尿もれ克服の日(2月20日 記念日)はどんな日?
✅ 尿もれ克服の日の由来は、語呂合わせ「に(2)・も(2)・れ(0)」から制定された日です。
✅ 尿もれは女性の4人に1人が経験すると言われ、正しいケアで改善できる症状です。
✅ 尿もれ克服の日を制定したのは、排尿障害を経験した女性たちが結成した「ひまわり会」です。
「言いづらい悩み」から、「話せる未来」へ。心に寄り添う記念日
もし、あなたが電車で立っているときに「急にトイレに行きたくなった」とします。
けれど間に合わなかった……。そんなとき、誰にも相談できず、一人で泣きたくなる夜を過ごしたかもしれません。
「歳のせいかな」「恥ずかしくて病院なんて行けない」――そう思ってしまうのも無理はありません。
けれど、そんな想いを抱えてきた女性たちが、自ら声を上げて作った記念日があります。それが「尿もれ克服の日(2月20日)」です。
この記念日は、誰もが気軽に「自分の体の悩み」を話し合える社会を目指す、小さな希望の火。
ここでは、この記念日の由来や背景、尿もれの正しい知識、改善策、そして制定に込められた想いについて、心を込めてお届けします。
尿もれ克服の日の由来とは?「ひまわり会」が届けたい未来
2005年、大阪市西区に事務局を構える「ひまわり会」によって、この記念日は誕生しました。
ひまわり会は、排尿障害に悩み、それを克服した元患者の女性たちが立ち上げた当事者団体です。多くの女性が尿もれを「誰にも言えない悩み」として抱えている現実に、彼女たちは立ち向かいました。
「一人で悩んでほしくない」
「治療すれば改善できることを、もっと知ってほしい」
そんな想いから、記念日をつくることを決意したのです。2月20日という日付は、「に(2)・も(2)・れ(0)」という語呂合わせ。
語呂合わせではあるものの、「この悩みを明るく前向きに話せるように」という願いが込められています。そしてこの記念日は、日本記念日協会により正式に認定されました。
今では、全国の医療機関や福祉施設でも啓発活動が行われるきっかけとなっています。
尿もれ克服の日に知っておきたい大切なこと
女性の4人に1人が経験者。それでも語られない現実
尿もれというと、「高齢者の話」「産後の一時的な症状」と思われがちですが、実際には健康な女性の4人に1人が何らかの尿もれを経験しています。
しかしながら、その多くが受診せず、悩みを放置してしまっているのが実情です。その理由は、「恥ずかしいから」「誰にも相談できないから」「仕方ないと思っているから」など。
でも本当は、尿もれはちゃんと改善できる症状です。
尿もれにはタイプがある|自分の症状を知る第一歩
尿もれは、主に次の3つのタイプに分類されます。
● 腹圧性尿失禁
笑ったとき、咳をしたとき、ジャンプしたときに起こる尿もれ。腹圧がかかったときに、膀胱から尿が漏れてしまうタイプです。
→ 最も多く、尿もれ患者の6割以上がこのタイプと言われています。
切迫性尿失禁
「トイレに行きたい」と思ったその瞬間、我慢がきかず漏れてしまうタイプ。膀胱の収縮が過剰になることで起こります。
混合型尿失禁
上記2つが同時に起こるケース。特に中高年女性に多く見られます。自分がどのタイプかを知ることで、適切な治療やケアを受けやすくなります。
治療法は?希望を持てる3つのアプローチ
- 骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)
骨盤まわりの筋肉を鍛えることで、尿道の締まりが改善します。
正しいやり方を続ければ、数ヶ月で効果が期待できます。 - 薬物療法
膀胱の収縮を抑える薬や、尿道を締める薬が処方されることがあります。 - TVT手術(尿道スリング手術)
メッシュ状のテープで尿道を支える手術で、高い改善効果が見込まれます。
特に腹圧性尿失禁に効果的で、日帰り手術も可能になっています。
いずれの方法も、専門医と相談の上、自分のライフスタイルに合った治療を選ぶことが大切です。
尿もれ克服の日を支える団体「ひまわり会」とは
「尿もれ克服の日」を制定したひまわり会。
この団体は、患者ではなく元患者が中心になって活動している点で、非常にユニークな存在です。
彼女たちは、自身がかつて「言い出せなかった苦しさ」を体験してきたからこそ、今、悩んでいる人の痛みをよく理解しています。
そんな彼女たちの活動は多岐にわたります。
- 体験談のシェア
- 医療機関との連携講演会
- 骨盤底筋体操のレクチャー
- 尿もれに関する製品紹介
- 交流会の開催
中には、イベントで骨盤底筋体操を一緒に実践し、「あれ?意外とできるかも」と笑顔になった参加者も。ひまわりのように、太陽に向かって堂々と咲く女性たちの姿は、誰かにとっての勇気そのものです。
尿もれ克服の日に関するよくある質問
Q1:尿もれがある場合、病院はどこを受診すればいい?
A:泌尿器科や、婦人科、もしくは「尿失禁外来」がある病院を選びましょう。
Q2:体操だけで本当に改善する?
A:軽度であれば、骨盤底筋体操のみでも大きな改善が期待できます。毎日継続することがカギです。
Q3:尿もれパッドを使っていても大丈夫?
A:一時的な対処法としては有効ですが、根本改善には医療との連携が重要です。恥ずかしがらずに相談を。
尿もれ克服の日(2月20日)まとめ|その悩み、一人じゃない
尿もれ克服の日は、「相談できなかったあの日」の記憶を、「乗り越えられた日」へ変えるための記念日です。
たった一言「大丈夫だよ」と伝えたい。そして「私も、実は悩んでた」と話してくれる人が、あなたのすぐそばにいるかもしれません。
この記念日が、多くの女性にとって、“自分を大切にする日”になりますように。

