今月今夜の月の日」は、明治の文豪・尾崎紅葉の未完の長編小説『金色夜叉』に登場する、ある一節に由来しています。

物語の主人公・間貫一(はざま かんいち)は、婚約者のお宮に裏切られ、金持ちの男に嫁ぐという事実に打ちのめされます。

舞台は、静岡県熱海市の海岸。その夜、貫一はお宮を問い詰め、失意と怒りの中でこう叫びます。

「可(い)いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せるから」

まるでその場にいたかのような生々しい情景。この一文は、ただのセリフではなく、貫一の傷ついた心の叫びとして、多くの読者の心をつかみました。

そしてこの「一月十七日」という日付が、そのまま「今月今夜の月の日」として記念日となったのです。

明治の新聞小説として連載されていた『金色夜叉』は、当時の人々にとってまさに“心の物語”でした。

その一節が、100年以上の時を経ても記念日として残っていることは、尾崎紅葉の筆力と日本人の感受性の豊かさを物語っています。

「今月今夜の月の日」の豆知識:涙が月を曇らせる日とは?

この記念日にまつわるユニークな表現のひとつが、「貫一曇り(かんいちぐもり)」です。

これは、1月17日の夜に曇天や雨模様になることを、間貫一の流す涙が空に届き、月を曇らせたと見立てたものです。

「今年も貫一が泣いたんだね」
そんな言葉が、文学好きの間で交わされる日でもあります。

科学的な天気の話ではなく、物語の中の感情が現実にまで広がっていく。これは、日本人ならではの“言葉遊び”と“情緒”が融合した美しい文化といえるでしょう。

また、この記念日は静岡県熱海市にとっても大きな意味を持っています。
毎年1月17日前後には「尾崎紅葉祭」が開催され、熱海芸妓による『金色夜叉』の舞踊再現が行われます。

さらに、熱海海岸には「貫一お宮の像」が建てられており、観光名所としても人気です。
像のそばには「尾崎紅葉記念碑」もあり、文学と街の融合を感じることができます。

つまり、「今月今夜の月の日」は、物語が町に根を下ろし、文化として咲き誇っている稀有な例なのです。

「今月今夜の月の日」と深く関わる人物・場所とは?

この記念日に欠かせない人物といえば、尾崎紅葉(おざき こうよう)です。

1868年に江戸で生まれた彼は、明治時代に活躍した小説家で、美文体と感情表現に長けた文筆家として知られています。文学結社「硯友社(けんゆうしゃ)」の中心人物であり、若き泉鏡花など多くの弟子を育てました。

『金色夜叉』は、紅葉が晩年に執筆していた作品ですが、病によって未完のままこの世を去ったため、彼の代表作として語り継がれています。

一方、作品の舞台である熱海市も、「今月今夜の月の日」と切っても切れない関係です。

熱海海岸には、物語を再現した「貫一お宮の像」があり、年間を通じて多くの観光客が訪れます。この像の前では、恋愛や再会、裏切りといった『金色夜叉』の世界に想いを馳せる人も少なくありません。

そして、尾崎紅葉祭の開催や、紅葉にちなんだ各種展示、舞踊劇などは、町ぐるみで文学を大切にする熱海の姿勢を象徴しています。

「今月今夜の月の日」に関するよくある質問

Q1:この記念日はいつ誰が決めたの?
明確な制定団体はないものの、熱海の観光行事や文学イベントを通じて自然と広まった記念日です。

Q2:『金色夜叉』はどんな物語ですか?
貧しい新聞記者・間貫一と婚約者お宮の愛と裏切り、そしてその後の人生を描いた社会派恋愛小説です。

Q3:実際に熱海で何か特別な行事はあるの?
毎年1月17日前後に「尾崎紅葉祭」が開かれ、舞踊劇や講演会が行われます。観光客も自由に楽しめます。

「今月今夜の月の日」から学ぶ、愛と文学の余韻

「今月今夜の月の日(1月17日)」は、単なる記念日ではありません。

それは、一人の作家の想いが、物語の登場人物の感情が、そして読者たちの共感が一つになって生まれた、“感情の記念日”です。

涙で曇る月。
怒りに揺れる海。
静かに立ち尽くすお宮と、叫びにも似た言葉を放つ貫一。

その一場面が、100年以上経った今も人々の心に残り続け、町に根付き、文化として生きているのです。

1月17日の夜、月が雲に隠れていたら、そっと心の中でつぶやいてみてください。「今年も、貫一が泣いている」と。

そしてその夜空に、自分自身の過去の涙や愛情を重ね合わせてみるのも、きっと悪くない過ごし方ではないでしょうか。

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