国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)はどんな日?
✅ 子育ての「巣穴の季節」に合わせPBIが制定
✅ 海氷減少で狩りが減る現実を知る日
✅ Polar Bears Internationalと動物園が推進
国際ホッキョクグマの日は、ホッキョクグマの未来を守るための「気づき」と「行動」を、やさしく背中を押してくれる記念日です。
2月27日という日付には意味があります。北極では、母グマと子グマが雪の巣穴で身を寄せ合って過ごす時期と重なるためで、動物保護団体「Polar Bears International(PBI)」がこの日に合わせて啓発の日を設けました。PBIはアメリカ(モンタナ州ボーズマン)とカナダ(マニトバ州ウィニペグ)に郵送先を置き、ホッキョクグマと“海氷のすみか”を守る活動を続けています。
一方で、ホッキョクグマを脅かしている大きな要因は、地球温暖化に伴う海氷の減少です。
海氷は、彼らが主食のアザラシを狩る「足場」そのもの。足場が小さくなるほど、狩りの時間が短くなり、長く泳いだり、長く空腹に耐えたりする負担が増えていきます。
この記念日は、かわいい動物を眺めて終わりではありません。
“白い巨体が、地球の変化を一番に受け止めている”という現実に目を向け、日常でできる一歩を選べる日です。難しい専門知識がなくても大丈夫。読み進めながら「自分にもできそう」が見つかるように、由来から豆知識、関わりの深い団体や国内の動きまで、順番にまとめます。
国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)の由来|なぜ2月27日なのか
国際ホッキョクグマの日(英語名:International Polar Bear Day)は、動物保護団体Polar Bears International(PBI)が制定した国際的な啓発デーです。目的ははっきりしています。
ホッキョクグマが直面している危機、そしてその背景にある海氷減少の問題を、より多くの人に知ってもらい、行動につなげること。
では、なぜ2月27日なのか。PBIはこの日を、北極で「母グマと子グマが雪の巣穴(デン)で過ごす時期」に合わせて設定しています。厳しい環境の中、母グマは巣穴で子を守り育てます。その姿は、静かで、強くて、胸の奥がぎゅっとなるような生命の風景です。
この“巣穴の季節”に焦点を当てることで、ホッキョクグマを守るとは何かが具体的になります。
つまり、彼らの体そのものだけでなく、子育ての場となる雪や氷、さらに狩りに必要な海氷まで含めて守る必要がある、という視点です。
PBIは科学者や教育者とも連携し、研究・教育・啓発を重ねながら「海氷の保全が最大のカギ」というメッセージを発信しています。国際ホッキョクグマの日は、その発信をいちばん広く届ける“旗印”として機能しているのです。
国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)の豆知識|「白い毛」には秘密がある
ホッキョクグマは、見た目のインパクトだけでなく、体のつくりがとても合理的です。知れば知るほど「北極で生きるために、ここまで進化するのか」と驚かされます。
まず“白い毛”の話。
真っ白な毛に覆われているように見えるため、日本でも「シロクマ」と呼ばれますが、実は毛そのものは透明で、光の反射で白く見えると説明されることがあります。さらに、毛の構造が断熱性を高め、冷たい世界で体温を逃がしにくい仕組みになっています。
同じ白でも、季節や汚れ、油脂の酸化などで黄みがかって見える個体がいるのも、知っていると動物園での観察がぐっと楽しくなります。
次に体格。
ホッキョクグマは「地上最大級の肉食動物」と紹介されることが多く、成獣オスで体長200〜250cm、体重400〜600kgほどとされ、条件がそろうとさらに大きい記録も語られます。
この“でかさ”は、ただの迫力ではありません。脂肪を蓄え、長い空腹に耐え、冷たい海で体温を守るための、生存戦略でもあります。
そして泳ぎ。
長い首、流線型の体、小さめの頭部は、遊泳への適応とされます。海氷が途切れた場所を渡るために長時間泳ぐこともあり、流氷に乗って長距離を移動することもあります。
ただ、ここに切なさがあります。
本来なら“狩りの足場”である海氷が減ることで、泳ぐ距離が増え、体力を消耗しやすくなるリスクが高まるからです。泳げることと、泳がされることは別物。そこに、温暖化の影が落ちます。
食性も意外に幅広いです。
主食はアザラシですが、魚類、鳥類や卵、状況によってはクジラなどの死骸、海藻や植物を口にすることもあります。
ただし、ホッキョクグマの体は「脂の多い獲物」を効率よく得る前提で成り立っています。陸上の食べ物で簡単に代替できない点が、海氷減少の問題をいっそう深刻にしています。
国際ホッキョクグマの日は、かわいい・かっこいいだけで終わらせず、こうした“体の秘密”と“置かれている状況”をセットで知るのに向いている日です。知識が増えるほど、守りたい気持ちが自然に育っていきます。
国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)と関わりの深い人物や団体・企業|動物園の現場も動いている
国際ホッキョクグマの日の中心にいるのは、制定団体であるPolar Bears International(PBI)です。
PBIは、ホッキョクグマと海氷の保全に“特化”して活動する非営利団体として知られ、研究・教育・政策提言などを通じて、海氷減少が最大の脅威であることを発信し続けています。アメリカとカナダの両方に拠点(郵送先)を持つことも公表されており、北極圏にまたがる課題に取り組む姿勢が見えます。
そして、日本国内で身近な接点になりやすいのが動物園です。
たとえば大阪市の天王寺動物園では、「国際ホッキョクグマの日」にちなんだ取り組みや告知が行われています。過去には当日のオンライン企画に参加したことが報告され、直近でも国際ホッキョクグマの日に合わせた限定デザインの展開など、支援の入り口をつくる工夫が見られます。
動物園の良さは、目の前に“生きている存在”がいること。写真や文章だけでは想像しきれない体の大きさ、息づかい、泳ぐ姿、表情の変化を見たとき、心のどこかがふっと柔らかくなります。その瞬間に「守るって何だろう」と考え始められる。これが大きい。
さらに、研究者コミュニティとしてはIUCN(国際自然保護連合)の専門家グループがホッキョクグマの保全状況を評価し、海氷減少が深刻な脅威であることが繰り返し示されています。
こうした“科学の視点”と“現場で伝える力(動物園・教育)”が重なって、国際ホッキョクグマの日は広がっていきます。
ここで、行動のハードルを下げるための工夫をひとつ。
環境問題は、情報が多すぎて疲れてしまいがちです。選択肢が多いほど、結局なにも選べなくなることもあります。だから、やることは3つに絞るのがちょうどいい。
・電気の使い方を1つだけ変える(待機電力を切る、暖房の設定を見直す など)
・移動の選択を1つだけ変える(短距離は徒歩、公共交通を選ぶ日を作る など)
・“知った”を誰かに1回だけ話す(家族や友人に、2月27日の意味を共有する)
たったこれだけでも、国際ホッキョクグマの日の目的にちゃんと寄り添えます。大切なのは、完璧じゃなくて、続く形にすること。白い背中を思い出せる程度の、小さな一歩で十分です。
国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)に関するよくある質問
Q1. 国際ホッキョクグマの日は、誰が決めたの?
Polar Bears International(PBI)が制定した国際的な啓発デーです。
PBIはホッキョクグマと海氷の保全に焦点を当てる非営利団体で、科学的知見と教育活動を重ねながら、海氷減少が最大の脅威であることを広く伝えています。2月27日が選ばれた理由も、北極で母グマと子グマが巣穴で過ごす季節と重なるため、と説明されています。
Q2. ホッキョクグマが困っている最大の理由は、やっぱり温暖化?
大きな要因として、海氷の減少が挙げられます。
ホッキョクグマにとって海氷は、ただの景色ではなく“狩りの足場”です。足場が減るほど、アザラシを捕まえるチャンスが減り、泳ぐ距離や空腹の期間が増え、体への負担が大きくなります。
もちろん地域差や他の要因もありますが、「海氷が減ることが根っこにある」という理解が、いちばん道筋をつかみやすいです。
Q3. 日本に住んでいても、この日にできることはある?
十分にあります。しかも、派手なことは不要です。
おすすめは「選びやすい行動を3つに絞る」こと。電気の使い方を1つ変える、移動の選択を1つ変える、国際ホッキョクグマの日の存在を1回だけ誰かに話す。
行動が小さいほど続きやすく、続くほど意味が大きくなります。動物園のイベントや学びの機会が身近にある地域なら、足を運んで“実物の迫力”を体感するのも、心に残る選択です。
国際ホッキョクグマの日(2月27日 記念日)まとめ|白い世界を、未来へ手渡すために
国際ホッキョクグマの日(2月27日)は、Polar Bears International(PBI)が制定した、ホッキョクグマの現状を知り、守る行動につなげるための記念日です。
2月27日という日付は、北極で母グマと子グマが巣穴で過ごす季節と重なることに意味があり、“命を守る場所”に焦点を当てた日でもあります。
ホッキョクグマは、白い毛、巨体、泳ぎ、食性まで、北極で生き抜くための工夫に満ちています。けれど海氷の減少は、その前提を静かに崩していきます。遠い国の話に見えて、実は同じ空の下でつながっている問題です。
できることは、たくさん並べなくて大丈夫。
電気、移動、会話。まずはこの3つのうち、ひとつだけ。
2月27日が、白い背中を思い出して、やさしい一歩を選べる日になりますように。
今日は何の日(2月27日は何の日)
国際ホッキョクグマの日 | 冬の恋人の日 | 女性雑誌の日 | Pokémon Day | 仏壇の日(毎月27日) | ツナの日(毎月27日)

