嵐のメンバーとして多方面で活躍している相葉雅紀さんが、初めての朗読劇に挑戦することが話題になっています。
音楽朗読劇ブランド「READING HIGH noir」の第2回公演として上演される『THANATOS~タナトス~』。
この作品は2020年に配信上演された人気作で、ファン待望の再演が決定しました。今回はその魅力や、相葉さんの新たな挑戦について深掘りしていきます。
朗読劇という新たな挑戦
相葉雅紀さんは、これまでバラエティ番組のMCや俳優、歌手として多くの才能を発揮してきましたが、今回挑戦するのは「朗読劇」という新しいジャンル。
彼が演じるのは、19世紀のロンドンを舞台にしたミステリー作品で、天才心理学者エドムント・アインハルトという役どころです。
事件解決のために奔走する冷静沈着なキャラクターでありながら、その中に隠された人間味や感情を声だけで表現しなければならない難しい役柄です。
相葉さん自身も「朗読劇という今まで経験したことのないジャンルに参加させていただくことになり、ワクワクしています」とコメントしており、その意欲が伝わります。
『THANATOS~タナトス~』の物語
本作は、19世紀ロンドンを舞台に展開されるミステリーです。
大富豪アーサー・ポールが所有していた豪華な船が漂流し、唯一の生存者である女性ルナ・ワルポールが発見されるところから物語が始まります。
彼女は事件の記憶を失っており、船の他の乗組員たちの行方も不明。この「幽霊船事件」に挑むのが、天才心理学者エドムント・アインハルトと、スコットランドヤードの警部デイヴィッド・スウェインです。彼らが真相に迫る中、事件の謎が次第に解き明かされていきます。
特に、記憶を失った女性ルナを演じるのは、実力派声優の早見沙織さん。前回の配信上演時にもこの役を演じ、観客から高い評価を得ていました。再び舞台に立つ彼女の演技は、さらに深みを増していることでしょう。
READING HIGH noirが目指す「黒」の世界
『THANATOS~タナトス~』は「READING HIGH noir」と呼ばれるシリーズの第2作目。
このシリーズは、従来の朗読劇に加えて、「想像で補う黒(noir)の可能性」を追求した作品です。
舞台上に登場する役者の声と音楽によって描かれる世界は、視覚的な情報が少ない分、観客の想像力を駆り立てます。
藤沢文翁さんによる緻密な脚本と演出、音楽が一体となり、観客はまるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができるのです。
特に朗読劇の魅力は、視覚ではなく「声と音楽」だけで物語を表現する点です。
通常の舞台とは異なり、観客は自分の想像力を最大限に働かせながら、物語の中に引き込まれていきます。『THANATOS~タナトス~』では、声優たちの演技が持つ力を存分に感じられるでしょう。
ファンの期待と相葉雅紀の新たなステージ
相葉雅紀さんにとって、この朗読劇への挑戦は大きな転機となるでしょう。
長年、嵐のメンバーとして親しまれてきた相葉さんが、舞台上で声だけを使って物語を演じる姿は、多くのファンに新鮮な驚きをもたらすに違いありません。彼の持つ柔らかな声質と、繊細な感情表現がどのように朗読劇という舞台で発揮されるのか、注目です。
公演概要とチケット情報
公演は、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、2024年10月19日(土)と20日(日)に上演されます。チケットは9月20日正午より、チケットぴあオフィシャル先行(抽選)受付が開始されています。ぜひ、相葉雅紀さんや豪華キャスト陣によるこの特別な舞台をお見逃しなく!
まとめ
相葉雅紀さんが初挑戦する朗読劇『THANATOS~タナトス~』は、2020年に配信された作品の再演ということで、多くのファンが待ち望んでいた公演です。
藤沢文翁さんによる脚本と演出、豪華な声優陣による繊細な演技、そして「声」と「音楽」だけで紡がれる物語の魅力が詰まった本作。
視覚ではなく想像力を駆使して楽しむ朗読劇という新しい形のエンターテインメントを、ぜひ体感してください。