今日は何の日(8月27日は何の日)
世界湖沼の日 | 日本に原子の火がともった日 | 『男はつらいよ』の日 | ジェラートの日 | ちんすこうの日 | 仏壇の日 | ツナの日 | 益軒忌
今日は何の日8月26日
今日は何の日8月
今日は何の日8月28日
8月27日は何の日?8月27日の主な記念日をご紹介!
8月27日は、自然環境から科学技術、映画、食文化まで、幅広い物語が重なる日です。国連が定めた「世界湖沼の日」は、1984年8月27日に滋賀県大津市で開会した第1回世界湖沼会議にちなみます。
1957年には、茨城県東海村の研究用原子炉JRR-1が日本で初めて臨界に到達しました。1969年には映画『男はつらいよ』第1作が公開され、寅さんの長い旅がスクリーンで始まっています。
さらに、映画『ローマの休日』に由来する「ジェラートの日」もあります。「ちんすこうの日」は、沖縄の伝統菓子を未来へつなぐ記念日です。
毎月27日の「仏壇の日」「ツナの日」に加え、貝原益軒をしのぶ「益軒忌」も重なります。
8つの記念日をたどると、8月27日が日本と世界、昔と今を自然につなぐ日だとわかります。環境を考えたい人、映画や歴史が好きな人、夏のスイーツを楽しみたい人まで、それぞれ違う入口があります。まずは、特に由来を知っておきたい5つの記念日から見ていきましょう。
世界湖沼の日|琵琶湖から世界へ広がった8月27日の国際デー
「世界湖沼の日」は、毎年8月27日に湖や湖を取り巻く生態系へ目を向ける国際デーです。国連総会は2024年12月12日、決議A/RES/79/142を採択しました。これにより、8月27日がWorld Lake Dayと定められました。
この日付には、日本との深い結び付きがあります。1984年8月27日、滋賀県大津市で第1回世界湖沼会議が開会しました。琵琶湖の水質悪化をきっかけに、湖沼の環境を世界規模で考える場が日本から生まれたのです。
湖は、景色を楽しむ場所だけではありません。琵琶湖のような湖沼は水資源となり、魚や水鳥などの生き物を支えます。地域の暮らしや文化、観光とも結び付くため、人と自然の関係を映す存在でもあります。
一方、湖沼では水温の上昇や水草の増加、湖底付近の酸素不足などが課題になります。環境省も、気候変動などが湖の生態系に影響を与える問題を紹介しています。湖面が静かでも、水の中では変化が進んでいる場合があります。
8月27日に身近な湖を思い浮かべるだけでも、見え方は変わります。滋賀県の琵琶湖、北海道のサロマ湖など、日本各地には特色ある湖沼があります。旅行の思い出や水道の水源をたどることも、湖と暮らしのつながりを知る入口です。
国連は、湖が地球表面にある淡水の約90%を蓄えていると紹介しています。飲み水、農業、食、観光などへつながるため、湖の変化は周辺地域だけの話にとどまりません。8月27日に湖を考えることは、水そのものの未来を考えることにもつながります。
2025年には、制定後初めての「世界湖沼の日」を迎えました。日本で始まった湖沼保全の対話が、国連の国際デーへとつながった点は8月27日ならではの物語です。水辺を眺める日から、水辺の未来を考える日へと意味が広がっています。
日本に原子の火がともった日|1957年、JRR-1が日本初の臨界へ
8月27日は「日本に原子の火がともった日」と呼ばれます。1957年8月27日、茨城県東海村の研究用原子炉JRR-1が臨界に到達しました。日本の原子炉として初めての臨界でした。
JRR-1は、通称ウォーターボイラー型と呼ばれた研究用原子炉でした。日本原子力研究開発機構の記録では最大出力は50kWで、約20%濃縮ウランを使った臨界実験が行われています。実験そのものは8月26日から27日にかけて進められました。
「臨界」という言葉は、事故を連想させる場合もあります。しかし原子炉の運転では、核分裂の連鎖反応が一定の状態で持続することを指します。1957年のJRR-1では、その状態を日本で初めて研究炉として実現しました。
JRR-1は発電用の商業原子炉ではありません。炉物理の実験や放射化分析、放射性同位元素の生産、技術者の養成などに用いられました。日本の原子力研究を支える教育・実験の場として歩んだ研究炉です。
名称のJRRは「Japan Research Reactor」の頭文字です。1号炉であるJRR-1の成功後、JRR-2やJRR-3などの研究炉へ展開しました。1957年8月27日は、後の研究施設や人材育成につながる最初の節目として位置付けられます。
この出来事を知るときは、1963年10月26日のJPDRによる日本初の原子力発電と分けて考えると整理しやすくなります。8月27日は「日本初の原子炉が臨界に達した日」であり、「日本で初めて原子力発電をした日」ではありません。
原子力をめぐっては、研究、発電、安全、廃止措置など複数の視点があります。8月27日は、1957年の技術史を知りながら、その後の日本が原子力とどう向き合ってきたのかを考える入口にもなります。
『男はつらいよ』の日|1969年に寅さんの映画史が始まった日
「『男はつらいよ』の日」は、映画ファンなら覚えておきたい8月27日の記念日です。1969年8月27日、山田洋次監督、渥美清主演の映画『男はつらいよ』第1作が劇場公開されました。
主人公は「フーテンの寅」こと車寅次郎です。故郷の東京・葛飾柴又へふらりと戻り、家族や町の人を巻き込んでは、笑いと人情を残してまた旅へ出ます。恋に不器用な寅さんの姿も、シリーズを語るうえで欠かせません。
映画より先に、1968年にはテレビドラマ版『男はつらいよ』が放送されました。テレビ版の最終回では寅次郎が命を落とす展開でしたが、大きな反響を受けて山田洋次監督が映画化を企画しました。そして1969年8月27日、スクリーンの寅さんが誕生します。
第1作には渥美清、倍賞千恵子、前田吟、光本幸子らが出演しました。松竹の作品情報では、本編は91分。柴又の家族模様と旅先での出来事を通して、笑いの中に寂しさや優しさがにじむ作品です。
山田洋次監督の公式作品ページでは、原作も山田洋次です。脚本は山田洋次と森﨑東、音楽は山本直純と記録されています。制作陣を知ると、1969年8月27日が持つ映画史上の重みも伝わります。
『男はつらいよ』は、その後も長く続くシリーズになりました。第1作の公開日は、1本の人情喜劇が日本映画を代表する存在へ育っていく出発点です。8月27日が「寅さんの日」とも呼ばれる理由は、ここにあります。
柴又を歩いた経験がある人なら、帝釈天の参道や下町の風景を思い浮かべるかもしれません。まだ作品を見たことがない人は、8月27日に第1作から触れると、昭和の暮らしや家族の距離感まで味わえます。
ジェラートの日|『ローマの休日』の名場面から生まれた記念日
「ジェラートの日」は、冷たい甘さと映画の記憶を一緒に楽しめる8月27日の記念日です。日本ジェラート協会が制定し、一般社団法人日本記念日協会の認定を受けています。
由来は、映画『ローマの休日』です。日本ジェラート協会は、1953年8月27日の公開日にちなみ8月27日を記念日としました。米国映画協会の記録でも、同作は1953年8月27日にニューヨークで世界初公開されたと確認できます。
映画では、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がローマのスペイン階段でジェラートを味わう場面が知られています。石段と夏の光、王女の解放感が重なり、ジェラートがローマの旅情を象徴する食べ物として印象に残ります。
ジェラートはイタリアの冷菓です。牛乳や果汁、果肉、砂糖などを使い、素材の風味を生かした多彩な味が作られています。ピスタチオ、チョコレート、レモン、季節の果物など、店ごとの個性を比べる楽しみもあります。
日本ジェラート協会は2014年、8月27日を業界全体で盛り上げる象徴的な日として案内しました。映画の公開から61年後、日本でジェラート文化を楽しむ記念日として新しい意味が加わった形です。
『ローマの休日』の8月27日は、米国映画協会の資料ではニューヨークでの世界初公開日です。一般公開月は1953年9月と整理されています。記念日の由来を正確にたどるなら、「8月27日のニューヨーク世界初公開にちなむ」と覚えると分かりやすいでしょう。
8月の終わりに近い27日は、冷たいデザートがうれしい季節でもあります。『ローマの休日』を見ながらジェラートを選べば、1953年の映画と現代の食卓がひとつにつながります。味だけでなく、物語ごと楽しめる記念日です。
ちんすこうの日|沖縄の伝統菓子がGI登録された8月27日
「ちんすこうの日」は、沖縄の伝統菓子と地域の知的財産に目を向ける8月27日の記念日です。日付は、ちんすこうが地理的表示、いわゆるGIとして登録された2024年8月27日に由来します。
農林水産省は2024年8月27日、沖縄県の「ちんすこう」をGI登録第155号として登録しました。菓子類がGIに登録されたのは、このときが国内初です。登録生産者団体は沖縄県観光おみやげ品公正取引協議会となっています。
GI保護制度は、地域ならではの品質や評価を持つ食品などの名称を知的財産として守る仕組みです。ちんすこうの場合、生産地は沖縄県で、主要な原料には小麦粉などの穀粉、砂糖、ラードが挙げられています。
サクサクした食感と口溶け、ラードが生む濃厚な風味は、ちんすこうらしさを形づくります。農林水産省の登録情報では、ルーツは琉球王朝時代までさかのぼるとされています。沖縄土産の定番に、長い食文化の歴史が重なっているのです。
農林水産省のGI登録情報では、首里城内で作られていた琉球独自の伝統菓子が土台とされています。王朝最後の宮廷料理人の子孫が考案した焼き菓子とされ、沖縄の養豚文化に根付くラードの利用も特徴です。地域の歴史と食材が、現在のちんすこうの風味につながっています。
2025年には、8月27日の「ちんすこうの日」登録を記念した催しが那覇空港で開かれました。沖縄県観光おみやげ品公正取引協議会の会員企業15社が参加し、伝統菓子を広く知ってもらう機会になりました。
プレーン、黒糖、塩、果物を使った味など、現代のちんすこうには多彩な楽しみ方があります。8月27日に1本手に取れば、沖縄旅行の記憶だけでなく、GI登録によって守られる地域の技と歴史にも自然と関心が向きます。
8月27日その他の記念日
仏壇の日 | ツナの日 | 益軒忌
8月27日は何の日 まとめ
8月27日には、自然・科学・映画・食に関する記念日が集まります。世界湖沼の日や『男はつらいよ』の日など、分野の違いも鮮やかです。さらに、毎月27日の仏壇の日とツナの日、貝原益軒をしのぶ益軒忌も重なります。
1984年の滋賀県大津市、1957年の茨城県東海村、1969年の映画館、1953年のニューヨーク、2024年の沖縄。8月27日をたどるだけで、時代も場所も異なる出来事が一本の暦でつながります。
気になった記念日を、身近な行動に変えるのも楽しみ方の1つです。湖へ出かける、寅さんの第1作を見る、ジェラートを味わう方法があります。
8月27日を家族や友人との話題にすれば、日本の文化や科学、環境へ会話を広げられます。日付の由来を知ると、いつもの8月27日が少し立体的に見えてきます。


