「野球の日(8月9日)」はどんな日?
✅ 「や(8)きゅう(9)」の語呂合わせと高校野球のシーズンに合わせて制定された日。
✅ 野球という言葉は、明治時代に中馬庚が作った和製漢語である。
✅ ミズノが制定した記念日で、スポーツ文化の普及を目的としている。
毎年8月9日は、「野球の日」として記念されています。
「野球の日」という名称を耳にするたびに、私たちは自然とその情熱的なゲームを思い浮かべます。
でも、どうしてこの日が「野球の日」になったのでしょうか?また、この記念日にはどんな意味が込められているのでしょうか?
今回は、あなたと一緒に「野球の日」の由来や背景、そして野球の魅力について深く掘り下げていきましょう。
「野球の日」の誕生:語呂合わせと日本の野球熱
まず、「野球の日」が8月9日になった理由から見ていきましょう。
日付が8月9日である理由は、「や(8)きゅう(9)」という語呂合わせに由来しています。
このシンプルで覚えやすい語呂合わせがきっかけで、この日が野球の記念日として選ばれたのです。
でも、語呂合わせだけではありません。実は8月というのは、高校野球の夏の大会が行われている真っ最中の時期。
この時期、全国の野球ファンはテレビの前に釘付けになり、野球に対する熱気が最高潮に達します。
この季節に「野球の日」を設けることで、より多くの人々に野球を身近に感じてもらい、その魅力を再認識してもらうことが目的なのです。
ミズノと「野球の日」:スポーツ用品メーカーの挑戦
「野球の日」を制定したのは、スポーツ用品メーカーのミズノです。
現在のMIZUNO TOKYOが位置する場所、東京都千代田区神田小川町のミズノ直営店「エスポートミズノ」は、この記念日を生み出すために提案を行い、その結果として誕生しました。
ここで思い出してほしいのは、ミズノが単なるスポーツ用品のメーカーにとどまらず、日本におけるスポーツ文化の発展に大きな影響を与えてきた存在であることです。
ミズノは野球を愛し、その普及に力を注いでいます。そして、「野球の日」の制定はその一環として、野球ファンをはじめ、スポーツに携わるすべての人々に大きな影響を与えました。
野球(やきゅう)という言葉の誕生
「野球」という言葉の起源も非常に興味深いものです。
実は、現代日本で使われる「野球」という言葉は、明治時代に中馬庚(ちゅうまん かなえ)という人物が作り出した和製漢語です。
彼は、英語の「baseball」を日本語に訳す際に、「Ball in the field(野原で行うボール遊び)」という意味から、「野球」という言葉を提案しました。
中馬庚の他にも、当時の文人や教育者たちが様々な訳語を考案していました。
その中で、「遊撃手(ゆうげきしゅ)」というポジション名の誕生も特筆すべきエピソードです。
日本における野球が本格的に始まった頃、英語の「ショート・ストップ」という用語をどう訳すかが問題となり、最終的に「遊撃手」という言葉が定着しました。
野球のさらなる発展を目指して
「野球の日」は、ただの記念日ではありません。
この日は、野球の歴史やその深い魅力を再確認し、これからも野球が発展していくために何ができるかを考える日でもあります。
野球に携わるすべての人々にとって、この日は自分たちの愛するスポーツを改めて見つめ直す特別な日です。
私たちも、改めて野球というスポーツに対する熱い思いを共有し、これからもその魅力を伝えていきましょう。
