ベルボトム・ジーンズの日（12月31日）はどんな日？
✅ ラジオDJ野村雅夫氏のユニークな発言をきっかけに制定された、年末のファッション記念日。
✅ 除夜の鐘＝ベル、一年の終わり＝ボトムという語呂合わせが由来の面白い記念日。
✅ DJ野村雅夫氏と、番組「CIAO 765」の熱心なリスナー「CIAOリスナー友の会」が制定に関与。
ファッションで年を締めくくる。そんな選択肢、アリだと思いませんか？
年末といえば、大掃除に年越しそば、紅白歌合戦やカウントダウンなど、やることがいっぱい。
でも、その「締めくくり」にちょっとだけ“おしゃれ”の意味を込めてみたら、いつもとは違う年越しになるかもしれません。
そんな発想から生まれたのが、12月31日の記念日「ベルボトム・ジーンズの日」です。
「なぜ大晦日にジーンズ？」「なんでベルボトム？」と思ったあなた。
実はこの記念日、ただのファッションイベントではないんです。
そこには、あるラジオDJの愛とユーモア、そしてファンたちの情熱が詰まったストーリーがあります。
今回は、この「ベルボトム・ジーンズの日」がどんな日なのか、そしてなぜ12月31日なのか、じっくりとその魅力をご紹介します。
知れば知るほど、あなたもベルボトムを履きたくなるかもしれません。
ベルボトム・ジーンズの日の由来｜除夜の鐘とボトムがつながる瞬間
「一年の終わりって、まさに“ボトム”でしょ？しかもその夜には“ベル”が鳴る…」
この何気ない一言から、すべてが始まりました。
この名言を放ったのは、ラジオDJの野村雅夫さん。
大阪のFMラジオ局「FM COCOLO」で放送中の番組「CIAO 765」でのワンシーンでした。
野村さんは、ファッションとしてのベルボトム・ジーンズを心から愛する人物。
彼が番組で語った、
「大晦日は一年の“ボトム”。そして除夜の鐘は“ベル”が鳴る。それなら今日が“ベルボトム”の日にぴったりじゃないか！」
というひらめきに、リスナーたちは一斉に共感。
「それ、いいね！」「年末にベルボトム、確かに粋！」といった声がSNSでも広がっていきました。
そこから生まれたのが、「ベルボトム・ジーンズの日」です。
リスナー有志によって結成された「CIAOリスナー友の会」は、本気でこの日を記念日にしようと動き出します。
そして、2021年に日本記念日協会に正式に認定・登録されました。
このスピード感と熱量、まさにラジオの力とファンの力が融合した象徴的な出来事です。
ちなみに、英語では「Bell Bottom Jeans Day」と呼ばれており、記念日のロゴには除夜の鐘とジーンズの裾が組み合わさったユーモラスなデザインが採用されています。
こうした遊び心が、多くの人の心をつかんだ理由のひとつなのです。
ベルボトムってどんなパンツ？｜ラッパズボンとの違いとは？
ベルボトム・ジーンズとは、膝から下にかけて裾が大きく広がったパンツのことを指します。
その形がまるで「ベル（鐘）」のように見えることから、こう呼ばれるようになりました。
日本ではかつて「ラッパズボン」「パンタロン」とも呼ばれ、1970年代に大ブームとなりました。
ディスコ、ロック、サーファー文化とともに広まり、若者たちの間で一大ファッションとなったのです。
そして、このベルボトムには「自由」「反骨」「個性」といったキーワードが付きまといます。
なぜなら、細身が主流だった当時のファッション界に対する、ある種の“逆張り”スタイルだったからです。
また、裾が広いため、厚底ブーツやロングブーツとも相性が良く、脚を長く見せる効果も。
現代でも、「ベルボトム＝懐かしいけど新しい」という感覚を持つ人が増え、若者の間でもリバイバルの兆しがあります。
ちなみに、ブーツカットとの違いは“広がり方”。
ブーツカットは、膝から少しだけ広がっているのに対し、ベルボトムはぐっと大きく広がるのが特徴です。
街で見かけたら、その大胆な裾にぜひ注目してみてください。
ベルボトム・ジーンズの日の主役｜野村雅夫さんってどんな人？
ベルボトム・ジーンズの日の仕掛け人であり、語り部であり、象徴でもあるのが、ラジオDJの野村雅夫（のむらまさお）さんです。
1978年11月27日、イタリア・トリノ生まれ。
父は人類学者の野村雅一さん、母はミラノ出身のイタリア人。
そんな国際色豊かな家庭に生まれ、滋賀県大津市で育ちました。
愛称は「まちゃお」「全裸DJ」「忘れ物王子」「ステファノ」など、ユーモラスなニックネームが満載。
大阪外国語大学（現・大阪大学外国語学部）を卒業後、大学院に進学。
その後、2009年にFM802でラジオDJデビューを果たしました。
彼の話し方は柔らかく、それでいて芯がある。
映画や音楽、社会問題まで幅広く語れる知識とセンス。
でもどこか抜けていて、親しみやすい。
そんな彼の“素”に多くのリスナーが魅了され、番組「CIAO 765」も長年愛されています。
そして彼の代名詞こそ、ベルボトム・ジーンズ。
ただのファッションアイテムではなく、彼の“人生の一部”として、いつも彼の足元を彩っています。
だからこそ、リスナーたちは彼の発言に共感し、この記念日が実現したのです。
ベルボトム・ジーンズの日に関するよくある質問
Q1：どうして大晦日がベルボトム・ジーンズの日なんですか？
A：DJ野村雅夫さんが「大晦日はボトム（1年の終わり）で、除夜の鐘はベル。だから“ベルボトム”にぴったり！」と語ったことがきっかけです。
Q2：ベルボトム・ジーンズって今でも売ってるの？
A：はい、古着店やオンラインショップ、若者向けのセレクトショップなどで手に入ります。近年はZ世代を中心に再流行の兆しがあります。
Q3：ベルボトム・ジーンズの日は何をすればいいの？
A：ジーンズを履いて年越しを楽しんだり、SNSで「#ベルボトムジーンズの日」と投稿したり、ラジオ番組を聴いたりして楽しむのがおすすめです。
ベルボトム・ジーンズの日は、年末に“自分らしさ”を思い出させてくれる
12月31日。
ただ慌ただしく過ごすだけでなく、ちょっとだけ“自分らしい締めくくり”を意識してみる。
そんなとき、この「ベルボトム・ジーンズの日」は絶妙なヒントをくれます。
おしゃれに年を終えること。
誰かの言葉に共感して、何かを始めること。
そして、自分の“好き”をちゃんと表現すること。
そのすべてが、この記念日には詰まっています。
ベルの音を聞きながら、ベルボトムを履いて、新しい年に足を踏み出す。
そんな粋な習慣、あなたも始めてみませんか？
今日は何の日（12月31日は何の日）
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