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11月22日はボタンの日|日本の制服と共に歩んだボタンの歴史と豆知識を徹底解説!

ボタンの日の由来や歴史、釦の漢字の意味、日本釦協会の活動をわかりやすく解説した記念日特集記事
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ボタンの日(11月22日 記念日)はどんな日?

✅ 1870年に日本海軍の制服にネイビースタイルが採用され、桜と錨模様の国産ボタンが公式に採用された記念日。
✅ 「釦(ボタン)」という漢字表記は、明治時代に新しく作られた当て字で、金属製の紐代用品という意味が込められている。
✅ 日本釦協会と全国ボタン工業連合会が制定し、ボタン文化の発展と産業育成を目的としている。

「ボタン」ひとつで語れる物語がある

あなたが今着ている服にも、たぶん「ボタン」が付いているでしょう。

でも、そんな小さなパーツに、深くて長い歴史があることをご存じでしょうか。

毎朝何気なくかけるボタン。

外出先で外れたボタンに焦ったこと。

新しいコートを選ぶとき、目を引いたのは「ボタンのデザイン」だったこと。

気に留めないけれど、暮らしの中にしっかり存在している「ボタン」。

その存在を改めて考えるきっかけになるのが、11月22日の「ボタンの日」です。

この記事では、「なぜこの日がボタンの日なのか」「どんな人や団体が関わっているのか」「豆知識として誰かに話したくなる情報」まで、楽しく深く紹介します。

読み終えたとき、あなたはきっと今日のボタンを見直したくなるはずです。

なぜ11月22日が「ボタンの日」?意外なルーツとは

「ボタンの日」は1987年、服飾ボタンに関わる団体である日本釦協会と全国ボタン工業連合会によって制定されました。

しかしその起源は、さらに100年以上前にさかのぼります。

時は1870年(明治3年)。

日本は急速に西洋文化を取り入れていた時代です。

この年の11月22日、日本海軍がヨーロッパ式の制服スタイル、いわゆる「ネイビールック」を公式に採用しました。

このときに導入された軍服に装着されたのが、なんと国産のボタン。

しかも、そのデザインは金地に「桜」と「錨(いかり)」をあしらったもの。

桜は日本の象徴、錨は海軍の象徴。

この2つをあわせたデザインは、日本の誇りと海軍の精神を象徴するものでした。

前面には2列に各9個、後面には2列に各3個。

合計24個のボタンが取り付けられるという厳格な規定までありました。

この「ボタンの規格化」は、単なる装飾を超えた国家的デザイン戦略でもあったのです。

そしてこの日が、ボタン産業の出発点と位置づけられ、「ボタンの日」の由来になったのです。

「釦(ボタン)」という漢字に隠された秘密

ボタンを漢字で書くと「釦(こう)」。

でも、これをすんなり読める人はあまり多くないかもしれません。

なぜこの字なのか?なぜカタカナ表記ではなく、あえて漢字を使うのか?

その理由は、明治政府によるある布告にあります。

当時、西洋から持ち込まれた「button」という言葉にぴったりの日本語が存在しませんでした。

そのため、当時の太政官は「金属製の留め具で、紐の代用品として使われるもの」という意味を込めて、「紐釦(ちゅうこう)」という言葉を使い、「これをボタンと読ませる」と定めたのです。

ここから「釦(こう)」という字が使われ始めました。

この字は「金へん」に「口」と書きます。

まるで「服の口(開き口)に使う金属部品」を象徴しているようにも見えます。

当時の日本人が、言葉だけでなく文化や技術をどうやって取り入れようとしていたかが、この一文字にも現れているのです。

まさに「漢字文化」と「輸入語」の融合の証といえるでしょう。

ボタンは文化、デザイン、産業をつなぐ

「たかがボタン」と思ってしまいがちですが、ボタンは「衣服の機能性」「デザインの個性」「産業の技術力」を結びつける重要な部品です。

例えばシャツ1枚でも、ボタンの素材がプラスチックか金属かで印象が変わります。

デザインがクラシックかモダンかで、その服の印象もまるで別物になります。

素材、色、形、位置、数、留め方——。

ボタンひとつに込められる情報は想像以上に多く、それらが「服の完成度」を大きく左右します。

また、ボタンの製造には、金型加工、プレス、染色、表面仕上げなど、非常に高度な技術が必要です。

日本のボタン産業は、高度成長期を支えた一大産業のひとつでもあり、戦後には「世界に誇る日本製ボタン」がファッションブランドでも高く評価されました。

つまり、ボタンは小さな部品でありながら、文化・デザイン・産業という大きな枠をつなぐ「要(かなめ)」なのです。

ボタンの日を支える人々と団体の努力

「ボタンの日」を制定したのは、日本釦協会(にほんぼたんきょうかい)と、全国ボタン工業連合会という2つの団体です。

これらの団体は、単にボタンの製造だけでなく、

・ボタン文化の普及
・新しいデザインや技術の推進
・品質基準の制定
・後継者育成

など、幅広い活動を行っています。

日本釦協会は、服飾業界との連携も深く、ファッションイベントや展示会などにも積極的に参加しています。

また、子どもたちや一般市民を対象にしたワークショップなどを通じて、「ものづくりの楽しさ」「ボタンの奥深さ」を伝える活動も行っています。

地味に見えてしまいがちな分野だからこそ、「ボタン」という存在をもう一度スポットライトの下に置くために、彼らは記念日を活用しているのです。

ボタンの日に関するよくある質問

Q1:11月22日はなぜボタンの日に選ばれたのですか?
A:1870年11月22日に、日本海軍の制服に西洋式のネイビースタイルが採用され、そこに日本製のボタンが公式に導入されたことが由来です。

Q2:「釦(こう)」という漢字はどう読むの?なぜこの字になったの?
A:「こう」「ボタン」と読みます。明治時代にボタンを日本語でどう表すか決める際、金属製の紐代わりという意味から作られた当て字です。

Q3:ボタンは日本でいつごろから一般的になったの?
A:明治時代以降、洋装の普及とともにボタンの需要が高まりました。戦後には日本の高品質ボタンが世界中に輸出されるようになりました。


その他の記念日(11月22日)

  • いい夫婦の日
  • ペットたちに感謝する日
  • 長野県りんごの日
  • 大工さんの日
  • 和歌山県ふるさと誕生日
  • わんわん・にゃんにゃんの日

まとめ:ボタンの日(11月22日 記念日)を通じて「日常にある歴史」に気づく

11月22日の「ボタンの日」は、たった一つの小さなパーツから広がる、日本の歴史と文化への入口です。

「見落としていたけど、実は大切だったもの」。

ボタンには、そんな存在感があります。

毎朝シャツに手を通すとき。

お気に入りのコートを羽織るとき。

その小さなボタンに、ちょっとだけ意識を向けてみてください。

そこには、150年以上続く物語と、日本のものづくりの魂が、静かに、でも確かに、息づいています。

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