プルーンの日はどんな日?
✅ 「プ2ル6ーン」の語呂合わせ
✅ 毎月26日だから1年に12回
✅ サンスウィート日本支社が制定
「プルーンの日」は、1年に1回ではありません。毎月26日に巡ってくる、プルーンのおいしさや魅力を伝えるための記念日です。
制定したのは、プルーンで知られるサンスウィートの日本支社です。2007年に制定され、日付には「プ(2)ル(6)ーン」という語呂合わせが使われました。毎月26日とした背景には、季節を問わず1年中プルーンを楽しんでほしいという願いがあります。記念日の目的は、プルーンの魅力を広め、販売促進につなげることです。複数の記念日資料でも、制定者と毎月26日という日付が確認できます。
ドライフルーツの印象が強いプルーンも、もとは果樹になる果実です。日本では生のプルーンも栽培され、長野県佐久地域では7月中旬頃から10月中旬頃まで10品種以上が育てられています。
記念日の由来から果実としての素顔まで知ると、スーパーで見かけるプルーンの見え方も少し変わってきます。
プルーンの日の由来は?なぜ毎月26日なの?
プルーンの日が毎月26日なのは、「プ(2)ル(6)ーン」という語呂合わせが由来です。
この記念日を制定したのは、サンスウィート・インターナショナル日本支社です。2007年に制定されたと紹介されており、プルーンのおいしさや魅力を広く伝え、販売促進につなげる目的があります。
「26」という数字から「プルーン」を連想する仕掛けは、食品の記念日らしい覚えやすさがあります。
もう1つ注目したいのが、「毎月」という部分です。
7月26日や9月26日など、特定の月だけがプルーンの日なのではありません。1月26日から12月26日まで、毎月やってきます。
毎月26日にした理由として伝えられているのが、1年を通してプルーンをおいしく食べてもらいたいという願いです。つまり「26」という語呂合わせと、「1年中楽しんでほしい」という2つの考えが重なっています。
食べ物には旬があります。生のプルーンも収穫時期が限られます。一方、乾燥させたプルーンなら季節を問わず流通させやすく、毎月の記念日とも相性のよい食品です。
サンスウィートは、1917年にカリフォルニアの生産者が設立した組織をルーツに持ちます。現在の公式情報では、生産者が所有する協同組合として事業を続けています。
100年以上にわたるプルーン事業の歴史を持つ企業の日本支社が、2007年に日本で「プルーンの日」を設けたという流れです。
なお、2008年に日本記念日協会によって認定・登録されたとする記念日資料も確認できます。
毎月26日を迎えたとき、「2と6でプルーン」と思い出せれば、記念日の由来はかなり覚えやすいでしょう。
プルーンの日に知りたいプルーンの興味深い背景
プルーンの日をきっかけに知っておきたいのは、プルーンが「ドライフルーツだけの名前」ではないことです。
日本で生のプルーンを見かける機会は限られます。それでも、長野県などの産地では夏から秋にかけて生果が店頭に並びます。
プルーンはセイヨウスモモの仲間
文部科学省の食品成分データベースでは、生のプルーンを「European plums」とし、学名を「Prunus domestica」としています。
果実の中央には種があり、品種によって果皮の色や大きさ、甘味、酸味が異なります。
長野県佐久地域だけでも10品種以上が栽培されています。7月下旬から8月上旬頃に収穫される「ツアー」や、9月中旬頃の「サンプルーン」、9月下旬頃の「プレジデント」など、収穫期にも幅があります。
同じプルーンでも、すべてが同じ味や姿ではありません。
長野県が育成した「オータムキュート」は、80g前後の大玉です。糖度は20~22%ほどで、育成地の長野県須坂市では9月下旬に成熟します。
日本では長野県が代表的な産地
国産プルーンと深い関係を持つ地域が長野県です。
長野県の資料では、2021年産の栽培面積は185ha、生産量は920tで全国1位とされています。県では「サマーキュート」「オータムキュート」といったオリジナル品種も育成しています。
プルーン栽培では雨への対策も欠かせません。
「オータムキュート」は成熟期に雨が降ると裂果が発生するため、長野県果樹試験場は雨よけが必要だと説明しています。
果皮が紫色になった実を収穫するまでには、品種選びだけでなく、天候を見ながら果実を守る栽培技術も求められるのです。
生と乾燥では栄養成分が大きく変わる
プルーンの栄養を考えるときは、「生」と「乾燥」を分ける必要があります。
日本食品標準成分表によると、生のプルーン100gは49kcalで、食物繊維は1.9g、カリウムは220mg、鉄は0.2mgです。
一方、乾燥プルーン100gは211kcal。食物繊維は7.1g、カリウムは730mg、鉄は1.1mgとなっています。
乾燥すると水分が減るため、100g当たりで比較した場合には成分が凝縮されます。同時にエネルギーも高くなるので、生と乾燥を同じ感覚で比べないことが必要です。
プルーンには「鉄分が豊富」というイメージもあります。しかし、乾燥プルーン100gの鉄は1.1mgです。
そのため、「プルーンさえ食べれば鉄分不足を補える」と考えるより、さまざまな食品と組み合わせるほうが実際の数値に沿った見方です。
カリフォルニアとプルーンには長い歴史がある
プルーンの世界的な歴史を語るうえで、アメリカ・カリフォルニア州は外せません。
サンスウィートの公式資料によると、1850年にはルイ・ペリエがフランス系のプルーン用果樹をカリフォルニアへ持ち込み、植えています。1917年には生産者によってCalifornia Prune and Apricot Growers Associationが設立されました。
1932年にはプルーンジュースを商品群へ加え、1965年には種を取り除く加工技術で特許を取得しています。
2022年の同社資料では40か国以上へ商品を出荷し、世界市場の25%を供給したとされています。
毎月26日の日本の記念日をたどっていくと、100年以上続くカリフォルニアのプルーン産業へつながるのも興味深いところです。
プルーンの日と関係が深いサンスウィートと生産者
プルーンの日と最も深い関係にある組織は、制定者であるサンスウィート・インターナショナル日本支社です。
その背景にあるサンスウィートは、一般的な食品メーカーとは少し異なる成り立ちを持っています。
サンスウィートの歴史は1917年までさかのぼります。カリフォルニアの農家が集まり、California Prune and Apricot Growers Associationを設立したことが出発点です。
現在も、生産者が所有する協同組合という形をとっています。
公式情報では150の生産者メンバーが所属し、カリフォルニア州のプルーン生産量の40%を占めると説明されています。
サンスウィートの歴史で欠かせない人物が、ルイ・ペリエです。
公式資料では「カリフォルニア・プルーンの父」と紹介され、1850年にフランス系のプルーン用果樹をカリフォルニアへ植えた人物として記録されています。
プルーンの日そのものを制定した人物ではありません。それでも、サンスウィートにつながるカリフォルニアのプルーン産業を理解するうえでは重要な存在です。
日本では長野県の生産者や研究機関も、プルーンと深いつながりを持ちます。
長野県果樹試験場では新品種の育成が進められてきました。「オータムキュート」は1994年に「ベイラー」と「プレジデント」を交配して育成され、2014年に品種登録されています。
佐久地域では「サンプルーン」が最も多く作られている品種です。ほかにも「くらしま早生」「サマーキュート」「プレジデント」などが栽培され、夏から秋まで品種を替えながら収穫が続きます。
毎月26日のプルーンの日は企業が制定した記念日です。その向こう側には、カリフォルニアの生産者や、日本の産地で果実を育てる農家、品種改良を進める研究者の存在があります。
1粒のプルーンから、生産地や品種の歴史まで話が広がっていく記念日です。
プルーンの日に関するよくある質問
プルーンの日はなぜ毎月26日なの?
「プ(2)ル(6)ーン」という語呂合わせが由来です。
特定の月の26日ではなく、1月から12月まで毎月26日がプルーンの日です。1年中プルーンをおいしく食べてもらいたいという願いが込められています。
そのため、年間では12回のプルーンの日が巡ってきます。26日を見るたびにプルーンを思い出してもらえる仕組みになっています。
プルーンの日は誰が制定したの?
サンスウィート・インターナショナル日本支社が2007年に制定した記念日です。
目的は、プルーンのおいしさや魅力を伝え、販売促進につなげることです。小学館のデジタル大辞泉プラスでも、毎月26日を同支社が制定し、プルーンをPRする日と説明しています。
サンスウィートのルーツは1917年のカリフォルニアにあり、100年以上にわたってプルーン事業を続けています。
プルーンには本当に鉄分が多いの?
「鉄分だけが際立って多い食品」と考えるのは正確ではありません。
日本食品標準成分表では、乾燥プルーン100gの鉄は1.1mgです。一方、同じ100gには食物繊維7.1g、カリウム730mgが含まれています。
生のプルーン100gでは鉄0.2mg、食物繊維1.9g、カリウム220mgです。乾燥させることで水分量が減り、100g当たりの各成分が濃くなります。
「プルーン=鉄」という1つの成分だけで見るより、食物繊維やカリウムなども含む果物として捉えるほうが実際の成分値に合っています。
プルーンの日は毎月26日だからこそ覚えやすい
プルーンの日は、「プ(2)ル(6)ーン」の語呂合わせから毎月26日に設けられた記念日です。2007年にサンスウィート・インターナショナル日本支社が制定しました。
1年に12回あるところにも、この記念日らしさがあります。季節を限定せず、プルーンのおいしさや魅力に触れてほしいという思いが込められているからです。
さらに目を向けると、1917年から続くサンスウィートの歴史や、カリフォルニアの生産者、日本一の産地として知られる長野県へ話がつながります。
生のプルーンと乾燥プルーンでは、味わいだけでなく100g当たりの栄養成分も大きく変わります。次に26日を迎えたら、「2と6でプルーン」という由来と一緒に、紫色の果実そのものにも目を向けてみてください。
