第2の成人式はどんな日?
✅ 『DRESS』創刊日に制定された日
✅ 40代の再出発を応援する日
✅ 株式会社giftと『DRESS』が中心
新しい年度の始まりである4月1日には、社会や暮らしの節目を感じさせるさまざまな記念日があります。
その中でも「第2の成人式」は、年齢を重ねた先にある新しい魅力へ目を向ける、印象的な記念日です。
成人式と聞くと20歳の晴れやかな門出を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、この日は少し視点が違います。
若さそのものを祝うのではなく、経験を積み、迷いながらも自分の価値観を育ててきた大人の女性の歩みを前向きにとらえる日として生まれました。
制定したのは、2013年4月1日に創刊した女性向けメディア『DRESS』の発行元である株式会社giftです。
『DRESS』は40代という年齢をマイナスに見るのではなく、むしろ人生の厚みや自由さが増していく時期として発信を続けてきました。
その考え方が象徴的に表れたのが、「アラフォーの4月1日を第2の成人式と呼ぶ」という発想です。
年齢をただ数えるのではなく、ここからもう一度、自分の人生を選び直してもいい。
そんな気持ちをそっと後押ししてくれるところに、この記念日の大きな魅力があります。
第2の成人式の由来が心に残る理由
第2の成人式が4月1日に定められた理由は、ひとつではありません。
まず大きいのは、『DRESS』の創刊日そのものが2013年4月1日だったことです。
記念日としての出発点が、媒体の誕生と重なっているため、この日は『DRESS』の価値観を象徴する日として選ばれました。
さらに4月1日は、多くの人にとって新年度の始まりでもあります。
学校、職場、暮らし、人間関係。
春の空気の中で「ここからまた新しく始めよう」と思いやすい日だからこそ、人生の次の章に進む気持ちと相性がよかったのでしょう。
そして、この記念日を語るうえで外せないのが「401」という数字の読み解きです。
4月1日を数字にすると401。
この数字に「40代を一番美しく」「40代でもう一度輝く」「40代シングルを応援する」という思いが込められました。
語呂合わせというと軽やかに聞こえるかもしれませんが、そこに込められた視線はとても真剣です。
40代は、若さだけでは乗り切れない現実と向き合う場面が増える時期でもあります。
その一方で、仕事の経験が積み重なり、自分に似合うものがわかり、人との距離感も少しずつ整ってくる年代でもあります。
そんな年代を“通過点”としてではなく、“再び自分の人生の主役になるタイミング”として見つめたことに、この記念日の個性があります。
20歳の成人式が社会の一員としてのスタートなら、第2の成人式は、自分らしい生き方を自分で選び取るための再出発といえます。
年齢に節目をつける発想は昔からありますが、この記念日はとくに、40代を前向きに言い換えた点が新鮮でした。
年齢を重ねることに不安を感じやすい人ほど、この由来を知ると、少し肩の力が抜けるのではないでしょうか。
春に背中を押されるように、自分の歩幅でまた始めればいい。
そんなやさしさが、4月1日という日にしっくり重なっています。
第2の成人式から見えてくる40代の新しい魅力
第2の成人式のおもしろさは、単に「珍しい名前の記念日」で終わらないところにあります。
この日が映し出しているのは、40代という年代の見え方そのものです。
かつて女性向けメディアでは、年齢をどう若く見せるか、どう衰えを隠すかが強く語られる場面も少なくありませんでした。
その中で『DRESS』は、40代を“愛すべき年齢”として掲げました。
これは言葉にするとさらりとしていますが、実際にはかなり力のあるメッセージです。
なぜなら、年齢を重ねた人ほど、若さだけでは手に入らない魅力を知っているからです。
失敗して学んだこと。
選ばなかった道も含めて、自分の歴史として抱えていること。
似合う服や似合わない言葉がわかってくること。
誰かの期待どおりではなく、自分の納得で選ぶ勇気が少しずつ育つこと。
そうした積み重ねが、40代の表情や言葉に深みを与えていきます。
第2の成人式は、そうした価値を「まだ途中だからこそ美しい」と受け止める記念日でもあります。
また、4月1日という日付は、新生活の高揚感と同時に、不安や緊張も抱えやすい日です。
新しい職場、新しい人間関係、新しい役割。
何かが始まる時期は、期待だけでなく、心が少しざわつくものです。
そんなタイミングに「もう一度、自分の人生を引き受け直す日」という考え方があると、不思議と気持ちが整います。
派手な儀式がなくてもいい。
ドレスアップして写真を撮らなくてもいい。
好きな服を選ぶ、やりたかったことを始める、会いたい人に連絡する、立ち止まっていた計画を再開する。
そんな小さな行動も、第2の成人式らしい過ごし方になります。
この記念日には、年齢への見方を少しやわらかく変える力があります。
40代は、もう遅い年代ではありません。
むしろ、自分に必要なものと、もう手放していいものが見え始める、とても豊かな季節です。
そのことを、4月1日という分かりやすい日に重ねて覚えておけるところが、この記念日の大きな魅力です。
第2の成人式と深く関わる『DRESS』と山本由樹さん
第2の成人式を語るなら、やはり『DRESS』という媒体の存在は欠かせません。
『DRESS』は2013年4月1日に創刊した40代女性向けのメディアで、自由に、自分らしく生きたい女性たちへ向けた情報発信を行ってきました。
創刊時のターゲットとして強く意識されていたのは、40歳前後の独身女性です。
もちろん既婚、未婚といった線引きだけで語れる時代ではありませんが、当時の女性誌としては、その視点がかなり新しかったことがわかります。
結婚しているかどうかではなく、どう生きたいかで女性の人生を見ようとしたところに、『DRESS』らしさがありました。
この媒体を率いた人物として知られるのが、山本由樹さんです。
山本さんは『STORY』や『美ST』の編集に深く関わり、アラフォー女性向けの雑誌づくりで大きな実績を重ねてきた編集者として知られています。
その経験を土台に、新たに立ち上げたのが株式会社giftと『DRESS』でした。
40代女性の生き方を応援するという姿勢は、誌面だけでなく、コミュニティづくりにも表れていました。
読者が交流できる場や活動の仕組みを持っていたことも、『DRESS』が単なる雑誌以上の存在として記憶されている理由のひとつです。
その後、『DRESS』は2016年4月に新体制へ移行し、株式会社コミュニタスの運営によるウェブマガジンへと軸足を移しました。
紙の雑誌は『DRESS MAGAZINE』という名称で季刊販売へ移行し、媒体としての形も変化しています。
さらに現在の運営会社の表記は、旧商号である株式会社コミュニタスから変更され、株式会社DRESSとなっています。
つまり、第2の成人式はひとつの雑誌が生んだ記念日でありながら、その背景には、時代に合わせて姿を変えながら続いてきたメディアの歩みがあるのです。
記念日だけを見るとやわらかな印象ですが、その裏には「40代女性の生き方をもっと自由にしたい」という、かなり骨太な思想が流れています。
その思いがあったからこそ、第2の成人式という名前は、耳に残るだけでなく、心にも残る言葉になったのでしょう。
第2の成人式に関するよくある質問
第2の成人式は公的な行事なのですか?
第2の成人式は、自治体が行う成人式のような公的儀式ではありません。
株式会社giftが『DRESS』の創刊に合わせて制定した記念日で、40代の女性たちの生き方を応援するというメッセージ性を持った日です。
そのため、役所から案内が届いたり、全国で統一の式典が行われたりするわけではありません。
ただ、公的な制度でないからこそ、受け取り方や過ごし方に自由があります。
節目として心の中で大切にしてもいいですし、友人同士で食事をしたり、新しい挑戦を始める日にしたりしても素敵です。
形式より意味を大切にできるところが、この記念日の良さといえます。
第2の成人式は40歳ちょうどの人だけの日ですか?
名前からすると40歳を迎える人だけの日に見えるかもしれませんが、込められている思いはもっと広く、40代を前向きに生きる人たちへ向けられています。
4月1日を「401」と見立て、「40代を一番美しく」「40代でもう一度輝く」という意味が込められているため、厳密に40歳当日だけを祝うものではありません。
40代に入ったばかりの人はもちろん、これから40代を迎える人、あるいはその価値観に共感する人にとっても、十分に響く記念日です。
年齢を線で区切るというより、人生を自分らしく選び直すきっかけとして受け止めるのが自然でしょう。
第2の成人式と現在の『DRESS』にはどんなつながりがありますか?
第2の成人式は、もともと2013年4月1日に創刊した『DRESS』の理念から生まれた記念日です。
その後、『DRESS』は2016年4月に新体制へ移行し、ウェブマガジンを中心とした運営へ変わりました。
紙媒体は『DRESS MAGAZINE』として季刊販売に切り替わり、さらに会社の商号も旧コミュニタスから株式会社DRESSへ変わっています。
形は変わっても、「自分らしく輝きたい女性を応援する」という軸は受け継がれてきました。
そのため、第2の成人式は過去の雑誌文化の名残ではなく、今もなお、年齢の見方を軽やかに変えてくれる発想として価値を持ち続けているといえます。
第2の成人式が教えてくれる、年齢を味方にする生き方
第2の成人式は、4月1日という始まりの日に、40代の魅力と再出発の意味を重ねた記念日です。
2013年4月1日創刊の『DRESS』をきっかけに、株式会社giftが制定し、「401」という数字に40代への応援の気持ちを託しました。
この記念日のいいところは、年齢を若さの延長線で競わせないところです。
経験を重ねたからこそ生まれる美しさ、迷ったからこそ手にできる自由、自分で選ぶからこそ深まる人生の手応え。
そうしたものを、静かに肯定してくれます。
春は、何かを始めたくなる季節です。
その気持ちに背中を押す言葉として、「第2の成人式」という考え方を覚えておくと、4月1日が少し違って見えてきます。
人生は一度きりですが、自分を引き受け直す節目は何度あってもいい。
そう思わせてくれるところに、この記念日のあたたかな価値があります。
