明治ブルガリアヨーグルトの日（12月17日）はどんな日？
✅ 明治ブルガリアヨーグルトが1973年12月17日に発売されたことを記念した日です。
✅ ブルガリア政府の正式許可を受け、国名を使用した日本初のヨーグルトとして誕生しました。
✅ 株式会社明治とブルガリア政府、日本記念日協会の連携によって生まれた記念日です。
食卓に革命を起こした1日：「明治ブルガリアヨーグルトの日」の秘密とは？
朝、冷蔵庫を開けると目に入る、あの青と白のパッケージ。
スプーンを差し入れる瞬間に広がる、なめらかでやさしい香り。
「明治ブルガリアヨーグルト」は、ただの乳製品ではありません。
それは、50年以上にわたり、日本の家庭に「健康」と「安心」を届け続けてきた食卓のパートナーです。
そんな伝統の味が生まれた記念すべき日が、1973年12月17日。
この日は「明治ブルガリアヨーグルトの日」として、正式に記念日として登録されています。
本場・ブルガリアの名を冠する日本初のヨーグルトには、想像を超える情熱と物語が込められていました。それは、万博での運命的な出会い、幾度となく続いた国際交渉、そして日本中の食卓を変えた革新の記録。
今回は、「明治ブルガリアヨーグルトの日」のすべてを、まるで1冊の小説のように、心を込めてお届けします。
きっかけは大阪万博！明治ブルガリアヨーグルトの日のドラマチックな誕生物語
1970年、日本中が未来と夢に酔いしれた大阪万博。そこには、「ブルガリア館」というブースがありました。
展示されていたのは、本場ブルガリアの伝統的なヨーグルト。
当時の明治乳業（現・株式会社明治）の幹部たちは、その独特の酸味と奥深いコクに魅了されます。
「この味を、日本の家庭に届けたい」
その日を境に、日本の乳製品業界が大きく動き出しました。
1971年には、明治プレーンヨーグルトとして国産初のプレーンタイプを発売。しかし彼らの夢はそこでは終わりませんでした。
彼らの最終目標は、「本場の名前」を冠した、日本における正統派ヨーグルトの創造。
その実現には、数年間にわたるブルガリア政府との粘り強い交渉が必要でした。
国の名前を商品に使うという前例のない挑戦。それは一歩間違えば、外交問題にもなりかねないほどデリケートな事案です。
しかし、明治の誠実な姿勢と、ブルガリアのヨーグルト文化を尊重する情熱は、ついに相手国の心を動かしました。
1973年12月17日――。「明治ブルガリアヨーグルト」が正式に誕生したのです。
この日が、「明治ブルガリアヨーグルトの日」として記念日になったのは、その奇跡のような物語への敬意と感謝の証です。
「明治ブルガリアヨーグルトの日」の豆知識で、一歩深い理解を
では、「明治ブルガリアヨーグルト」の魅力とは、何なのでしょうか？
最大の特長は、「LB81乳酸菌」です。これは、ブルガリアでも伝統的に使用されている乳酸菌で、腸内環境を整える効果が科学的にも証明されています。
この乳酸菌を使った「明治ブルガリアヨーグルト LB81 プレーン」は、整腸作用が認められた特定保健用食品（トクホ）でもあります。
つまり、「美味しい」だけでなく「身体にいい」が、明治ブルガリアヨーグルトの最大の魅力です。
また、2012年には発売40周年を記念して「明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK」も登場。
ヨーグルトはそのまま食べるだけではありません。
料理やお菓子、ドリンクにまで活用できる万能選手として、家庭の幅を広げてくれる存在になっています。
近年では、「脂肪0タイプ」「アロエ入り」「ベリー味」「のむヨーグルト」など、ラインナップも充実。
子どもからシニアまで、誰もが自分好みのヨーグルトを見つけられるようになりました。
記念日誕生の裏にあった、明治とブルガリア政府の熱き信頼関係
「ブルガリア」の国名を、日本企業の商品に冠する――。
この決断の背景には、並々ならぬ信頼関係と、文化交流への熱意がありました。
当時、ブルガリア政府にとっても、「国名の使用許可」は非常に慎重な判断でした。その国のイメージがそのまま製品に直結するからです。
しかし、明治の担当者たちは何度もブルガリアへ足を運び、現地の文化やヨーグルト作りの哲学を学びました。
製品に込められたのは、単なる味の再現ではなく、「ブルガリアの精神」そのもの。
明治の誠意と努力は、ブルガリア政府にとっても「文化の橋をかける企業」として映ったのです。
こうして実現した「明治ブルガリアヨーグルト」の誕生は、単なる商品開発ではなく、日本とブルガリアの間に新たな絆を築く出来事となりました。
この歴史的背景があってこそ、「明治ブルガリアヨーグルトの日」は、日本の記念日協会にも正式に登録され、未来へと語り継がれるべき文化的記念日になったのです。
明治ブルガリアヨーグルトの日に関するよくある質問
Q1：ヨーグルトの記念日は他にもありますか？
A1：はい。5月15日は「ヨーグルトの日」で、ロシアの微生物学者イリヤ・メチニコフ博士の誕生日に由来しています。彼は乳酸菌の健康効果を広めた人物です。
Q2：ヨーグルトは毎日食べると体にいいの？
A2：はい。明治ブルガリアヨーグルトのLB81乳酸菌は腸内環境を整え、便通改善や免疫力維持に役立つとされています。毎日の習慣としておすすめです。
Q3：発売当初の味と今の味は違いますか？
A3：基本の乳酸菌や味わいは受け継がれていますが、時代の嗜好に合わせて風味の調整や新商品が追加されるなど、進化を続けています。
明治ブルガリアヨーグルトの日のまとめ：文化と健康が交差する特別な記念日
「明治ブルガリアヨーグルトの日」は、単なる食品の発売記念日ではありません。
それは、日本とブルガリアという二つの国をつないだ友情の象徴。
健康を支える毎日の一匙に、壮大な物語が込められています。
あなたの食卓にあるそのヨーグルトには、世界とつながるストーリーがあります。
12月17日には、ぜひその背景に思いを馳せて、「明治ブルガリアヨーグルト」にありがとうを伝えてみてください。
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