初午いなりの日(2月11日 記念日)はどんな日?
✅ 「初午」と呼ばれる縁起の良い日に、稲荷神にちなんでいなり寿司を食べて福を招く日
✅ いなり寿司の「い・な・り」それぞれに願いが込められた縁起の良い食べ物
✅ 一般社団法人・全日本いなり寿司協会が制定し、日本記念日協会が正式に認定
ふと思い出す、甘くてやさしい味。お弁当のすみっこや、家族の集まり、商店街の惣菜コーナーに並ぶ、どこか懐かしいいなり寿司。
そんな誰もが一度は口にしたことのあるあの味が、実は日本の伝統と深くつながった「福を招く食べ物」だったことを、あなたはご存じでしょうか?
2月11日は「初午いなりの日」。
この日は、稲荷神社の神様に感謝を捧げる日であり、同時に、いなり寿司を味わいながら、自分自身や家族の幸福を願う特別な一日でもあります。
いなり寿司の「い」は命が延びる、「な」は名を成す、「り」は利益を上げる。そんな願いを込めて、いなり寿司を3つ食べると、福が訪れると言われているのです。
普段は何気なく食べているいなり寿司が、じつはこんなにありがたいものだったなんて。
ここでは、「初午いなりの日」の意味や由来、いなり寿司との深い関係、そして家族や友人と楽しめる豆知識まで、余すところなくご紹介します。
初午いなりの日の由来|なぜ2月11日?いなり寿司との関係とは?
「初午いなりの日」は、一般社団法人・全日本いなり寿司協会が2017年に制定し、日本記念日協会により認定された記念日です。その背景にあるのが、日本古来の「稲荷信仰」と「初午(はつうま)」という神事。
まず、「初午」とは何か。これは、旧暦の2月最初の「午(うま)」の日を指します。
この日は、稲荷神社のご祭神「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」が京都の伏見稲荷大社に降臨したと伝えられる日であり、全国の稲荷神社で「初午祭(はつうまさい)」という大きなお祭りが開かれます。
稲荷神は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、そして豊かな暮らしの象徴とされ、日本全国で厚く信仰されてきました。
そしてその神の使いとされているのが「キツネ」です。このキツネが好物とされているのが「油揚げ」。
その油揚げに酢飯を詰めたのが「いなり寿司」です。つまり、いなり寿司とは、神様への供物であり、福を招く神聖な料理でもあるのです。
「初午いなりの日」は、この「初午」と「いなり寿司」を組み合わせて、「運気が高まる日に、縁起物であるいなり寿司を食べよう!」という文化を広める目的で作られました。
日付が2月11日なのは、「初午」の時期に近く、かつ国民の祝日「建国記念の日」と重なることで、広く親しまれるようにという意図が込められています。
初午いなりの日の豆知識|いなり寿司を3つ食べる意味とは?
いなり寿司といえば、ふわっとした油揚げに甘く味付けされた酢飯が入った、日本を代表する家庭料理。
でも実は、ただの「おいしいお寿司」ではないのです。日本記念日協会では、初午いなりの日に「いなり寿司を3つ食べること」を推奨しています。
なぜ3つなのでしょうか?
その理由は、「いなり」という言葉の中にあります。
- 「い」=命が延びる
- 「な」=名を成す
- 「り」=利益を上げる
つまり、「いなり寿司を3つ食べる」ことで、「健康・成功・繁栄」という3つの福を願うことになるのです。
これってすごく縁起が良くありませんか?
しかもいなり寿司って、おにぎりや巻き寿司に比べて保存が効き、甘みもあって子どもにも人気。だから家族みんなで楽しめるのも魅力のひとつです。
さらに、いなり寿司には地域差もあります。関東では俵型、関西では三角型。
中身にも違いがあり、関西では椎茸やにんじんを入れたり、関東では白ご飯をそのまま詰めることも。地元の「ご当地いなり」を食べ比べしてみるのも、初午いなりの日ならではの楽しみ方です。
初午いなりの日と関わる団体と神様|「全日本いなり寿司協会」と「宇迦之御魂神」
この記念日を制定したのは、「全日本いなり寿司協会」という、ちょっとユニークで愛にあふれる団体です。
東京都港区南青山に事務局を構えるこの協会は、「いなり寿司の地位向上と普及」を目的に活動しています。いなり寿司をただの軽食ではなく、文化として、そして和食の一部として正当に評価してもらいたい。
そんな思いから、「初午いなりの日」の制定に至りました。
一方、「初午いなりの日」の宗教的背景にあるのが、「稲荷神(いなりしん)」の信仰です。主祭神の「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」は、食物・農業・商業をつかさどる神として崇拝されてきました。
この神様が初めて降りてきたとされるのが、2月最初の「午の日」、つまり「初午」。だからこの日は、稲荷神のお誕生日とも言われており、特に稲荷神社では盛大な初午祭が行われるのです。
伏見稲荷大社をはじめ、豊川稲荷や笠間稲荷、田県神社など、全国の稲荷神社でさまざまなイベントや祈祷が行われます。
狐の面をかぶった行列や、甘酒のふるまい、初午いなりの販売など、地域によって色とりどりの風習があり、参加するだけで楽しく、学びも深まります。
初午いなりの日に関するよくある質問
Q1. 初午の日と「初午いなりの日」は同じですか?
いいえ、完全には同じではありません。初午の日は年によって日付が変動しますが、「初午いなりの日」は毎年2月11日と決まっています。初午に近い祝日として設定されました。
Q2. 「いなり寿司を3つ食べる」と本当に縁起がいいの?
はい。「い=命」「な=名」「り=利益」と言われ、それぞれの願いを込めて食べる風習があります。幸運を呼び込む縁起食として推奨されています。
Q3. 子どもにも伝えやすい「初午いなりの日」の説明はありますか?
「今日はキツネさんの誕生日だから、大好きな油揚げで作ったお寿司を食べてお祝いする日だよ」と伝えると、楽しく覚えてもらえます。
初午いなりの日(2月11日 記念日)のまとめ
いなり寿司は、ただの食べ物ではありません。
そこには、稲荷神を大切にしてきた日本人の心、五穀豊穣や商売繁盛を願う真心、そして家族の幸せを祈る文化が詰まっています。2月11日の「初午いなりの日」は、そんな和の心をもう一度見つめ直す、やさしくてありがたい記念日です。
家族で囲む食卓に、いなり寿司を3つ。その一口一口に、「命」「名」「利益」という小さな願いが込められていると思うと、なんだか心まであたたかくなる気がしませんか?
今年の2月11日は、いなり寿司とともに、自分や大切な人の幸せを願う日にしてみてください。
今日は何の日(2月11日は何の日)
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