「ハムの日」(8月6日)はどんな日?
✅ 「ハムの日」は語呂合わせの「ハ(8)ム(6)」から制定された日。
✅ ハムは古代からの保存食で、日本には19世紀後半に伝わった。
✅ 日本ハム・ソーセージ工業協同組合が設立され、ハム文化を支えている。
ハムの日(8月6日 記念日)の由来と背景
8月6日と言えば、日本の食文化を語る上で欠かせない記念日「ハムの日」です。
毎年この日には、ハムやソーセージ、ベーコンなどが食卓に並び、多くの人々がその美味しさを楽しんでいます。
では、なぜ8月6日が「ハムの日」として定められたのでしょうか?その答えは実にシンプルで、語呂合わせにあります。
「ハ(8)ム(6)」という語呂の響きが、まさにハムにぴったりと合致していることから、1957年に日本ハム・ソーセージ工業協同組合によって制定されました。
この記念日は、単なる数字の遊びではなく、日本の食文化におけるハムの重要性を再認識し、食肉加工品の普及とその品質向上を目指す活動の一環としても位置づけられています。
日本ハム・ソーセージ工業協同組合は1949年に設立され、食肉加工品の製造、販売、流通を支える基盤となってきました。
日本の食文化に欠かせないハムやソーセージは、今や家庭の食卓で頻繁に目にするものとなり、その背後にはこうした協同組合の活動があることを知っておくと、さらにその味わいが深く感じられることでしょう。
ハムの歴史とその誕生
ハムとは、豚肉や猪肉などのもも肉を塩漬けし、時には燻製にして保存性を高めた加工食品です。
古代の人々は、狩猟で得た肉を長期間保存する方法として塩漬けを発見し、これが後のハムやソーセージの起源となりました。
塩漬けすることで肉の水分を減らし、腐敗を防ぐことができ、さらに燻製にすることで独特の風味を加えることができるため、長期保存に適した食品となったのです。
ハムが日本に伝わったのは、19世紀後半のことです。
しかし、実際に日本で普及し始めたのは20世紀に入ってからのことです。その中でも特に注目すべきは、1921年にドイツ人捕虜アウグスト・ローマイヤーが日本で「ロースハム」を発明したことです。
ロースハムは、従来のハムと異なり、さっぱりとした味わいが特徴で、安価で手に入るため、日本人の味覚にぴったりと合い、広く普及しました。
日本の食卓に欠かせない存在となるまで、わずか数十年の間に多くの人々に愛されることとなりました。
ハムの種類と製造方法
ハムにはさまざまな種類がありますが、一般的には「ロースハム」「タッソハム」「ショルダーハム」「ボンレスハム」「ベリーハム」などがあります。
これらは、使用する部位によって名前が変わり、それぞれに特徴的な味わいや食感があります。
例えば、ロースハムは豚の肩から腰にかけてのロース肉を使用し、脂身と赤身のバランスが良いことから、非常に人気のある種類です。
一方で、タッソハムは肩肉を使用し、よりしっかりとした食感と風味が特徴です。
ボンレスハムは、骨を取り除いたもも肉を使って作られ、非常に柔らかく食べやすいのが特徴です。
また、ベリーハムはバラ肉を使って作られ、肉質が非常にジューシーで、脂の風味が楽しめます。
これらのハムは、製造過程でもさまざまな技法が用いられます。
塩漬けや燻製が基本ですが、加熱や煮沸を行わずに作られる生ハムもあり、味わいが大きく異なります
。燻製には、木の種類によっても風味が変わり、どの木を使うかによってもハムの味が個性を持つようになります。
ハムの日に関連する人物や団体
ハムの日の制定に深く関わっているのは、日本ハム・ソーセージ工業協同組合です。
この協同組合は、日本における食肉加工品の普及と流通促進を目的として設立されました。
設立当初から、食肉業界の発展に尽力しており、業界全体の品質向上や製品の信頼性を高める活動を行っています。
現在では、日本全国の食肉加工品に関する重要な役割を担い、業界の基盤を支えています。
また、アウグスト・ローマイヤーも、ハムの発展に大きな貢献をしました。
彼は第一次世界大戦時に日本で捕虜として働いていたドイツ人で、その時にハムの製造方法を学びました。
後に、1921年に日本で「ロースハム」を発明し、これが日本国内で爆発的に人気を集めました。ロースハムは、日本人にとって食べやすく、さっぱりとした味わいであることから、特に家庭で重宝されるようになりました。
ハムの日に関するよくある質問
Q1: ハムの日はどうして8月6日なのですか?
A1: ハムの日は「ハ(8)ム(6)」という語呂合わせから8月6日に制定されました。語呂合わせは記念日を覚えやすくするための手法として広く用いられていますが、ハムの日もこの方法で広く親しまれる日として定着しています。
Q2: ハムはどのように保存すればよいですか?
A2: ハムは冷蔵保存が基本です。未開封であれば、パッケージに記載された賞味期限内に消費することをお勧めします。開封後は、ラップやアルミホイルで包んで冷蔵庫に保存し、なるべく早く消費しましょう。
Q3: 日本で一番人気のあるハムは何ですか?
A3: 日本で最も人気のあるハムは、やはり「ロースハム」です。ロースハムは、豚の肩から腰にかけてのロース肉を使用し、脂身と赤身のバランスが良いため、多くの人々に親しまれています。
ハムの日のまとめ
ハムの日は、単なる記念日ではなく、日本の食文化における重要な位置を占める日です。
8月6日という語呂合わせから始まったこの記念日は、ハムの歴史や製造過程、さらには業界全体の発展に対する意識を高めるために設けられました。
今や、ハムは日本の食卓に欠かせない存在であり、その背景には多くの人々の努力と情熱が込められています。
ハムの日をきっかけに、ハムやソーセージについてもっと知り、食文化をさらに楽しんでいきましょう。
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